レイキ・ヒーリングを行なう時、“相手から感謝されたい”と思う事が なぜダメなのでしょうか？

エゴを横へ置く『あなたの心の中にあるエゴ』

こんにちは！辻耀子です。

前回の内容も、すごく反響がありました…！嬉しかった…！

メール下さったあなたへ。有難うございました(^o^)。

ちなみに『エゴを横へ置く』というお話だったのですが…。

『やっかいなエゴ』を『猫』に例えてお伝えしたところ、多くの方から
「あの猫は私の彼氏です」「うちの子供です」「夫です」というようなメールを頂きました。

（そして、「彼らを何とかしたい」と。）

メール下さったかたへ。

ちがいますよ〜〜〜！　（叫っ！！！）

やっかいなのは、『あなたの心の中にあるエゴ』なんです。

そのエゴがあるせいで、あなたは彼氏や夫や子供を「やっかい者」のように感じてしまっているだけなんです。

（つまり、彼らを『（自分が接していて）気分のいい人に変えたい』というエゴがあるから、あなたはストレスに苦しむのです。）

もちろんその気持ち、痛いほど分かりますけどね…(^_^;)。

（私も過去、どれほどやってきた事か…！相手に変わってもらおうと努力した事がない人など、きっとどこにもいないでしょう。）

自分の内面に気付いて、そのエゴを横へ置けるようになる

でも、努力したあなたへ。

残念ながら、その人は変わってくれなかったでしょう…？

（私の過去の努力も、ことごとく失敗しました。）

そうなんですよ、人は人を変えられないんですよね…。

また、相手を変えようとやっきになると、（いくらあなたは「相手のため」だと思ってやったとしても）あなたは相手から嫌われちゃいます（泣）。

（なぜなら、人間は誰もが、誰かに心や行動をコントロールされたくないものだからです。）

すると余計に人間関係がこじれてしまいます。

あなたは相手からうとましがられ、つらくなります。

では、あなたがストレスから脱するには、一体どうすれば？

方法がひとつだけあるんです。

『相手を（自分の思うように）変えようと努力する』のではなく、

『自分の内面（特にエゴからくる執着）に気付いて、そのエゴを横へ置けるようになる』。

…これが出来るとかなり便利だよ♪　というのが、前回のお話でした。

（結果的に相手が変わってくれたり、あなたと相手との関係が劇的によくなる・
またはやっかいな相手があなたからすんなり離れてくれるという事が起こってきます。）

（だたし、もちろん、たった一日でこれが出来る天才などどこにもいません。）

（けれども日々少しずつやっていると、案外コツはすぐ身に着きますので、大丈夫♪）

レイキをしてあげて相手から感謝されたい！！と思うのは…

さて。今回も、質問メールが多数届いたのでお返事をしてみます！

（なかなか『悟りの落とし穴』のお話にいけないなぁ…(^_^;)。）

今日も、エゴがテーマです。
では、多くのかたから届いた、こんな質問からスタートしますね♪

◆Ｑ：「レイキをしてあげて“相手から感謝されたい”と思うのはダメなことなのでしょうか？ちなみに、この“感謝されたい” という気持ちもエゴだと思うんですけど、なぜダメなのですか？」

