「五戒」は宝のありかを示す地図
こんにちは♪
理事長の辻耀子(つじようこ)です。
今回は、「招福の秘法」についてのお話です♪
(※今回は、途中、辛口注意!な内容です。
特に今人生がつらく、試練の中におられるかたへ。
めっちゃくちゃ大切な事をお伝えしますので、ぜひぜひ読んで欲しいのですが、途中「ウッ」となるかもしれません。)
ではスタートします。
さてさて、この言葉。
ご存知ですか?
『今日だけは
怒(いか)るな
心配すな
感謝して
業(ぎょう)をはげめ
人に親切に
朝夕合掌して
心に念じ
口に唱えよ』
(知らなくても、もちろん問題ないです♪)
この言葉、読んだ感想は、おそらく2パターンの反応に分かれると思います。
「おおお…!この言葉を書いた人、天才!まさしくその通り!」
という風に、真理を突いたこの言葉の深遠さに深くうなずかれるかた。
それから、
「へっ?それで?だからっ?」
「当たり前だよね、つうか常識じゃない?これ」
というかた。
ちなみに私がこの言葉を知ったのは、27歳の時。
正直に言うと…。
教えて頂いた翌日には、綺麗さっぱり忘れ去っていました(^_^;)。
それほどに、この言葉の価値が全く分からなかったのです。
でも、今の私は、この言葉のとんでもない素晴らしさと恩恵を 実感出来るようになりました。
実はこの言葉は、レイキの創始者である臼井先生が残された『招福の秘法』であり『萬病の霊薬』です。
…今では、この文を見るたび、「これって、ダヴィンチコードも、一二三祝詞も、般若心境も聖書もビックリの、すごい暗号!」と恐れおののいています。
(臼井先生、あなたってまさに天才です…!!)
この、超々スーパースペッシャルに強烈な『幸せ』への道しるべ。
これらの短い言葉は、まるで宝のありかを示す地図なのです。
そして今も多くの人が、
(過去の私のように!)
これが『宝のありかを示す地図』だとは知らずにただ読み流し、「ふーん」「へぇ~」と無感動なまま、忘れ去っている事でしょう。
なので今回からしばらく、宇宙法則について書かれたこの宝の地図についての、私なりの想いを書いてみますネ♪
(※謎解きとして書いてみますが、もちろんこれは「私という一個人」の勝手な解釈にすぎません。
ですので、ここを読む全ての人が私の解釈に同意して下さる必要はもちろんないのです。
「なるほど…辻さんはそう考えるのね」程度に受け止めて下さいネ。
もしも異論、反論、批評があっても 全然OKですよ~!)
さて。
この『招福の秘法』であり『萬病の霊薬』。
(この表現、さすが100年以上の表現ですよね…!)
この言葉は、レイキ実践者(アチューンメントを受けられたかた)のかたに向けて、臼井先生が渡した言葉です。
(当時、大正時代に大流行した、女性詩人のかたの作った言葉です。)
臼井先生は『これを朝夕合掌して心に念じ、口に唱えよ』と、お弟子さん達に向けておっしゃいました。
こんな言葉を添えて…。
「宇宙の大霊(=大宇宙)は、我々に病気やイライラを与えるはずがない。
宇宙の流れと同調してみようよ。
するとおのずと安心立命、穏やかな幸せへの道に通ずるんですよ」
と…。
(あ!!レイキをまだよく知らないかた、学ぶ前のかたも、よかったらこのまま読み進めて下さい♪)
(あなたが今日 臼井先生の言葉に出会ったのも、あなたが強運の持ち主だからかも知れませんヨ♪ なので、恩恵だけをバッチリ受け取っちゃってくださいナ!)
とはいえ この『五戒』、やみくもに
「じゃあやるぞっ!今日からこの通りに実践するぞっ!」
と気合いだけ入れても、「今日だけは怒るな 心配すな」の部分であっという間に挫折し、すぐに嫌になっちゃうのでは?
(ちなみに27歳の頃の私はムリでした!(^_^;)。)
毎日忙しかったりするだけでも、ささいな事で苛立っちゃったりするものです。
また、「こんなシンプルな小学生向けの言葉より、もっと崇高で難しい書物のほうが効果的に感じる、重要で大切に思える…」というのが、我々人間の性…(笑)。
それに今の人生が苦しい人ほど、正直なところ昔の私と同じように、
「バカバカしい!こんなもので!」
と思えてしまっても仕方がないと思います。
ですので、今日はまず一行目の、『今日だけは』についての、私なりの解釈を。
この世は常に「今」しかない!
実はこのイッパツ目の『今日だけは』が、鳥肌が立つほどスゴイんです!!
(ここを踏まえずして、どんなテクニックを使おうとも、今よりさらに軽やかな境地には至れません!)
