小さな「好き」が偉大な使命へ「幸せを実感できない・使命が見つからない人へ。」

「絵本を書く!」という事に目覚めたT君

こんにちは、辻耀子です。

 

さて先日、北陸へ出張した時のこと。

 

仲良しな友人夫婦が富山でカフェをやっているのですが、

マスターのT君が『絵本を書く!』という事に目覚めたんですネ。

 

で、今回訪問した際、絵本の原稿を見せてもらえたんです。

 

この絵本の感性に、私はとても心を奪われたというのか・・・

一言で言えば「すごい!」だったんですネ。

 

絵本の中にものすごーくステキな言葉がありましたので、

ぜひお伝えさせて下さい。

 

(T君へ、勝手にすみません!)

朝が来ないといいのにって泣いていたら

絵本の中には、お茶の精が出てきます。

 

お茶の精が、こう言うのです。

 

“ 朝が来ないといいのにって泣いてたおじょうさん、

そんないや~な気持ちのなくしかたを授けましょう。

それはとってもかんたんなこと。

好きな事や好きなものを心に入れていくのです。

たくさん集まると心がポカポカして、いや~な気持ちが

どこかへ飛んでいくのでござる茶茶。”

 

お茶の精からこの言葉を授かったおじょうさんは、

人ごみの中で自分の好きな事やものを探し始めます。

 

そして彼女は、「おいしいチャイが好き」だという事や、

「焼きたてのパンの香りが大好き」だという事などに気付いていくのです。

ゆったり、ほっこりした気分 あ~しあわせ

私も、富山にあるそのT君夫婦のカフェで頂くチャイが

目下 日本で一番おいしい!と感じていて、マスターT君の煎れてくれるお茶だけ

で いつもとっても気持ちが満たされます。

 

まるでレイキを誰かに流したり、

自分自身にしばらく当てていた時のような

あの「ゆったりとした、ほっこり気分」があっという間に

全身を巡るのです。

 

そしてなんとも言えず満たされる感覚がやってくるのです。

 

それは、

 

「あ~・・・・・・・しあわせ♪」

 

って思わずつぶやいてしまうような瞬間です。

 

自分の使命を見つけるということ

ところで少しだけ話が逸れるのですが、

私の元には、

絵本の中のおじょうさんのように

 

 

何だか理由はよく分からないけれど、憂鬱」

「自分のやりたい事が分からない」

「生きがいが見つけられない」

 

という悩みを抱えた多くの方が相談に訪れて下さいます。

偉大な何かを見つけなければ幸せになれないという思い込み

もちろん心理学的アプローチは色々できます。

「なぜやりたい事が見つけられないのか」に関して、

潜在意識や無意識という言葉を用いた難しい理論理屈も展開できます。

 

だけど一番の問題は・・・

 

もしかしたらきっと、

 

「ものすごーーーーーーーーーく立派で偉大な何かを見つけようとしている」

「それが見つからなければ幸せにはなれない」

と思い込んでいるのかも・・・

(だから人生が苦しいのかも)とよく思わされる事があったりするのですよ。

見つけたとたん人生が晴れやかになるもの?

「自分の使命は?」

「自分の天命は?」

「自分の天職は?」

「自分が生きている意味は?」

 

こんな感じで・・・。

 

もちろん、いきなり大本命の大きな使命を見つけられるといいですよネ。

 

 

けれど、たとえ見つかったとしても、

それによっていきなり人生がパーッと晴れやかになるかというと、

それはなかなか難しいかも・・・

 

と、私は思ったりしています。

 

見つかった瞬間すぐに覚悟が決められるもの?

だって、見つかった!と思った瞬間、

もう「でもこんな自分ごときに何が出来るの?」

「自分にはムリだ・・・」というような

ネガティブな気持ちや自信のなさが襲ってきたりするからです。

 

そこまでの自覚はなくても、その見つかった使命に向かって、

今日からまい進できますか?

 

「よ~し、じゃあ今から仕事をやめて、それに取り掛かるぞ!」

って覚悟を決めて動き出せます?

始めることやり続けるはカンタンではない

ほとんどのかたはムリかと思うんです。

 

一瞬盛り上がっても、すぐに現実にかえります。

そして3日もすれば夢から覚めたかのようにモチベーションがひゅう~と下がる・・・。

 

見つかった使命をずーっと心の中心に据えて、行動を起こし続ける

・・・やりだす、やり続けるというのはけっこうカンタンではない

 

ように思うんです。

 

(周囲のかたから、「ダメだよ、ムリだよ、やめときなよ」と言われたりもするしネ(^_^;)。)

あなたにお聞きします「なぜやりたい事をみつけたいの?」

けれど・・・。

 

もしもあなたが今日のお話、

「あ~、これ今の自分に当てはまるような?何となくそんな気がする」と

思いながら読んで下さっているなら、

私はここでもう一度、あなたに聞いてみたいのです。

 

「なぜ、やりたい事を見つけたいの?」

「その先に何が待ってるような気がしてるのですか?」

「なぜ?」

「なぜ?」

 

多分、ご自身に問いかけていくと、答えは非常にシンプルです。

「だって・・・もっとハッピーになれそうだから」

「だって・・・もっと幸せに生きたいから」

「だって・・・とても退屈だから」

「だって・・・イライラしたくないから」

 

おそらくどの人も、この辺りに落ち着くのではないかと思うのです。

いきなりハッピーを手に入れてもいい!

