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こんにちは!辻 耀子(つじようこ)です。
今回は、「4つの問題。そのうち1つは、幸せにつながっている。」その2
です。
前回までのお話
…前回のお話、覚えて下さっていますか?
こんな内容でした。
「もっとハッピーに行きたい!」と思っているのに、やみくもに問題に振り回され、気持ちを揺さぶられているかたの多くが、『他人の問題(悩み)』
と『ご自分の問題(悩み)』をごちゃまぜにして考えているものです。
そして、他人の問題に必死で取り組んでいる時、我々は不可能にチャレンジしているのですが…その事にはなかなか気付けないものなのです。
(自分以外の誰かの人生は、当人以外の誰にもコントロールする事が出来ないためです。)
という事は、あなた以外の誰かのクセを直そうとしたり、性格を変えようとしたり、人生を立て直そうとする事は、宇宙さんにケンカを仕掛けているようなもの…。
ケンカを売る相手がちょっと悪いですネ…(^_^;)。
でも、私達はすぐにここのワナにハマってしまいます。
頭でいくら『相手の性格を変えようとする事は、不可能へのチャレンジだ』と言い聞かせていても、ハッと気付けば、またやっちゃっているものです(^_^;)。
けれども、レイキとご縁のあったあなたには、ぜひここから脱出して欲しいのです。
なぜなら、この『不可能へのチャレンジ』を毎日クセのようにやり続けていたり、自分がやっきになっている事に気付かないままだと、『知らないうちにヘトヘトに消耗し、いつも疲れている』という状態がやってくるからです。
(逆に言えば、もしもあなたが今すでに『理由が分からないけれど、いつも毎日だるい、無気力、いつも身近な人との人間関係に悩まされている』と思っているならば、あなたは今からお伝えする医師のかたと同じ事をしているかも知れません。)
ヘトヘトなるまで宇宙さんにケンカを売り続けたかたのお話
実は先日、宇宙さん相手にケンカを売り続けて、ヘトヘトになってしまった医師のかたとお会いしました。(お名前をAさんとしておきます。)
Aさんはとても落ち込んでいて、医師を続けるかやめるか悩んでおられました。
救急救命の外科医のかたでした。
非常に熱い熱意を持って、救急の医師になったかたでした。
交通事故等で、血まみれになったかたなどが救急車で運ばれてきます。
『瀕死の患者を救う』『一刻一秒を争う』という場面に出くわすお仕事です。
ところで、このAさんと全く同じ救命外科医のかたでも、ヘトヘトになるほど消耗していない人もいます。
「医師をやめようか」とまで思いつめない人もいます。
ずっと張り切ってエネルギッシュに仕事を続けられる人もいるのです。
…この差は何だと思います?
(そして、あなたがもしも外科医であれば、どちらの人生がいいですか?)
(もちろん、張り切ってエネルギッシュに仕事を続けられるほうがいいに決まっていますよね。せっかく毎日その仕事をするんですから!)
「神のみぞ知る」という領域
さてさて。私はAさんのお話を聴いていたのですが、聴いているうちに、このかたがなぜ、ここまで燃え尽きて心を消耗し、ヘトヘトになってしまったのか、その理由が見えてきました。
このかたは「不運にもアクシデントに遭う人は、何も悪いことをしていないのに本当に不運だ、お気の毒だ。それは不公平だ」と嘆いておられました。
「だから、何も悪いことをしていないなら、助かるべきだ」と。
ひいては、「自分はたった一人になってでも、頑張ってその人を救う!」とも。
…その考え方はものすごく素晴しく、高いこころざしです。
感銘を受けてしまうほどの、まっすぐな熱意です。
けれどもこの考え方のまま医師を続けていたせいで、このかたはヘトヘトになってしまったのです。
無論、どの医師もその時にできる全力を尽くし、『患者さんが生きようとするのをサポートする』わけですが…。
医師に限らずレイキヒーリングを行なう場合であれ、代替医療やボディワークであれ、治療する側の人は、相手がよくなるのをお手伝いする『お手伝いさん』なのですよね。
治すのは、『患者さんの身体の機能。患者さんの治癒力』。
そして…助かるかどうかは『神のみぞ知る』という領域。
…つまり患者当人の運命であり、寿命の問題…。
エネルギーを注ぐものは何か?を見極める
『助かるかどうか』のところまでくると、ここから先は、もう『宇宙さん』の担当領域なんですよね。
でももしも、『いや、そんなの不公平だ!だから自分は神(宇宙、運命)の代わりに患者を救ってみせる!神がこの患者を見捨てようとも、自分が救ってみせる!』(=患者の運命を、自分がコントロールし、変えてみせる!)と思う医師がいたとすればどうでしょうか…。
もしもこの医師が100発100中でいつも命を救えるなら、サイコーにハッピーな医師人生が待っていますが、その確率は非常に低いと思いません?
