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スピリチュアル難民はなぜ生まれるのか?

こんにちは、理事長の辻耀子(つじようこ)です。

人生でつらい事が続くと、…特に家族や親しい人が死に関わる病気を宣告されたり、過酷な状況に長年身を置いていると、我々は無力感にさいなまれ、『万能薬』(超能力、目に見えない不思議な力、神的な何か)にすがりたくなったりするものです。

こうして
「もっといいものはないのか?」
「どこかにミラクルを起こせる仙人のような人はいないのか?」
「すごい薬や治療法はないものか?」

…と、難民化する人がいるのです。

こうして、問題解決のための特別な何か(アイテム、技法、治療法)を探し求めてさまよう人の事を、『スピリチュアル難民』と呼んだりする人もいます。

中には、レイキに対し、多大なる期待を持って「今度こそ、これで治るかも、ラクになるかも」というかたもいます。

私は、レイキ療法を、『周囲の人をよくする・治すためのもの、治療技法』【ヒーリング技法)という風に観ていません。

その考えを、ある時から持たなくなりました。

…例えば、自分が意識を変える事。

それにより、『ジャッジ(常識)の枠組み』の中から自分の思考が飛び出して自由になる事。

それにより、我々一人ひとりが本質の自分に気づいていくための『便利なツール(便利な技法)』という風に捉えています。

(もしも、レイキ・ヒーリングを、『治療法』としてとらえるならば、たとえば病気=悪、健康=善、というようなジャッジの元、『ヒーリング』としてのレイキの効果効能(結果)ばかりに着眼する羽目になります。

そう、『超能力的な万能薬』としてのレイキに期待するわけです。
そして、期待外れにガッカリするわけです。

これは、絶対に期待外れとなる、とは言いませんが、残念ながらミラクルは百発百中の確率では起こってくれませんから、(もしもそうだと、それはミラクルじゃないですからね、)

…「何だ、レイキダメじゃん」という、残念なところにたどり着いてしまうわけです。

これは、他の治療法やメソッドに関しても同じ事が言えます。

この世に万能薬はないのですが、(というよりも、目の前の現実・現象が起こる原因は実に多岐にわたっており、複雑に絡み合っているために、「これをすれば万人誰もがバッチリよくなる!」というゆるぎないものが存在しないわけですが、)期待外れを経験した人も、そう簡単には諦められません。

そうすると、『次の万能薬的なメソッド』を探し始めるのです。
こうして、スピリチュアル難民となる…というしくみです。

実際、そうなっておられるかたも案外おられて、「おつらいだろうなぁ…」と思う私がいるのです。

なので、私は当・NPO法人 日本レイキ協会や、レイキ・エネルギーの効果効能について、『ヒーリング技法』(=治療法)としての良さを強く打ち出す、という方針や価値観ではなく、

『ご自身の内面の本質をさらに輝かせ、軽やかに生きるためのツール』という位置で、レイキやスピリチュアルを打ち出す、という結論に至ったのですよ。

ともあれ、あなたがもしも周囲の誰かの事や、周囲の環境について嘆いていたり、心配し、『よくなる方法』を探しておられるならば…。

「誰かがこうなったらいいな…」を超えて、まず『自分が』どうなりたいのか?を考える時代が来たようです。

たとえば「周囲の状況、環境によらず、自分は軽やかに生きたい。
そして自分の軽やかさ、愛、癒しの影響によって周囲の人たちも多少心地よくなってくれればいいな…♪」と考えたならば。

そして自分主体で生きていかれるための、きっかけや応援のエネルギーとしてレイキを捉え、レイキを活用してみたい!と発想されるならば…。
当協会の伝えるレイキ講座は、とても有用だと思います。

きっと、『万能薬』を探し続けてこられたかたは、今まで随分と他の方のために時間を使い、お世話をしてこられたり、我慢もありながら踏ん張ってこられたのではないかと推察します。

そのようなかたは、抜き差しならない状況の中におられる事も少なくなく、今すぐに周囲の状況を変える事は難しく、生活を変える事も難しいかもしれません。

が、それでも、『意識』は変えていけます。

なので、一度「なるほどな…、そんな発想もありなんだ…」「周囲を変えようと考えるのではなく、まず自分はどんな風に生きたら軽やかなのか…?」
と捉えて頂けたなら。私としてはとても嬉しいわけですよ。

だから、そのきっかけを、講座やYouTube動画で発信しているのです。