そう、『天命や使命を知りたい』んじゃなくて、

『それが手に入ればもっとハッピーになれるかも!』って、

私たちは思っているようなのです。

 

 

だったら、いきなり最初からダイレクトに、

『ハッピー』を目指してもいいじゃない??

 

その方法がT君の絵本にサラリと書かれていたので、

私は「ハッ!!」とさせられたのでした。

小さな「好き」が偉大な使命へ

今すぐハッピーになりたい人には、

『自分のやりたい事』や『使命』を探すよりも、まずこれ。

一杯のチャイと、お茶の精のことば。

 

“それはとってもかんたんなこと。

好きな事や好きなものを心に入れていくのです。”

 

このことばをお茶の精から授かったおじょうさんは、

本当~にささいなハッピーの種に気付きます。

 

ささやかな「好き」でハートを埋める

お茶がおいしい、大好きだという事。

やきたてのパンの香りが大好きだという事。

 

というわけで・・・。

 

”ささやかで小さなものをハートの中に集めていくこと。”

そして、その小さな「好き」で

ハートの中がどんどん埋められていった時、

私達は何かを成し遂げなくてもまず先に『ハッピー』を手に入れてしまうようです。

 

あまりにあっけなくて、種はあちこちにささやかに存在していて、

拍子抜けしてしまうような感じかも知れません。

(笑)。

好きを誰かと分かち合う

あとは・・・「どうやってこれを天職にまで結びつけ、

使命にまで結びつけるか?」

 

 

これもまたシンプルなのです。

 

ただ、体内に満ちたハッピーを、他の誰かに分かち合えばいいだけ。

 

無人島で一人、やきたてのパンを食べるのもいいけれど、

「あそこのパン、おいしいよ!」

「おいしいパンが焼けるようになりたいな♪」

「そしてパンが大好きな人と一緒に食べられたら、そのひとときはも~~っと幸せ♪」

 

こう思って、身近にいる誰かと心地よさを分かち合う事を始めたなら、

やがてあなたはわらしべ長者のごとく『偉大な使命』へと辿りついてしまうでしょう。

 

これまた自動的に(笑)。知らないうちに!

もしもあなたがレイキのぬくもりに感激したなら

もしもあなたが誰かからレイキをしてもらった事があるならば。

 

いいえ、別にレイキでなくてもいいのです。

 

握手した時の手のぬくもりや、

マッサージしてもらった時の手のぬくもりに感激したことがあるのならば。

 

あなたも次の誰かに、それを分かち合えればいいですよネ♪

 

そうすればあなたも、T君の絵本に出てきたお茶の精と同じになれちゃいます。

 

悩んでたおじょうさんの位置に居たはずが、

いつの間にかおじょうさんをハッピーにする魔法使いの位置に。

小さなハッピーの種を探して

“何かを成し遂げなければ幸せになれない”

“生きがいややりがいを見つけなければ幸せになれない”

“○○を手に入れなければ、△△にならなければ幸せになれない”

という思い込みを無意識のうちに持っている人は多いけれど、

どうやらそれは、苦しみの種になっている事も多いみたい。

 

明日、“小さなハッピーの種を探して、いくつも心の中に入れてみる”

というゲームをしてみると、とんでもない気付きと悟りが待っている

かも知れませんよネ♪

お茶の精に教えてもらった「おかげさま」

私は、忙しい日常の中、

お茶を頂きながら読ませてもらったT君の絵本で、

ハッと我に帰ったのです。

 

「レイキも 幸せの種も いのち綱である酸素も、目に見えない。

けれども常に、あなたの隣にあるもの。私の隣にもあるもの。

生まれた時からずーっとずーっと今日まで。」

 

「・・・昔の人はこれらを、おかげさま と呼んで敬ってたんだよネ」

 

つい忘れそうになっていました、忙しさに追われて。

 

そんな私にとってT君は、まさにお茶の精なのです♪

 

ありがとう。

 

(あなたも、誰かにとってのお茶の精なのでは?)

今日のまとめ

「目に見えない恩恵は、
  たとえ5分間でも
 私達の元から離れたりはしないのです。」

          by; 辻 耀子   (NPO日本レイキ協会)

 

最後まで読んで下さり、本当にありがとうございました♪
あなたの応援、心より感謝致します♪

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