もしも、100人の患者さんのうち、たった1人でも助からなかった時には?
そうなんですよ、この医師は必ず傷つき、自分の無力さを責め、絶望するのです。
ましてや、『相手のクセ、性格性質を直す』となると、医師が瀕死の患者を救う以上に『不可能』だと思いませんか?(^_^;)。
(だって…。自分自身の性格やクセだって、頭で分かっていても、なかなか直せない私達ですもの…。)
という事は、あなたがそこに必死になる意義があまりないのです。
“相手のクセや損な性格性質を、相手のためにも私が直してあげなくちゃ!”
…これって、不可能!!
まずここに気付いた人だけが、ムダな努力から解放されるのです。
そして、もっとうまくいく方法に目を向ける事が出来るのです。
それが人生を大切にするということなんです、とお伝えしました。
(※ただし誤解なきように。あなたが『相手がよくなる事、クセが直ることを願う』のはちっとも悪いことじゃありません。
また相手に言いたい事を伝える事も、全然悪いことじゃありません。
さらには、もしも相手本人が「心から変わりたい!」と真剣に思っている時、それを応援したり、手を貸してお手伝いする事はもちろん出来ますよね♪
でもあなたはあくまでも脇役です。
コントロールキーを握ることは永久に出来ないのです。医師もレイキ実践者もそれは同じ事。『お手伝い役』ですものね。)
というわけで…。
あなたがこれからの1年を「大きく飛翔する年」にしたいならば、『エネルギーを注ぐべきものは何か?』を今のうちに見極めておけば、非常にラクです。
何しろ、面白いほど努力の結果がついてきますから♪
「自分の問題」を3つに分けてみる
さて。続きをお伝えしていきます。
あなたの問題は大きく分けて4種類に分けられるのだとお伝えしました。
4つのうちの一つが、『他人の問題』でした。
ここにやっきになり、時間とエネルギーと努力を費やしていた事に前回気付いたかたは、『片付けるべき問題の優先順位を入れ替えて下さいネ。
『他人の問題』は、あなたの努力が最も実らない分野だからです。
次に、『自分の問題』を3つに分けてみましょう。
1「自分の問題」であり、「先延ばしになっている問題」(行動さえ起こせば今すぐに片付けられるのに先延ばしになっている) 2「自分の問題」だけど、今のところ考えてもどうにもならない問題。
(なるようにしかならない問題) 3「自分の問題」であり、
「今よりもバージョンアップした自分になれば、解決できる問題」
では、一つずつ、一緒に見ていきましょうヨ。
1.自分の問題であり先延ばしになってる問題
1番は「自分の問題」であり、「先延ばしになっている問題」。
分かりやすいですね。
あなたはこの問題の解決法をすでに知っています。
取り組むだけです。
でも…。
さっさとやっちゃえばいいのは分かっているけれど、ダラダラしちゃうものなんですよ、これがまた!(笑)。
(私はいつもそうです(^_^;)。)
ダラダラしちゃう理由、なぜなのか気付いてます?