しかも臼井先生は決して、
「一生、この事を肝に銘じて生きよ!」
とはおっしゃってないんですよネ。
あくまでも「今日だけは」、
「怒らず 心配せず…」なんですよネ。
ということは?
「昨日までのミスや至らなかった点は、横へ置いておいていいから」
という意味にも感じられるなぁ。
また、
「明日ちゃんと出来なくってもいいから、ひとまず今日だけ」
という意味にも感じられるよね…。
私は何度も読み返すうちに、このように思えてきたのでした。
やがて私は、こんな気づきに至ったんです。
“過去も未来も、我々の頭の中にしか存在しない。”
───── そうなんですヨ、
“現実には、この世には常に『今』しか存在しない” (つまり、「今」の連続である)という事に気づけたのです。
(そしてそれもたちまち流れ去り、過去になってしまう…。常に新しい『今』が生まれ、消えてく…。)
ちなみに過去の自分や周囲の人を観察してみると、私たちは幸せではない時、必ず頭の中で 過去の事についてクヨクヨと後悔してるか、怒っているわけです。
または まだ起こっていない未来について あれこれ心配したり、怖くなったりしているわけですよ。
自信のなさから、失敗ばかりを連想したりネ。
(妄想が頭の中で大きくふくらんで「うぎゃ~~!」となった経験、ありませんか? 私はけっこうありました!(苦笑)。)
…という事は?
逆に考えると、
『今について考えていない時、私達は空想・妄想の世界に浸っている』
と言えるのでは?!
(※ もちろん幸せな空想・妄想もありますから、もちろん全てがダメだとか そういうお話ではないのです。空想・妄想ってけっこう楽しいものですし(笑)。)
そして、ある日、さらに気付きました。
我々が空想・妄想の世界に浸っている時、(たとえそれが楽しいものであっても、)一つだけ問題が発生する事に。
それは何かと言うと…。
私たちはあれこれ考え事をしている最中、周囲の人たちについて、全く見えなくなってしまうのです。
思案したり考え事をしている時、私の心は自分の内側へ向いてしまいます。
この時、たとえ目が開いていても、私の瞳には外の景色は映っていないのです。
きれいな夕日も見えてないし、花がいつの間にか咲いても散っても気づかないのです。
もしも誰かが目の前の海で溺れていても、見えていません。
子供がボールを追って赤信号の道を横切っても、見えていません。
これらの話は、もちろん大げさな例なのですが。
ともあれ…。
どうも考え事をしている時というのは、まるで、膝を抱え、頭を腕で覆ってうつむいているような心の状態になっちゃっているのです。
(それがたとえ、ウキウキするような空想タイムであっても!)
「もしも心の視界をシャットアウトしたような状態の時間が多ければ、私の人生はどうなるんだろう?」
私はそんな事を想像してみました。
そしてハッとしたのです、
「その間中ずっと、心のシャッターを下ろし、まるで目の前にいる相手(や家族、同僚)を無視しているような状態じゃない?!」
と。
悩んでいる間中、
自己嫌悪している間中、
あるいは楽しい空想に耽っている間中、
私たちは思いやりや気配りを忘れてしまうようなのです。
なぜなら、他の人の身の上に起こっている現実など、視界から消えているからです。
これは、たとえどんなに優しい心の持ち主であろうとも、です。
『今』に意識がない時には、すぐ近くに居る人の事をまるで無視しているような状況になってしまうのです。
「今」に心がないと、人生が行きづまってしまう
そして…。
(こっからが重要!)
無視したら当然、無視し返されるんですネ(^_^;)。
つまり。
(悩んでいる時間も含め)
空想・妄想・思いに耽る時間の長かった頃の私は、世間から無視されているように感じ、周囲から軽く扱われたり、めんどくさそうにあしらわれているような感覚になり、ますます孤独を感じていたのでした。
(なにしろ悩んでいる時、心を閉ざしている時、緊張している時、怯えたり不安でいっぱいになっている時の私は『精神的にひきこもり状態』になっちゃってたからなのです!)
今、たまにこういう人をお見かけします。
「私なんてどうせ、居ても居なくてもいいのよ 家族にとって私は小間使い。都合のいいお手伝いさんなのよ」と嘆いているかたです。
また、「誰も私の事なんか気にしてないし。どうせこのまま出会いもなくて、きっとパートナーも現れないのよ」というかたも居ます。
そして そのかたは さらにうつむき、また自己嫌悪するのです。
どんどんブルーになります。
さらに落ち込み続ける人生になってしまっています。
(落ち込んでいる間中は、過去の事について悔やんでいるか、まだ来ぬ未来についてあれこれと不安になったりしています。)
そう…、そしてこれを繰り返していると、ちょうど『招福の秘法』の逆をやっている事になる!
おおっ!
今、その事に気付かれたかたはスゴイ!
ホント、そう思いません?!
ちょうど真逆ですよね…。
逆をやっちゃうとは!
