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人はなぜ、自分の使命が分からないの?

使命は魂の成長度合いに合わせて与えられる

理事長の辻耀子(つじようこ)です。
いかがお過ごしですか?

さて、今日は、『人生の使命を知りたいかたへ』の続きを。

多くのかたを見ていて気付いたのですが、我々は、どうも心の奥底で「こんな使命だといいな」という願望を持っているようなのです。

(たとえ気づいていなくても。無自覚的であれ。)

そしてその願望に近い言葉を言い当てられた時、「それ頂き!」とチョイスし、「当たった!」と思うようです。

(そして、言い当てられた内容が素晴しければ素晴しいほど、「やった!」と嬉しくなっちゃいます(///)。)

一方、それ以外の事を言われた時には「違う」と思うみたいです(笑)。

たとえ偉大な霊能者のかたから告げられた使命だったとしても、それが納得いく答えではなかった場合、我々は実行してみようとも思わないようです。

(少なくとも私はそうでした。)

きっと、あなたも私と同じかも知れません。

逆に私は、言い当てられた内容がものすごく立派なものだったとしても、(嬉しいはずなのに)これまた怖くなっちゃうだろうな~って思うんですよ。

いえ、ホントにきっと嬉しいんです!もちろん!

そして光栄なんだけれど…、何と言うのか、恐れ多いような…。
「私ごときがおこがましいわ…!(>_<)」
というような気持ちが芽生えてしまうと思うんです。

だから、やはり実行できないのです。

あなたもこのような気持ち、感じたことありませんか?

という事は…。
人はやりたい事しかやらない生き物なんじゃないでしょうか。

(というのが、前回までのお話でした。)


そしてここからは、私の勝手な考えなのですが…。

我々の人生の「使命」というのは、一つだけではないようです。

しかも、お役目(使命)は、魂の成長度合いに合わせて、より大きなものが与えられるようです。

自分の今までの人生を振り返ってみると、私にはそう思えてならないのです。

「これはまるで、コンピュータ・ゲームのRPGのようだな…」

ある時、ふと、そう思いました。

どうも最初のうちは、幼稚園・小学校レベルの使命しか与えられないような気がします。

ちょっと頑張ったらやり遂げられちゃうような事柄です。

それに、もしもやり遂げられなくても、それほど世の中に影響はありませんから、責任も重くはないのです。

(あなたは過去、それを「人生の使命だ」とは気付かないまま、いともカンタンにクリアされてきたかも知れないですネ!)

そして、クリアすると、また次の使命がやってくるようなのです。

これは、まるで、会社の中での昇進と同じようなシステムなのかも知れません。

たとえばあなたが新入社員だとします。

一般的な企業だと、その時のあなたには、大きな責任のあるプロジェクトの主任の役は与えられないんですよネ。

「コピー取っといて」
「会議の準備するよ。イスを並べといて」

このような任務かも知れないです。

逆に、もしも新入社員のあなたに、上司が「数十億円のビッグプロジェクトの主任を任せるよ!」と言おうものなら、ビックリしちゃいません?!(笑)。

そうなんです、自分の人生を振り返ってみても、最初は「コピー取っといて」「イスを並べといて」という程度のお役目しか来なかったように思うのです。

けれども、どうやら知らないうちに、私はそのお役目をやっていたようです。
そしてこなすと、また次のお題がやってくるのです。

やがて徐々に、責任を伴う、大勢の方に影響を及ぼすような使命がやってきて…。
で、今に至っています。

しかし、先ほどもお伝えした通り、多くのかたは、心の奥底で「こんな使命だといいな」という願望を持っているので、それ以外のを言われても「違う」と思うものです(笑)。

もちろん私も同じでした。

だから、「コピー取っといて」というレベルのお話が来た時には、「違う!」と拒否したくなっていました。

で、実際、何度も拒否しました(笑)。
すると、またその「同じ案件」が来るのです。

んで、あまりにも何度もやってくるので、(半ば不本意ながらしぶしぶ)「しょうがないな…」と、口をとがらせながら、行動したのですよ。

すると、人生が次の場面に移ったような…?