私は…考え抜いた末、昔、心理的な理由を発見しました…!(^_^;)。
それはね、「先延ばしにする事のメリット」があるからです。
(最も大きい理由は「トライしてうまくいかなかった時に傷つくのが怖い、みっともない、これ以上自分にガッカリしたくない」というものです。
これ、『無自覚の本心』といいます。けれども、行動するべきなのに行動できない場合の、最大の理由は『失敗への恐れ』なのです。
次に大きい理由は、非常に意外かもしれませんが「立派な人、優秀な人に見られたくない」というものです。
ひとたび周囲から立派な人に見られると、常にずっとどの分野でも立派であらねばならず、もしもボロを出すと周囲から『期待外れ』とがっかりされる…というプレッシャーを、無自覚のうちに、心の奥底に持っている人は多いものです。
最後の理由は、まさに『ダラダラする事で心を休ませたり、前進するための力を溜めているケース』です。
以上、いずれの理由も『無自覚の理由、本心』なのですよ。
つまり、今ここを読んだ瞬間は「え〜?ホントに?どれも当てはまらないけどなぁ…」という感想を持たれるかもしれません。
でも、プロカウンセラーである私から言わせれば、以上のどれかが理由です。
でも今は、心理学のカラクリはレイキとは無関係なので、横へ置いておきますね(笑)。)
よっこいしょ。
2.自分の問題だけど今のところ考えてもどうにもならない問題
さぁ、2番目の問題です。
2番は、「自分の問題」だけど、今のところ、考えてもどうにもならない問題です。
…なるようにしかならない問題です。
自分ひとりだけの問題じゃなかったり、結果待ちだったり。
例えば「やりたい事が見つからない」なんていうのも、ここに入ります。
「パートナーが出来ない」というのも。
「ついやってしまうクセ」や、
「つい遅刻してしまうクセが治せない」、
「つい他人と自分を比較して落ち込む」なども。
これは『他人の問題』と同じく、優先順位の上のほうに持ってくるほどつらいです。
しかも、『気力で克服しよう!』というやりかたが向いていないジャンルなんです。
(もちろんこの2番も片付ける事は全然可能なんですけどネ!ここでは到底、本格的にお伝えしきれません。ご了承を。)
(けれども、浄心呼吸法、合掌呼吸法を徹底的に継続し、執着心を手放していくうちに、徐々に自然とあなたの『本質』(=本来のあなた、そもそものあなた)が雲の隙間から顔を覗かせ始めますので、大丈夫ですよ。)
(この辺りの事はもう、『ノウハウを頭で知り、覚えても解決しない』というジャンルのものであります。『上級』の真髄部分とも直結してきます。)
3.自分の問題でありバージョンアップした自分になれば解決できる問題
さぁ、ラストの3番の問題。
3番目は、「自分の問題」であり、「今よりもバージョンアップした自分になれば、解決できる問題」。
(という事は…今のままの自分では、解決がちょっと難しいということ。)
どういう問題かと言うと、たとえば、
「いつか○○のプロになりたい」
「いつか本を出してみたい」
「いつか○○の国に住んでみたい」
「収入を今の2倍にしたい」 など。
1番との大きな違いは、『どうすればいいか』という解決策を持っていないことですよ。
ところで私は、『問題には種類がある』と最初にお伝えしました。
問題の種類は、大きく分けて2つあるのです。
ひとつは、『あなたを不幸にする問題』。
もうひとつは、『あなたを幸せに導く問題』。
…そして『あなたを幸せに導く問題』のほうこそ、今すぐあなたが取り組むべき問題であり、ここには時間もエネルギーも使って欲しいのですよ!
なぜなら…。(もう先を言わなくてもお分かりですよね。)
そうです。
これこそ、あなたが今の人生をさらに開花させるための最短距離になるからです!!
そう、実はこの3番こそ、『あなたを幸せに導くジャンルの問題』なんです。
あなたの問題を紙に書いて分類してみてください
さぁ、あなたの問題、分類できました?
もしも紙を用意しているならば、田んぼの田の字の左上には、『他人の問題』を。
左下に『1番』、
右上に『2番』、
右下には『3番』の問題(悩み)を書いて下さいな。
書き終えたら、しみじみとその紙を眺めてみてください。
左上にある『他人の問題』、右上にある『2番の問題』。
つまり田んぼの『田』の上半分は、ひとまずぜーんぶ横へ置いてください。
(これ、実はすっごく勇気が要りますが!)
そして、下半分にエネルギーを注いでください♪
(…下半分って、何だったか覚えてます?
左下は、これですヨ。
「自分の問題」であり、「先延ばしになっている問題」。
右下は、覚えてます?
右下は、これ。
「自分の問題」であり、「今よりもバージョンアップした自分になれば、解決できる問題」。)
『ようこそ!(^o^)3番ワールドへ♪』!!
3番の問題に取り組み出すと、あなたの人生が方向転換しはじめます。
キラキラと輝きを増し始めるのです。
最後にこのお話の落とし穴とカラクリを…
というわけで。
ここまで読まれて、「うんうん、その通りよね」「そんなの知ってるよ?!」と思われたかたへ。
最後に、こんなイジワルな質問をさせて下さい(笑)。
「知ってるという事は、あなたはすでに自己実現し、文句ない至福の人生を手に入れているという事になりますが…どうですか?」
「ギクッ!(冷汗)うわ?辻さん、イジワルですね、本当に…。」
「手に入れてたら、苦労はしませんよ…『えがポン』読んでませんよ」
そ?なんですよネ!
