こんにちは、辻耀子です。(^o^)
いかがお過ごしですか?
宇宙は陰と陽の絶妙なバランスで動いている
『東洋医学とレイキ』
第4回めは、『陰陽と健康の関係』です。
臼井式レイキの創始者である臼井氏は大正時代、こう考えました。
「宇宙が我々を苦しめたり病気にしたいと思っているはずがない。…という事は、我々が苦しんだり病気になる時というのは、自らが宇宙の流れに逆らっている時ではないのか?」
…この意味、東洋思想や東洋医学をかじっている人には、比較的 理解しやすいのですが…。
残念ながら、世の中の多くの人は東洋医学について知りません。
(日本国内では西洋医学のほうがずっとずっとポピュラーですもんね!)
という事は、ほとんどのかたが『宇宙』と『心身健康』の関連について知らないのも当然だし、『自分は今、宇宙の流れに沿っているかどうか?』についても、よく分からなくて当然なんですよね。
もっと言えば、
「レイキ療法が、なぜ健康にいいのか?」
「なぜ、レイキを実践していると直観力が増したり、人生がスムーズになるのか?」
「なぜ、頑張らないほうが物事がスムーズに行くのか?(そもそもそれは真実?)」
「引き寄せの法則とは、一体何がどうなっているメカニズムなのか?」
についても、「何となく」しか分からないものです。
でも、だからこそ東洋思想・東洋医学についてちょこっと知っておくと、色々とおトクですヨ♪
(特にレイキ指導者のかたはね!)
レイキのしくみについても、グンと理解しやすくなります。(^o^)
さて。前回は東洋思想・東洋医学のステップ1・『太極』について書きました。
今回は、『陰陽』のお話です。
東洋思想では、こう考えます。
“我々の『宇宙』は、『陰』と『陽』2つの要素から出来ている。”
(『太極図』の勾玉の形は、『陰』と『陽』を表しているのです。)
「陰と陽…? 辻さん、よく聞く言葉だけど、さっぱり分かりません!」
そうですよね、それで普通です。
では、今から説明しますネ。
“陰と陽。宇宙に存在するもの(森羅万象)が持つ“2つの要素。”
たとえば…
明と暗。
昼と夜。
光と闇。
天と地。
男と女。
静と動。
こんな感じでしょうか。まだまだありますね!
『太極』(=宇宙)の中では、『陰』と『陽』の2つの要素(性質)が、それぞれバランスを保つ・崩す・保つ・崩す…という事を繰り返します。
それによって宇宙にうねり(=バイオリズム)が生まれるので、その結果、物事に変化が生じるのです。
宇宙はエネルギーに満ち、かたときもじっとしていません。
停滞せず、変化し続けているのです。
…これは、我々の身体…『小宇宙』も同じ事です。
「オギャー」と生まれた時から、私たちの身体は常に動き続けています。
心臓は今日まで、24時間休む事なく動いています。
(心臓のポンプは、入れて・出して・入れて・出して…をやっていますね!)
呼吸も今日まで止まっていません。
(吸って・吐いて・吸って・吐いて…。)
「おおっ!辻さん、ここにも陰陽のリズムが!!」
そうそうっ、そういう事です♪(^o^) カンタンな話です!
身体を細胞レベル、原子や中性子、素粒子レベルで見ても、止まる事なく動き続けています。
と言う事は、我々のボディはやはり『大宇宙』と同じく、バランスを保つ・崩す・保つ・崩す…という事を繰り返しながら、うねりを持って変化し続けるのが正常なのです。
それは『自律神経』も同じ事です。
自律神経は、2つの神経によって成り立っています。
『交感神経』と『副交感神経』です。(陰と陽!)