これじゃ『招厄の秘法』ですよネ!(汗)。
なぜだか分かりますか?
そう!
なぜなら『今』に心がない…『今日』に心がないのです。
うおおおおお!!
「人に心を向けず、心無い態度を取っていたのは、他ならぬ自分だったのか!」
「だから人からぞんざいに扱われたり、小間使い扱いされたり、軽んじられたり、卑下されたり無視されていたのか!」
うおおおおお………!!
ちろん、私も決して偉そうなことは言えないんですよ(^_^;)
だって長い間、過去と未来にしか心が向いていませんでしたもの…。
特に人生が苦しい時、試練の中にいる時、プレッシャーの中で戦っている時…。
こんな時には、誰だってこうなりがちなのです。
だからこそね、今、私は昔の苦しかった頃の自分を振り返り、こう思うのです。
「そりゃ、人生が行きづまるよネ。だって周囲の人たちに対して、思いやりのかけらもない行為をし続けてきたんだもの」
だからこそ、『今日だけは』の部分こそが、招福の秘法の最重要ポイントだと私には思えるのです。
というわけで…。
『今日だけは 怒るな 心配すな』の意味を、私は自分なりに こう訳しています。
“ まず空想・妄想(迷い、思い悩むこと)をやめてみよう。
『過去』への怒りや後悔やミスを悔やむ気持ちを
今日だけは横へ置いて、
『未来』への心配や恐怖も自信のなさから来る不安も
今日だけは横へ置いて、
ちゃんと目を見開いて、
改めて周囲を見回してみようよ。”
幸せは、必ず 人が運んでくるもののようです。
しかも我々は動物の中でも、「集団で生きる種族」です。
この性質が遺伝子に組み込まれているため、無人島に独りぼっちで生きている時、幸せを感じられないどころか正気を保つのも難しいと言われます。
それほど、孤独になると、本能的にダメージを受けるのですね。
また、我々は自分の存在や頑張りを、誰かに見て欲しい生き物でもあります。
誰かから「あなたのおかげで助かったよ!」「有難う!」「やっぱすごいね!」と言われると、一気に疲れが吹き飛び、心が軽やかになります。
(波動が一気に高くなるんですね…!)
そして…。
意識が『今』に立ち返ってきた時、初めて我々は『目の前に居る人』を認識する事が出来ます。
その時ようやく、ジッと自分を見てくれていた人の存在に気付けるのですネ。
相手も、あなたが自分を見つけてくれた事で、ホッとするのです。
そして…。今日はもう一段、深い事もお伝えしておきます。
「目の前に居る人」とは、何も家族や周囲の人だけではありません。
あなたは、「あなた自身」(=正直な本心)を無視したり、押し殺して我慢をしたりしていませんか?
この時、「本当はこうしたい!」と訴えている「あなた」は、あなたから無視されています。
こんな風にして「正直な本心」を無視したり、長年押し殺したままでいると、「自分らしく、ありのまま生きている」という感覚が感じられません。
やりたい事や、快・不快、居心地のよさ、人生でやりたい事がちっとも見えません。
何を隠そう、これも過去の私のことです。
(なのに、「今よりさらに幸せになりたい」なんて…! ムチャな願いだったんですよね…。今ならわかります。)
もしも昔の私と同じ状況にいるかたは、自分自身の「心地よさ」について再確認していく作業が必要です。
そのためにも「今、過去の事にとらわれて思考にふけってないか? 未来の事にとらわれて思考にふけってないか? あの人が…この人が…と、グルグル思い悩んでいないか?」と、しょっちゅう自分の事を確認してみて下さい。
そのために、臼井先生はお弟子さんに向けて提案したのです。
「この五戒の詩、なかなかいいよ~ん♪ この五戒を毎朝読み上げてみると、自分が空想・妄想にとらわれている場合には、ハッと気づきやすいよ~ん♪ みんなでやっていこ~~♪」と。
というわけで…。
今回は、途中かなり辛口でした。
しかし、もしも今 あなたの人生が苦しいのであれば…「これを読めて幸運だった!強運だわ!なぜなら、今日から人生を方向転換できるから!」と思ってみて下さいナ。
そして、まず「自分の本心を無視する」のをやめることからスタートしてみませんか♪
そう、『今』に気づいている状態を、さらに意識しながら生きてみませんか。
そのための、便利なアイテムが、臼井先生がお弟子さんに向けて残された『臼井式レイキ・教義五戒』なのです。
レイキを知らないかたも、学んでないかたも、ぜひ朝夕唱えてみませんか♪
唱えた分だけ、この暗号の謎が解け、恩恵を手にする日が早まるはずですよん!
では、今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます♪
あなたとのご縁に、心からの感謝を込めて…。
つじようこ
今回のまとめ
「誰も自分を見ていない?
自分がつらくても気にしてもらえてない?
ならばそんな時こそ、五戒が活躍する時です♪」
by 辻 耀子