Ｑ：「ヒーリングの基本ポジションは なぜ頭部から？何か意味があるのでしょうか？」

理事長の辻 耀子(つじようこ)です♪　いかがお過ごしですか？

Q＆Aをご紹介しますね♪

（Ｈ．Ｈさん　女性　オンラインサロン内で頂いたご質問）

Ｑ：「基本中の基本だと思いますが改めてご回答できればと思います

対面によるヒーリングの時、相手に対してポディション1（頭部・目や顔）から順番にやってあげた方がいいんでしょうか？

顔から始まり順を追って行きます

只、今は家の人に時々やってあげますが、顔に手を当てるとイライラするとか、もっと短い時間でできないかとか言われたりします

マニュアル通りやっているつもりでも相手が不愉快な思いをするならば何の意味もない感じがする思いもあります

やり方を変えた方が良いのか？

順番は気にせず相手の望む部位をやってあげた方が良いのか？

それとも私のやり方が悪いのか？

アドバイス頂けたら幸いです

ちなみに背中から段々下に降りてきた時が一番気持ちがいいと言っています」

Ａ：（辻 耀子より）

うお～～、ご家族に対してヒーリングやってあげてるのですね！

すごく…すごく素敵です～～♪

そして熱心だからこそ生まれた、このご質問…。

それもめちゃ嬉しいですよ！(^^♪

はいっ！

「基本12ポジション」から順番にやってあげるのが理想的ですが、いきなり背中からスタートし、腰にやってあげてもいいんですよ～♪

ご家族のかたの「ここやって～」というご要望に応えてあげてください～♪

ちなみにこのご質問は、案外と「なんで基本12ポジションは頭部からなんだろう？」というかたもおられるかも？と感じました。

なので、少し脱線しますがご説明を加えます。

まず、レイキ・ヒーリングについて。

大きく分けて２つあるんです。

１．「対面でのヒーリング」

ポピュラーなのは、対面形式のヒーリングです。

レイキヒーラー（施術者・技能師）が、目の前のかたに向けて、お身体に手を置いたり、30cmほど離れたところから手をかざし、レイキ・エネルギーを流していく方法です。

２．「遠隔ヒーリング」

もうひとつは、遠隔ヒーリングです。

こちらは、今目の前にいない、遠く離れたところにいる人に向けて、時空を超えてレイキ・エネルギーを流していく方法です。（例えば入院先の病院やご実家、地球の裏側の国など…）

そして上記の（１）（２）いずれの場合も、『基本12ポジション』というものがあり、新米ヒーラーさんは、主にこのポジション順にレイキ・エネルギーを流していきます。

大正時代…今から約100年前、臼井式レイキ療法の創始者・臼井甕男先生は、お弟子さんの林忠次郎先生と共に、この『基本12ポジションへのヒーリング』を完成させたんです。

（頭部４箇所、首から鼠径部までの前面４箇所、背中の肩から尾てい骨までの背面４箇所。合計12箇所へのアプローチです。）

その理由はというと…。

単に「新米のヒーラーさんでも効率的にレイキ・エネルギーを流す事が出来るため、ヒーリングを受けるクライアントさんの気の滞り・つまりが溶けやすいため」」。

要は「ヒーリング効果が上がりやすいため」です！

しかし、新米の域を脱して上達してくると、必ずしもこの『基本12ポジション』にこだわる必要はありません。

ヒーリングは、頭部からスタートする事を臼井先生は推奨していましたが、12ポジションではなく、いきなり患部へ手当てしてもいいし、12ポジション以外の場所に滞りを見つけたら、そちらへ重点的に手当てtしてもいいわけです。

その時に、ポイントになってくるのが『ヒビキ』です。

ヒビキとは何かというと、ヒーラーさんがクライアントさんの身体の特定部位に対し、感じる感覚のことです。

直接手当てをさせて頂いた時に、主に手のひらに『ビリビリ、チリチリ、風が吹くような感じ、冷たさ、熱さ、熱が吹き上げているような感じ、こそばゆいような感じ…』など、何らかの感覚を感じたならば、それは『ヒビキ』であると言えると思います。

（必ずしもハッキリと感じる時ばかりではなく、非常に微細な感覚であることも多いです。）

そして、このヒビキは、遠隔ヒーリングを行なった場合にも感知できます。

（例えば「胃に滞りがあるな…」とか「右肩が痛いのかな…」など。）

そしたら、その「ヒビキ」の強い箇所に向けて、重点的にヒーリングを行なってもいいのです。

（ヒビキが徐々に治まってくる感覚を感じられるかもしれません。あまりにも慢性的な症状の場合には、例えば１時間ほど手当てを継続してもヒビキが消えないケースもあります。その場合は一旦ヒーリングを終えて、また翌日や次回のヒーリングの際、行なうといいですよ。）

最後に。

私としては、基本2ポジション以外の部位になるのですが、ひざ（または、ひざの裏側）と、足の甲（または足裏）にも手当てをして差し上げて欲しいな…と思う事が多いのです。

なので、オススメしておきます。

その理由は、現代人は下半身が冷えていたり、気の滞りが起きている人が多いと感じるためです。

我々の体内の気（エネルギー）は、上半身よりも下半身に充足しているほうが、『気のバランスがいい状態』と言えます。

そう、心身健康にはこの状態が理想的なのです。

しかし、現代人はどうしても目や頭脳を使いすぎており、その分、首から上のほうへ気の重心が上がりがちなのですよ。

そうすると、「頭に血がのぼる」（＝怒る・キレる）という言葉があるように、心が不安定になりやすく、ゴキゲンで穏やかに過ごしづらいのです。

昔の人は、着物や帯、下駄やぞうりでの生活だったため、気の重心が下丹田（下腹付近）や、下半身に充足しやすいライフスタイルでした。

そのためか、100年前に考案された『基本12ポジション』には、頭部から鼠径部・尾てい骨までしかポジションがないんです。

しかし先ほどもお伝えした通り、現代人は普通に過ごしているとどうしても理想的な気のバランスを保持しにくいため、ぜひぜひ『ひざ』『足首』（足裏）まで気を下ろし、充足させて差しあげて欲しいのです。

これね、ヒーリングしてもらうと分かるのですが、めちゃくちゃ気持ちいいはずなのです…♪

特に、冬～春は、最高に心地いいと思います！(^^♪

以上、質問へのお答えでした。

楽しくヒーリングを行なって差し上げて下さいネ！(^^♪

応援を込めて…。