どうもです、理事長の辻耀子(つじようこ)です。(^o^)
いかがお過ごしですか?
今日は、あなたの身体の『気のバランスを整える』とは?というテーマで書いてみたいと思います。
よく、「レイキによって、体内の気のバランスが整います」とか、「レイキで体内にエネルギーが満たされれば身体が元気に!心も前向きになっちゃいますよ!」などという表現が出てきます。
…がっ。
私は昔々、レイキやスピリチュアルな分野の新米だった頃、このような事を言われるたび、首をかしげていました。
「は?気のバランス?…エネルギー??」
何しろ『気』の意味がそもそも分からない。
『気』がまったく感じられない。
(だから根っから信じる事が出来ない。)
ましてやエネルギーっていう単語を使われると、もう…(汗)。
「“エネルギッシュになるよ!”とかなら意味が分かるけど、体内に気とかエネルギーを満たす…?意味不明〜!誰か分かりやすく解説して!(>_<)」
とまぁ、こんな感じでした。
ともあれ、東洋医学では血の流れ、リンパの流れ、気の流れの3つを診ると言われるように、『気の流れ』というものは確かに存在し、どうやら調節できるようです。
そして、日本に古来から伝わる『気』のバランスを取る療法の事を、昔の日本人は『レイキ療法』と名づけたのでした。
さて。
“気”。
今日はレイキエネルギーじゃなく、まず、あなた固有の『気』のお話をしたいと思いますっ。
私達は、それぞれ顔が違うように、各自が固有の『気』を発しています。
(自然界の気ではなく、あなた自身の『気』、人の持つ『気』です。)
(誰もがみんな、気を発しています。発してない人は存在しないです。)
この、あなたが発している『気』は、あなた特有の雰囲気(ムード)を作り出しています。(これをオーラと言ってもいいですね。)
例えば、誰かとの会話の中で、「あの人って明るいよね」「落ち着いてるよね」「賢そうだよね」「無邪気だよね」「ほんわかしてるね」「意志が強そうだよね」など、話したりしますよね。
この時、あなたはその人の『気の個性(雰囲気)』を自動的に感じ取って口にしているわけなんですよネ。
(これ、誰もがやってますよね。つまり、誰もが人の『気』を察知できる・感じてるって事です。もちろん、人以外にペットや植物や土地の気も!)
「じゃあ辻さん、『体内の、気のバランスを整える』と言うのは、一体何をどうする事なんでしょう?」
はい。
まさしくそれは、『気のバランスを理想的な状態にする』という意味なのです。
ここで言う『気』を、『雰囲気』とか『ムード』という言葉に置き換えて下さい。そうすると さらにイメージしやすいです!(^o^)
“あなたの雰囲気を 理想的な状態にする。”
…おっ、何だかちょっといい感じがしませんか?♪
(今 頭の中で、あなたが思いつく、サイコーに雰囲気のいい人を思い浮かべてみて下さいナ!芸能人や有名人でもいいですよ。)
(どうです?その人っておそらく魅力的ですよね?)
つまり、どんな人でも『気のバランスを整える』と、従来のその人よりもさらに魅力が増し、キラキラ輝き出すのです。
ついでに『病は気から』という言葉も、こんな風に連想してみて下さい。
『気のバランスを理想的な状態にする』
…つまり『本来あるべき状態にする』。
『本来あるべき状態』とは、さらに言い換えると『元の気』の状態。
『元の気』の状態 = 元気な状態。
だから『気を整える』と、『体調不良が整う』…、『元気になる』というわけなのですね。
ここまで読んでみて、いかがでしょうか?
「うわ〜、気のバランスをいつも理想的な状態に整えておきたい!」
って思ってもらえたなら、とても嬉しいですヨ♪
では ここからさらに、あなたの『体内の気』のメカニズムにせまってみましょうヨ!
まず『気のバランス』と言いますが、『気の性質』は3つに分けて考える事が出来ます。この3つです。↓
- 気の質
- 気が満ちているか、不足しているか、過剰すぎるか
- 気の重心
【1】気の質 について。
人の『気』には、質があります。(日々、変動します。)
調和の取れた いい『気』の状態であれば、体も軽やかで、いいムードです。
(この時は自然と、表情も軽やかでほんわか、ステキです。)
一方、不調和な『気』の状態の時もあります。
『元気』(=元の気の状態)に対し、『病気』(=病んだ気の状態)という言葉もありますよね。
漢方では『邪気』という言葉で表現したりします。
要は、体内が不調和な気で満たされているため、気分もすぐれず、体調もあまりよくない…。そんな感じです。
「A部長が来ると何だか重苦しい空気になる…」な〜んて言う会話も、普段何気にしてますよね。
この場合、A部長がはなっている『気』(=ムード)は、どうやら多くの人にとって快適ではないようです。
【2】気が満ちているか、不足しているか、過剰すぎるか
気が満ちているのは、バッチリいい状態ですよね!(^o^)
まさにエネルギッシュで理想的な状態ですもの。
この時にはどんな人も、気分は前向き。
でも気が不足していると…?