でももちろん、最初は「あれ?気のせいかな?」ぐらいにしか気付きませんでした。
で、気のせいという事で済ませていました(笑)。

そうしていると、また次のお役目がやってくるのです。

またもや、自分としてはあまりやりたくない事です。

めんどうだったり、「何で私が?」みたいなネ(^_^;)。
知らないうちに、私がやる事に決まっちゃってたり…。

だから「もう~!しかたがないな…」と思いながら、しぶしぶやったり。

そうこうしているうちに、また人生は開け、また次のお役目がやってくるのです。
そして、それはだんだんと責任を伴う大きなものになっていきました。

で。
ある時、ようやく、ふと思い立ったのです。
「あれ?もしかしてこれって、私のお役目なのかな?」って(^_^;)。

だってそれは、私がやりたくてやりたくてしょうがなかった事ではないからです。

「う~ん、でも、逃げても逃げてもこれが来ちゃうんだよね…。」

ここまでくるともう、あとは自分の決断だけになってくるのかも知れません。

「これも何かのご縁だわ、私がさせていただこう」と思うか?

「ううん、私のしたい事はこれじゃない、これは使命でもお役目でも何でもないわ」と思うか?

…きっと、どちらを選択しても、不正解ではないのです。

今の使命を果たすと、さらに大きな使命がやってくる

さて、ここで話をあなたの『人生の使命』に戻すのですが…。

たとえば私がふと、「自分の人生の使命ってなんだろう…」と思いを馳せる時というのは、決してコンディションのいい時ではないのです。

むしろ、風邪を引いて寝込んでる時とか、人生が停滞しているような感じがしている時とか、自分の価値が分からなくなった時、自己嫌悪や劣等感にさいなまれた時、何かに失敗した時です。

要は、ちょっと落ち込みモードの時だったり、先が見えなくて、道に迷ってしまったような気分の時なのです。

(あなたはどうでしょうか? 楽しくってガハガハ笑っている時に、『私の人生の使命はなんだろう…?』って考えたりしますか?)

この事にも気付いた時、私はハッとしました…!

「ああ、我々が使命を探したくなる時って、つまり、早い話、『いま生きてる!』っていう充実感が欲しい時なのかもしれない」って思ったのですよ。

あるいは、
『誰かから必要とされている実感』とか、
『人の役に立っているという実感』とか。

(あなたはどうですか?)

ここまでを、まとめてみます。

我々が人生で最初に直面する使命は、一見、不本意なものであるかも知れません。

だからつい、それが今 目の前にやってきているのに、拒否したくなっちゃうようなのです。
そう。
「お役目」を果たさないのですネ。

(ですので私も、なかなかステージ1がクリアできませんでした!)

すると、なんという事でしょう…!
ちっとも人生が変わらず、同じ事を何度もやるハメに…。

「じゃあどうすれば、さっさとステージ1がクリアできるの?」

今、そう思われたかたもおられるかと思います。

実は私たちは、自分の価値は、自分で決めているようです。

そして、どんな使命を生きるか、生きないかも。

知らないようでいて、うすうす深いところでは知っているようなのです。

新入社員のあなたに、上司が「数十億円のビッグプロジェクトの主任を任せるよ!」と言うのは、やっぱ冷静に考えるとちょっとヘンです。

頭の中で空想するのは楽しくてフワフワするかもしれませんが…。非現実的なのです。

ですのでもしも今、「偉大な使命を、どこかの誰かから言ってもらいたい」と思っている事に気付いたかたは、もう一歩勇気を出して、今こそご自分の心の中を覗いてみませんか?♪

そしたら…。
あるんですよ。
自覚すると、こっぱずかしくなるような、何かが。

そう、それがやりたかったんだけど、
「才能ないかも?」
「うまくいかなかったら傷つく…それはイヤ」
「いい年してみっともないかな?」
「一人でやるのは怖いな…」
「誰かに反対されるかも」
「とうてい出来ると思えない…可能性が低い」
「人生をさらに遠回りしちゃったらどうしよう」
というような恐れやブレーキがかかってしまって、自覚するのを自分で止めたり、「みつからない」って言って、ずっとごまかしてきたんですよ。

今こそ、これを読んでしまってるのだから、もう観念して下さい。

そして、認めちゃって下さい…。
「ああ、自分って、そういう事がしたかったんだな!」ってね。

思っていいんですよ、それを。
(ここが、今回の最重要ポイントです!!)