◆Ａ：おお、なるほど！

結論からお伝えすると、別に感謝されたいと思って全然ＯＫなんですよ〜！

だって、それ、当然の気持ちだと思うんです。人として。

ただ、確かに『感謝されたい』と思う気持ちはエゴ（＝欲）ではあります。

なので、レイキ・ヒーリングを行なう時には、『その時間だけ』でいいので、ちょこっとその気持ちを横へ置き、無心で淡々と行なってみて下さいナ。…という事です。

（※『レイキヒーリングをする時だけ』というのがキモです！24時間ずっと、という意味ではなのです。）

ではなぜ、エゴを横へ置く必要があるのか。
理由は明白です。

なぜなら、そのほうが「手のひらからよりスムーズにレイキ・エネルギーが流れる」からなんです。
そのほうが効率的だからです。ただそれだけ。

ともあれ、あまり頭で難しく考えずに、サクッとシンプルにレイキを楽しんでみて下さいナ。

＜解説＞『エゴを横に置く』ことがレイキ・ヒーリングを上手く行うコツ

ええと、レイキについて知らないかたや、まだレイキ初心者のかたにとっては、今回のこの質問の意味自体、よくわからないかも知れませんネ。

「は？感謝されたいという気持ちがエゴ？　何で？？？」

という感じかも知れません。

実は、この質問は非常に奥が深い質問です。

『エゴを横へ置く』という事こそが、レイキ・ヒーリングを上手く行なうための最大のコツです。

しかし同時に、『ハラの底から理解し、実践するのが難しい』コツなのです。

もっと言えば、このコツを自分のものにしているかたは、レイキ・ヒーリングの達人です。

そして、人生の達人でもあるはずです。

（ですので、本当の意味でこのコツを『理解できている』か、『頭で理解したつもりになっているだけ』なのかは、そのかたの人生を見ればすぐに分かります。）

（このお話は、また上級講習や、師範研修にて♪　今回はレイキ・ヒーリングのコツに話を留めます。）

「うわ、辻さんっ！ここまで読んで何だか急に、レイキ・ヒーリングが難しい事のように感じてしまいました…！(>_<)」

おっと、それは大変！

でも大丈夫、大丈夫！
レイキ・ヒーリングはカンタンですヨ。
ただし、コツを掴んで欲しい！　せっかくならば上手にレイキ・エネルギーを心身健康のために活用してほしい！