ここが最も難しいところ。そして誰もが「なぜ?」と思うところ。
では最後に、このお話の落とし穴とカラクリを…。
もしもあなたが、『1番の、今すぐやれば終わる問題』ばかりに目を向けて、
3番の『あなたを幸せにする問題』に手をつけなかった時にどうなるのかを、お伝えしておきますね。
あなたは当然、周囲や社会から、
「信頼できる人」
「いざと言う時頼れる人」
「ちゃんとやってくれる人」
と言われているはずです。
けれど同時に、「平凡な人生を送ってる人ね」「努力の人ね」と言われているかも知れません。
(あるいは自分で自分の人生について、「そりゃ周囲はそれなりに評価してくれてるよ?だけど自分としては、さらにもっといけると思うんだけどな?」と考えていることでしょう。)
そう、つまりもしもあなたが「人生をパッと花開かせたい!」と思っているならば、
このままでは周囲からの評価や信頼は得られても、イマイチ納得いかない人生を手にする事になるでしょう。
では、もしもあなたが『1番の問題』には手をつけずに、『3番』ばかりを頑張る人であれば、どうでしょう?
あなたは
「夢ばかり追って、地に足がついていない人」
「信頼しがたい人」「頼りにならない」
「不安定」「口先ばかりで実現できない人」
「永遠の少年少女」
と呼ばれているかも知れません。
そうなんですよ。
こちらの場合、人間関係にぎくしゃく感や、不具合、問題が起こってしまうのです。
ここまでお伝えすれば、どうすればいいのかが見えてきたことと思います♪
(ちょっと気持ちがスッキリじゃないですか?♪)
最後に。
私は今まで多くの、いわゆる社会的成功者や、「最高にハッピー♪」と心の底から笑顔で即答できるかたと会ってきました。
そして見つけたのが、今回お伝えした内容です。
ひとつひとつ、具体的にどうやって行なえばいいのかという詳しい方法、コツについてはこの中では書ききれませんでしたが、
大体ここが、
・人格がステキだったり、信頼されているのに人生自体が開花しない人
・どんどん開花して変化していく人
の差を作っているわけです。
(ここが、「努力が実る人・実らない人」に共通している違いなのです。)
(社会的成功者や、最高にハッピーな彼らは、ずば抜けた才能素質に溢れた特別な人というわけではなく、普通の人達。
ほんのちょこっと、コツとやり方を知っているだけでした。)
なので、今回お伝えした事がちょうど必要だった人は、ぜひヒントにして頂ければ嬉しいですヨ?♪
臼井式レイキは元々自己実現への道
…え?「今回のお話、全然レイキと関係ないよ」って?
いいえ!ものすごーく関係ありますよ?!
何しろ臼井式レイキは元々、
『自己実現への道』
『人生の質を向上させるための道』だったのですから。
(日本伝統式の上級講習は、その重要性とメソッドを伝える内容なのです。)
臼井氏は、
『人格向上こそ、あなたの人生がさらに開花し、至福の境地に至る道』
と伝えていました。それが『安心立命への道』だよ、と。
そうすると、「じゃあ人格向上って?」という事になりますが…。
“『1番の問題』について、取り組みなさいよ。
心で思っている事・言ってる事・行なう事。
…この3つを同じ方向へ向けなさいよ。
そして同時に『3番の問題』にも取り組んでごらんなさい♪
そしたら結局、ハッピーになっちゃうし、
人生が軌道修正されちゃうし、
人格成長しちゃうじゃないですか!”
って事みたいです。
(繰り返しになりますが、ここら辺は、レイキ講習の上級編で詳しく出てくる内容です。)
※他スクールでレイキを学んだかたへ。
せっかくアチューンメントによって覚醒したレイキ受信回路です。
どちらの流派系統のかたも、ぜひ楽しく使って下さいね。
そして人生をさらに軽やかに、鮮やかに開花させて下さい。
もしも、日本伝統式の自己鍛錬法に取り組みたいならば、
おトクな『コンプリーション講座』をご用意しています。
当協会は、どのスクールを入口としたかたも、同じレイキ仲間として大歓迎で受け入れています!(^o^)
で、実際、ごっちゃまぜでワイワイやってます♪
今回も長いのに、最後まで読んで下さり嬉しかったです。
あなたの応援、心より感謝致します♪ 大好きですよ!
「あなたは人生を開花させられる人。
そしてその人生こそ、あなたにふさわしい。
しかもあなたはそれを知っているからこそ、今レイキと出会っています。」
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by; 辻 耀子 (NPO日本レイキ協会)