交感神経が勝っている時は、「日中、起きているときの活動モード」と考えて下さい。
集中して物事に取り組み、活発で、色々動く時のモードです。
このモードの時、呼吸はどちらかと言えば浅くなり、心臓のペースは速くなり、血管は収縮しています。
(原始時代で言えば、『狩猟に行く時』や『獲物から逃げて身を潜めている時』のモードです。)
副交感神経が勝っている時は、その真逆です。
「夜、リラックスしたり睡眠時のモード」と考えて下さい。
お風呂に使って「ふ~っ」と言っている時や、部屋でほっこりしている時。
一家団らん、好きな人と笑い合い、ほのぼのとしている時。休息の時。
血管や筋肉が緩み、血流が良くなり、心臓のペースもゆったりとしますね。
これら『交感神経』と『副交感神経』は、2つでワンセットなんですね。
この切り替えが体内でバランスよく行われている人が、『自律神経のバランスが整っている人』というわけです。
緊張と緩和のアンバランスが病気を生む
…で。
例によって、病気をしていた頃の私は、おばちゃん先生から、こんな事を言われました。
おばちゃん先生:「耀子ちゃん、寝ている時も身体がリラックスしてないね。ずーっとずーっと、起きてる時も寝てる時も緊張しっぱなし。まるで戦場で生きてるみたいに、ガッチガチ!」
私 :「え?それってどういう事?」
おばちゃん先生:「緊張と緩和は、陰と陽の関係。だから、シーソーみたいに ぎっこんばったん、交互に働かないといけないんだよ。」
私 :「そうなんだ…。私、自分が今緊張してるのか、リラックスしてるのか、それも良く分からないな…。」
おばちゃん先生:「昼は緊張、夜は緩和。健康な人は、そんな風にシーソーバランスが交互にやってくる。だからまず、耀子ちゃんも元気になるためにカラダの陰陽バランスを取り戻す事を目指そうね」
緊張と緩和とは、まさしく『交感神経』と『副交感神経』の働きによるものです。
そして、どちらか一方だけが勝っていてもダメなのです。
また、シーソーで言えば「ずーっと真横一直線で止まった状態」、…つまり、バランスが取れたままの状態で停止するのもダメなのです。
(だって、シーソーが停滞してますから!これもまた、臼井氏の言った『宇宙の流れに沿っていない時』の状態なんですね。)
私 :「緊張だけじゃダメ…と言う事は、ひょっとして、逆にリラックスだけでもダメって事かなぁ?」
おばちゃん先生:「そういう事。現代人は、緊張したまま、身体の筋肉がゆるまない状態の人のほうが多いから、やたらとリラックスが大切、って言われてるけど、実はリラックスのほうだけにシーソーが傾いて固定しちゃってるのもダメ。」
私 :「何でだろ?リラックスって、カラダに良さそうなイメージだけど?」
おばちゃん先生:「どちらかに『停滞する』というのは、身体の異常事態なのよねぇ。だから、やはり身体が病気に近づいてしまうんだよねぇ。」
私 :「リラックスしっぱなしだと、どうなるの?イメージしにくいな…。」
おばちゃん先生:「リラックスだけだと何もやる気が起きず、やる前からだるくて面倒。瞬発力や機動力を出さなければならない場面でパワーが発揮されないし、直観力も鈍くなる。自分が一体、何をしたいのか判らなくなってくるし、そのうち全てが面倒になってくる。体型もぼよ~んとなったり、猫背になっちゃう。」
ちなみに、現代人の多くは、私と同様、『緊張』のほうにバランスが傾きがちです。
いずれにせよ、自律神経が乱れるというのは、『緊張』か『緩和』の片方だけに
シーソーが傾いちゃって、停滞しがちな状態の事なのです。
これが続くと、毎日の生活がしんどくなります。
前回にも少しお伝えしましたが、下のような症状が現われます。
・不眠
・ダイエットしても痩せない
・太りたくても太れない
・便秘、下痢、むくみ
・体臭、胃もたれ
・生理不順
・頭痛、偏頭痛、腰痛
・高血圧、低血圧、血が濁る、肩が凝る
・朝から身体が重だるい(やる気が出ない)
・集中力や根気が続かない
・肌荒れ、毛が抜けやすくなる
・アレルギーの初期症状が出る
・理由もないのに気分がイライラ、クヨクヨ…落ち着かない
・頭の中が常に忙しく、ゆったり出来ない
・視野が狭くなり、考え方に柔軟性がなくなる
「うわ~!辻さん!やっぱこれ…ヤバすぎますよ…!(>_<)」
…そうなんです、これが『未病の状態』だとお伝えしましたよね。
この状態でお医者さんに行くと、「不定愁訴(ふていしゅうそ)ですね~、いわゆる自律神経失調症ですよ」と言われたりします。
そして、「ストレスのかからない生活をして下さい。規則正しく食事を取って、よく寝てください。ビタミン剤出しときますよ。眠れないなら安定剤もね」
と言われるかも知れません。
でも、この状態がさらに悪化すると、『痛み』や『病気』にまで発展します。
だからこそ『宇宙の流れに乗る』ためにも、『緊張』と『緩和』の陰陽バランスをまず取り戻す。
東洋医学は、根本、おおもとからの治療なのです。
レイキの呼吸法でハラを整えよう
…というわけで!
自律神経のバランスを取り戻すには? (覚えて下さっていますか?)