「何か無気力…やらなきゃいけないのは分かってる。でもダルい」
「いつも何でも面倒くさい」
「ちょっとやってダメなら諦めてしまう。根気が続かない」
という事に。
さらに慢性化すると「存在感が薄いよねぇ…」という状態にも。
「じゃあ、逆になぜ気が過剰なのはダメなの?あり余ってるほど満ち足りてるんだから、それって いい事じゃないの?」
…そう思いますよねぇ?
いいえ。
食べすぎ、飲みすぎと同じく、適量を越すとよくないものなのです。
あなたの身体(=器)よりも多量のものが、ムリヤリ入れられているようなもの。外へ発散しないと、『気』もきゅうくつです。
そうすると、気分的に じっとしていられません。
何だか理由もなくいつも落ち着かなくて、イライラするようなジレジレするような感じ…。
特に元気いっぱいな十代後半は、エネルギーが過剰になっているケースが多いです。
だからこそ勉強、恋愛、趣味やスポーツに打ち込んで思い切りエネルギーを使ったり、夜通しカラオケで歌ったり、朝までクラブで発散したり…。
アップテンポな音楽をガンガン聴いたりして、どんどん健全に気を発散したほうがいいのです。
逆にそうしないと、気が体内に余りすぎて「イイイ〜〜!」となってきます。
(訳もなく暴れて叫びだしたくなるような…。)
(実際、ケンカやクルマの暴走など、危ない事をして発散する人もいます。)
【3】気の重心
最後は、気の重心がどこにあるか?です。
「重心?気に重さがあるの?」という疑問も出てきそうですが、要は『気』の密度が一番濃いところ、と解釈してもらえればいいです。
昔の日本人は『頭寒足熱』『上虚下実』という言葉を、身体と心の健康のバロメーターとして、とても大切にしていました。
これらの言葉は、どちらも『気の重心』を現わす言葉です。
『頭寒足熱』『上虚下実』=「頭にあまり気が集まっておらず、足元のほうは気の密度が濃い状態」。
この時、人は潜在能力を思い切り発揮できるとも言われてきました。
なぜなら、『頭寒足熱』『上虚下実』の状態の時、私達の心は非常に平然としていて沈着冷静であり、ゆったりと落ち着いていられるのです。
とっさのアクシデントにも、パニックになりません。
人前でスピーチする時にも、慌てたりパニクったりしません。
実際、ボクシングや格闘技の試合などを見ていると、気の重心が下がっている選手は、殴られてもなかなか倒れません。KOされにくいです。
で、実際、気の重心が下に下がっている選手が大抵の場合、勝ちます。
(そのため、昔から武道では『丹田力を鍛える』事をしたんですよね。丹田とは、正確には『下丹田』のこと。下腹の奥の位置です。)
(けれども、本当にすごいプロスポーツ選手やカリスマ俳優などは、丹田どころか足の裏、そのもっと下…地中?ぐらいまで『気の重心』が下がっているのです…!
彼らを見るにつけ、「気の重心は下へ下げれば下げるほど、その人の眠っている潜在能力が開花するのだ」と思うしかありません。)
逆に、気の重心が身体の上のほうにある時には、精神状態が不安定になりやすいです。
また、「あがり症」「緊張しやすい」「人の意見に左右されやすい」という人も、気の重心が頭のほうにあります。
(あがる=まさしく『気』が頭のほうにあがる、という状態なのです。)
「(胸が)ムカつく」「頭にくる」「脳の血管が切れる」時も、気の重心が身体上部に来ているものです。
また、この状態が続くと、自律神経の乱れも起こりやすいです。
だから、昔の人は『頭寒足熱』『上虚下実』を常に心がけ、身体と精神面(両方)の健康のバロメーターにしていたのです。
おお、また 気が付けば長くなっちゃいました!(>_<)
今日はここまでにしておきます。
かなり専門的な事をお伝えしました。
最後に 今日のポイントをまとめておきますね。
あなたの『気の性質』は3つに分けて考える事が出来ます。
この3つです。↓
- 気の質
- 気が満ちているか、不足しているか、過剰すぎるか
- 気の重心
そして、『気のバランスを整える』というのは、“この3つ全てを出来る限り理想的な状態に整えること”なのです。
「辻さんっ、自分で整えるには、どうしたら?」
あっ!もちろんお伝えしますよ!
次回、レイキを活用して行なう 具体的な方法を書きますネ♪(^o^)
待ってて下さると嬉しいで〜すvv
今回も長いのに、最後まで読んで下さり嬉しかったです。
あなたの応援、心より感謝致します♪ 大好きですよ!
その時のあなたは理想的な雰囲気と精神状態、身体の軽やかさを感じます♪」
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by; 辻 耀子 (NPO日本レイキ協会)