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地震、台風、洪水…。こんな時、私達には何が出来るのか?|被災しなかった我々がやるべき事

「自分は被災していない…、楽しむのが不謹慎な気がする…」
「ボランティアに行く人は立派…それに比べて自分は…」
など、申し訳なさを感じる人へ。

(2016年の熊本地震のあとに書いた内容を再投稿しておきます!

必要なかたは、どうぞシェアや、お友達に伝えて差し上げて下さい。)

阪神の大震災のときに

おはようございます、
辻耀子(つじようこ)です。

いかがお過ごしでしょうか?

ところで。日本列島が、あちこちで悲鳴をあげている今。
「こんな時、私達には何が出来るのか?」

少し、私の話をさせて下さい。
(時間が許せば、ぜひ読んで下さいませ…!)

昔、阪神大震災の時、
(当時の私は、大病をして闘病中だったのですが)
自分の事が情けなくなり、たまりませんでした。

TVの向こう側の惨劇。
…それを観ながら、何も出来ることがないのです。

ただただ、自分の動かない身体がそこにあるだけ…。
ベッドに寝たきり、何一つ出来ない…。

そんなある日、タクシーで病院へ行きました。
私はつい、タクシーの運転手さんに
ぼやきました。

「私は毎日ただ寝てるだけです…。
闘病以外、何もしていない…。
誰の役にも立ってない…。でも動けない…。」

そうしたら、タクシーの運転手さんが、
こう言いました。

「おねえちゃん、自分の事を情けないと思うなら、
いっぺん考えてみ。

もしも全員が、現地へボランティアへ行ったなら?

想像してみぃよ。
コンビニで働く人もボランティアへ行ったなら?

コンビニで売るパン作る人も
ボランティアへ行ったなら?

水作ってる人も、全員が現地に行ったなら?

コンビニに物を運ぶトラックの運ちゃんも、
仕事休んでボランティアに行ったなら?

誰が農作物を作るねん?
誰が製品を作るねん?

想像してみぃよ。

今の持ち場を守る人がいなければ、
被災地へ届けるためのモノも食料の供給も、
全てがストップしてしまうねんで?

…そう考えるとな、
現地へ入って、復旧のお手伝いをするのと
同等に尊いのは、
今日も、おっちゃんがタクシーの仕事をすること。

おねぇちゃんが、自分の持ち場で、自分の事を
すること。病気治しに専念すること。

いつもと同じ事をちゃんとこなすこと。

これなんやで?
これこそが、被災地に対する『後方支援』に
なるねんで?」

…私の気持ちがどれほどホッとしたか、
分かりません。
涙が出ました。

いつもと変わらぬ日常を送ること

そんなわけで…。
被災しなかった我々がやるべき事は、

今日も自分の持ち場で、
自分がやるべき行為を行ない、
モノを買い、いつもと変わらぬ日常を送ること。

被災地以外のみんながそれを行なう事こそ、
「現場に入って、今必要な作業を行なうこと」
と同じくらいに重要なことだと私は確信します。

気休めではありません、これは真実です。

各自の持ち場を守ることにより、
日本列島の『循環』がスムーズに行くために
手を貸しましょうヨ。

あなたの住む地域で、お金を使ってください。

そうすれば、日本の経済が滞らずに巡りますから。
めぐり巡って、被災地へも恩恵が行きますから。

みんながそれぞれの場所で
「いつもと変わらぬこと」をした結果、
被災地への物資の輸送や復旧、復興も
綺麗に連動しますから…!

そこに協力していきませんか。

というわけで…。
今日も和言愛語で、目の前の事をていねいに…。

(あ!もちろん、それ以上の事が出来る人は、
ぜひやれると最高ですよね…!

…2011年の東北大震災の時には、
東京講師の鈴木伸子さんが
避難所までレイキボランティアヘ
行ってくれたものでした。

他のみんなも、できる範囲の事をしたものでした。

そんな一連の出来事、何度も思い出してる
今日このごろです。

(今回、当・NPO法人日本レイキ協会では、
GW博多レイキイベントの収益金を
今回の熊本震災のための義捐金として
寄付したいと思います。)

(※ 2018年現在。
今回も、ひとまず福岡の収益金を、
師範のみんなを代表して、寄付しますね!)

改めまして、仲間でいて下さり
いつもありがとう。

今生きている魂にも、
このたびの震災で亡くなられた魂にも、
祈りを送り、今日をスタートします。

今日もあなたと、あなたの大切な人にとって
おだやかな一日でありますように…。

つじようこより