「うひょ～！自分にも出来た！」と感激してほしい。
そして「前よりも人生が楽しい！」
「前よりも自分に自信や誇りが持てる♪」
という境地を味わって欲しい♪

（それが、当協会チームの使命ですっ！）

なので、改めてコツをしっかりと理解してもらえるよう、補足説明してみますね。

自己中なことだけじゃない？実はこんな気持ちもエゴ

さて、レイキ・ヒーリング、最大のコツ。

それは、『集中しない』『気を流そうとしない』『無心で行なう』という事。

（レイキに限って言えば、この逆を行なうと、手のひらからレイキが流れる量が少なくなってしまい、効率が悪いのです。）

そこで、我々は「レイキ・ヒーリングを行なう際だけは、エゴを横へ置きましょう」と指導しているわけです。

そして、ここで登場するキーワードが『エゴ』。

一般的には、多くの方は、エゴという言葉を聞くと、「わがまま、身勝手、自己中心的」というイメージを思い浮かべるんじゃないでしょうか。

そう、その通りです！

けれども実は、エゴにはもう一種類あります。

（こちらは多くの方が見逃しているエゴです。）

例えばどんなものかと言うと…。

「この病気のかたを私が治してあげたい」

「私がレイキで変化を起こせたらいいのに…」

「もしも私にもっと力があれば、この人を助けてあげられるのに」

「（私が）地球を癒したい」

「（私が）世界から病気や飢餓、、戦争、不幸をなくしたい」

というような気持ちです。　実はこれもエゴなのです。

「えっ!?　何で、このような気持ちを持つことがダメな事なんですか？」

いいえ、いいえ！！

とんでもない！！ダメとは言っていません。　全然ダメじゃありませんよ〜〜！！

「むしろ、尊いものじゃないんですか？」

「それって別に自己中心的な事でも、わがままな思いでもないのに…どういう事？」

そう！
あなたの言う通りですよ！！

これらの気持ちの正体は、『愛情』だったり『優しさ』ですもの。
人として当然の気持ちであり、非常に尊い、素晴しいものなんです。

「え？じゃあなんで？愛情や優しさがエゴになるんですか？」

そう。
そこですよ。
なぜこれらの尊い気持ちも『我（エゴ）』に入るのかと言うと…。

「私が、（私の力で）何とかしたい」

「私が、相手を（外側の状況を）変えたい」

という思いだからです。

もっとハッキリ言えば、これらは

「私は（相手の気持ちを、相手の状況を、外側の何かを）変えたい！
（＝相手の人生や生き方をコントロールしたい！私がいいと思う方向に！）

という願望であり、“自力で『どうにかしよう』という想い”だからです。

（↑ここ、レイキ初心者のかた、赤線チェックポイントです！！）

『いいほうのエゴ（＝欲）』もレイキ・ヒーリングの際は邪魔になる

というわけで。

「相手によくなって欲しい！」「自分が（相手の）役に立ちたい！」

「もっと世界をよくしたい！」「自分が（相手を）助ける事ができれば…！」

それらの全てを、『自己中心的、わがまま』と区別して、
『いいほうのエゴ（＝欲）』と呼んだりします。

（つまり、エゴには『いいエゴ』『ダメなエゴ』があるという解釈です。）

たとえば、
「ただ感謝されたい」
「あなたのお陰でと言われたい」

「役に立ったよと言われたい」
「喜んでもらいたい」

「相手を何とかよくしたい」

「必要とされたい」
「相手の力になりたい」…。

これらの気持ちは、『いいエゴ』です。

しかし、その愛情も、『（自分の力で）相手（の気持ち）を変えたい』という欲望につながるため、レイキ・ヒーリングの際には邪魔になるわけです。

つまり、これらはレイキ・リーリングをうまく行なおうとすれば、不要な『エゴ』なのです。

あなたの身体にレイキ・エネルギーが流れるのを邪魔してしまう

で。ここまで読んで頂いたなら、次のような疑問が湧いたかもしれません。
「では、どうして『エゴ』を横へ置いたほうがいいのでしょうか？」

「また、『エゴ』が心の中にある状態のままでレイキ・ヒーリングを行なった場合、一体 何が起こるのでしょうか？」

はい、お答えしてみます。

エゴに捉われた意識の状態で、レイキ・ヒーリングを行なうと、
あなたの身体の『気の流れるライン（経絡といいます）』をレイキ・エネルギーが流れにくくなるわけです。

（経絡に滞りが起こり、スムーズに流れるのを邪魔してしまうのです。）

そうすると、ヒーリングの効率が悪くなってしまうんですよ。

ですので我々はレイキの指導時に、

“レイキ・ヒーリングを行なう最中だけは、

『病気の人を治そうとしない』
『結果を出そうとしない』
『あなたのエゴ（我欲）を横へ置く』。”

…これらがコツになりますよ、と、
ここを非常に重要なポイントとして強くお伝えしているのです。

（ではさらに…。「なぜ、エゴの状態でレイキ療法を行なうと、経絡に滞りが起こるのか。」
ここは、疑問が生まれません？（苦笑）。

そのメカニズムについて、実は私、ずーっと長い間首を傾げていたのですが…。

なんと！レイキに取り組んで８年目の頃、やっとガッチリ理解できたのでした…！！
あの時は嬉しかった〜！）

（この解説は、専門的になりすぎるので、またどこかの機会に必ず…！）

※繰り返しになりますが、くれぐれも誤解しないで下さい。

レイキ・ヒーリングを行なっている最中だけ手放して！

日常生活の中で、
「大切な人の病気が治って欲しい」
「あの人のつらさが少しでもやわらぎますように…」

と願ったり祈るのは、何にも悪い事ではありませんし、
「そんな事を考えちゃダメだ！！」という話ではないんですよ。

（ここを間違えたり、混同しないで下さいネ。）

今、私がテーマにしているのは、レイキ・ヒーリングを行なう際の コツの話であり、

『レイキ・ヒーリングを行なっている最中だけ』に限ったお話ですよ？

一旦レイキの手当てを始めたなら、その気持ちは『その時間だけ』横へ置いて（手放して）下さればＯＫだよ！ってコトを言いたかったのです♪

「エゴを手放すのって難しい！(>_<)」
「コツちゃんと掴めているかな…？」というかたへ。

ぜひ『練習会』へどうぞ♪

さらに具体的な 面白くて簡単な方法、お伝えしています！
大丈夫！たちまち出来るようになりますから！(^o^)

◆つけたし◆

レイキ・ヒーリングには、他にもいくつかのコツがあります。

（ちなみにあなたはコツ、覚えてますか？）

（コツはどの流派系統であっても共通ですよん。もしも忘れちゃってる人は、初級、ファーストレベルのテキストを見てみてくださーい♪）

今回も長いのに、最後まで読んで下さり嬉しかったです。

応援しています♪
そしてあなたからの応援も、チーム一同 心より感謝致しています♪ 　大好きですよ！