そう!自律神経は、『脳』じゃなく『ハラ(腸)』がカギでしたよね。
だからハラをスムーズに、快適に、活発に。
いい状態にしておかねばならないのです。
『ハラ』を…つまり『健康の司令塔』である自律神経を整え、あなたのボディ(=小宇宙)の陰陽バランスを整えるためには、「血の流れ・リンパの流れ・気の流れ」が重要だとお伝えしましたよね。
これが東洋医学の基本です。
「流す・手放す(出す)」。
東洋医学は、引き算の治療法。
レイキを使った呼吸法で、どんどん体内を浄化して下さい。
おばちゃん先生も、レイキの使い手でした。
おばちゃん先生:「耀子ちゃん、腸を揉んであげるからね。こうやってね、痛くないように、心地よ~くやるのがコツなんだよ? おうちで自分でもやるといいよ。」
私 :「他には、家で独りで寝ている時、自分で出来る事あるかな?」
おばちゃん先生:「実はね、手足の指先をマッサージすると、ものすごく効果があるの。指を引っ張ったり揉んだりすると、ヒトの身体は一気に緊張がほどけて、『リラックス』するように出来てるんだよ。手の指なら寝ながらでもやりやすいよねぇ」
私 :「うん、分かった!自分でもさっそくやってみる!一日最低でも3時間はやる!毎日必ずやる!」
おばちゃん先生:「ダメダメ、耀子ちゃん!その『ガンバルモード』は、『リラックス』と反対のモードやからね!あんたは『緊張』が強いタイプなんだから、そうやって気合入れて一生懸命やっちゃダメなの!あんたの場合、『ガンバルモード』で24時間生きてるんだから!だからね、『気が向いたらやろう』『5分でやめよう』『3日坊主でもいいや』ぐらいで、あんたの場合は丁度いいから。分かった?」
私 :「はい。(シュン… (T_T)。)」
ところで。この時、ふと思いました。
よく本の中に「頑張らないほうがうまくいく」というフレーズが出てきたりするじゃないですか。
私、あれを読むたびに「そんなの方便だよ!頑張らなかったら、何事も成し遂げられないよ!」と、心の中で反論していたんです。
おばちゃん先生:「『がんばるな』というのは、『やるな』とか『やらなくていいよ』という意味じゃないんだよ? やらなきゃ何事も成し遂げられないのは当然だもんね。ただね、やる時の『モード』の話なんだよねぇ」
私 :「今、やっと分かった~!要は、気合いを入れて、眉間にしわを寄せて『緊張モード』でやりなさんなよ、って事だよね?」
おばちゃん先生:「そうそう! 耀子ちゃんみたいな『緊張』タイプの人、多いからね。同じ『やる』でも『リラックスモード』でやらないと。特に耀子ちゃんの場合、もっと身体をリラックスさせるために『指マッサージ』をしようとしてるのに、それを頑張ってどうすんの。」
私 :「なるほど…!(爆)。何事も陰陽バランスだよね…!」
おばちゃん先生:「そうそう。だから、仕事は早起きして、朝やるのがいいんだよ。ガンバル事は、全部朝~夕方までにやる。」
私 :「ああ、よく『成功者や大企業の創業者は朝早くから仕事をする』って聞くなぁ。あれも、ちゃんと理にかなってた話なのかぁ」
おばちゃん先生:「宇宙の流れに沿っていくと、頭も冴えるしね。直感もひらめきも強くなるしね…!危険を察知する力も冴えるんだよ。そういう人が、『運気』が強い人なんだよ。」
…いかがでしたか?
“レイキ療法とは、『生命エネルギーに満ち、ゆったりとリラックスした身体の状態』を作ること。”
すると、陰陽のリズムが整ってくる。
やがて、『元気』な状態、『元の気』の状態、「おおもとの状態」に戻る。
…こういう事なのです。(^o^)
今回も長くなりました、最後まで読んで下さり、ものすごく嬉しいです!(^o^)
次回は、『陰陽』(=二元対立)を超えると、病気が去る』というテーマで書きます。
これぞ、私の大病が消えて治った理由。
病気治癒の偉大なコツだと、私は確信しているのです。
次回も読んでもらえると、さらに嬉しいです~~vv
※「アチューンメント受講後、全然レイキ活用出来てない!(^_^;)」というかたへ。
レイキは、使わなければ受講していない時とほぼ同じ状態のまま、特にこれといった変化は起こらないですが、逆に楽しく活用すればするほど、最適な変化が起こり始めますヨ~♪ お楽しみに!
(当協会は、流派系統を超えて全世界のレイキ実践者の学びを補助する組織です。)
今日のまとめ
「陰陽リズムを体内に作る・取り戻す。すると、人生が宇宙の流れに乗る。」
by; 辻 耀子
では、今日もあなたやあなたの大切な人にとって、いい日でありますように。
あなたの応援、心より感謝致します♪
会場での練習会に来られないかたは、オンラインサロン「レイキスタ」も活用してみて下さいナ♪(^o^)
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