ここで、ちょこっと心理学のお話をすると、我々は潜在的に「出来る」と知っている事しか、「やりたい」とは思わない生き物なのです。

オリンピックに出たい!と思うのも、オリンピック選手をTVで観て嫉妬を感じるのも、「自分にはオリンピックに出られるだけの潜在能力がある!」と心のどこかで知っている人だけなのですから♪

(オリンピックに出られるほどの運動神経のない子供は、そもそも「オリンピックに出たい!」という発想を持ちません。オリンピック選手に嫉妬を感じません。)

けれども自分から「それをやってみたい!」と思うのは、恥ずかしいような、おこがましいような、身の程知らずのような気がしてしまうかたがいるのです。

また、「大きな事」には責任が伴う事も多いものです。
だから、余計に怖い気持ちが襲ってくるかも知れません。

だからこそ、自覚したくない。

そこで、霊能者の口から言って欲しくなるんですよね。
誰かに言い当てて欲しいような気分になるんですよね。

「あなたの使命は、~~~ですよ!」と。

あなたはいかがですか?

誰かから、自分がうすうすやりたい事を、『それはあなたのお役目なんですよ、今世の使命なんですよ』と言ってもらいたいという願望を持っていませんか?

そして、言い当てられる日が来るのを待っていませんか?

(過去、誰かからあなたのやるべき事は「コピー取りですよ」「イス並べですよ」と言われるたび、「違う!」と否定し、ずっとずっと「私の本当の使命は…?」と彷徨い続けていませんか?(笑)。)

という事は…。
もう、この際ですから、その誰かから「言って欲しい言葉」を自分で言っちゃいましょうヨ♪

それを自覚する事が現段階では無理だったり、思いつきもしないならば、まずは、今あなたの置かれた場所で、あなたの目の前に来ている「使命(任務・やるべき事)」を、ハラ決めて、真正面からガッツリ取り組んでみませんか?

そして、さっさとクリアしてしまえばいいみたいです♪

全力で誠実にクリアすれば、あなたの人生の次の扉が開きます。
そうしたら、次の使命がやってきちゃいます♪

ホント、繰り返しになりますが、素直に「それがしたい!」って思っても全然いいんですよね。(時に、勇気が要りますが。)

だって、あなたの価値は、あなたが思っている以上に大きいですから。

きっとあなたは、自分の価値を小さく見積もりすぎていますから。

だからあなたはいずれきっと、それをやり遂げられるのです。

今やってきている使命を達成すると、次に来る使命は徐々に大きく、しかも責任を帯びたものになってきます。

(たとえ、いやいや、しぶしぶやったとしても、クリアすると、そのたびに次の扉が開くのです)

そして最後には、偉大な使命がやってくるのです。

(それはもちろん、あなたがやりたかった使命ですよ!! ダーツのど真ん中のやつです!)


◆おまけ

自信がない時には、こんな方法を試してみて下さい♪

まずみぞおちの辺りに、両手を重ねて置いてみて下さいナ。
(ジェットコースターで、スースーする場所ですね。)

ここは、あなたが『恐れ』を感じる場所です。

(だから怖れやストレス、プレッシャーで胃痛になっちゃったり、心配のしすぎで胃潰瘍になるかたもおられるんですよネ。)

何度か深呼吸して、みぞおちにある、手のぬくもりをじんわりと感じてください。

そうしていると、やがて あなたの体内の『気』がそこに集まってきます。
そうです、パワーが集まってくるのです。

次にそのパワーを、下腹(丹田)まで降ろしてみましょう♪

やりかたはカンタンです。
手のひらを下腹へ移動させればいいのです。

ゆっくりと、吐く息と共に『気』が降りていきます。

頭寒足熱、下半身に気がおりればおりるほど、あなたはゆったりと、どっしりと、自分自身の価値を受け入れられるのです♪

不必要な焦りが薄らいでいきます。

肩や首から余分な力が抜けていきます。

思い出して下さい、あなたが思い描く、理想の自分を。
(数年後の、未来の自分でもいいですよ♪)

ありえないほど偉大な自分や、キラキラまぶしく輝いていて、魅力的な笑顔のあなた自身を。

…そんなあなたになるために、新たな価値を手に入れる必要など、どこにもないんですよネ。

あなたにはもう価値があるのですから、それを『受け入れる』だけなのです。

怖くなったら、また深呼吸してみて下さい。

そして、こんな言葉を唱えてみて下さい。

「私は、実現可能な夢しか、興味を持ちません。」

「私は潜在的に、やれる事しかやりたいと思わない生き物です。」

これらの言葉から、パワーをもらってくださいナ。

というわけで。
今日も最後まで読んで下さり、嬉しいです!
心からの感謝を込めて…。


今回のまとめ

「やりたい事をやりたいと認めるのは、時に勇気がいるものですネ。
でも認めちゃえば、そこから何かが始まるみたいです!」

by 辻 耀子