怒りをこらえているとき、手のひらはグーになる

理事長の辻 耀子(つじようこ)です。
こんにちは♪　いかがお過ごしですか？

さて、今回のテーマタイトルに基づき、さっそくあなたにご質問があります！
「あなたの手のひらは今、どうなっていますか？」
ㅤ
「は？辻さん、意味分かりませんよ？？」
ㅤ
そうですよね、ごめんなさい。
今から今日の内容について、ご説明いたしますネ。
ㅤ
ㅤ
これは私が若い頃、尊敬していたレイキ師範のかたから教えて頂いた、とても大切な言葉なんです。

「人は、怒りをこらえている時、どうしてもこぶしを握り締めてしまう。だから手がグーになる。」

聞かされたとき、ハッと身が引き締まりました。

確かに確かに…。
言われてみればそうです。

私たちは、怒りをグッとこらえている時、手をパーの状態にして、力を抜いてはいられないものなのですネ。

私も、もしも本気で起こった時には、気が付けばこぶしを握ってしまうでしょう。
（こぶしを握りしめすぎて、手がブルブルと小刻みに震えるかも…。）

「どなたかにレイキをしてさしあげようと思う時、手のひらはグーじゃなく、パーにしなければならない。けれど心が怒りでいっぱいの時には、誰かのために手のひらを開くことが出来ません。」

うんうん、まさしく…！

さらに、その後に続いた先生の言葉が、とても素晴らしくて感銘を受けました。

それは以下のような言葉でした。

“レイキは、「上手く送れるかどうか」、そんな事よりも、「誰かに手を置いて差し上げたい」…、そう思える事こそが、とても大切で価値のある事なのです。

なぜなら我々は、「自分ばかりが つらい目に遭っている」と自分自身を嘆き、運命に腹を立てている時には、誰かのために手のひらをパーに開く事が出来ないからです。”

この説明には、軽いショックを覚えました。

ホントそうですよネ…。

誰かのために手のひらをパーに出来る心の状態…。
それって、自分の心に余裕がある時だけなのですよね…。

このお話を聞いてから、あれこれ想像しました。
海外に居る、友人知人のことを。

アイルランドに居る友人、イラク人の男性、中国に住む友人や、オーストラリアに行ったレイキ仲間の事…。

きっと彼らも、誰かにレイキを送っています。
多くの人が世界中で、今日も誰かのために手を当てています。

わ～、ちょっと感激…！

なんてステキなんでしょうか！

さて…。
あなたの手のひらは、今どうなっていますか？

あなたは、今日は誰に手を当てて差しあげますか？

そうそう。
私は昔、自分自身が辛かったりブルーな気分の時に こう思いを馳せていました。

「今、自分よりも つらい気持ちでいる人は誰だろう？　今すぐにレイキが必要な人は誰だろう？」

誰かの顔が浮かんだ瞬間、もう私は自分の心の中にある怒りやつらさから解放されていました。

そして、誰かの顔を思い浮かべながら、その顔が笑顔になるように…とイメージしつつ、遠隔ヒーリングを行なったりしていました。
ㅤ
遠隔ヒーリングが出来る事は、つらかった時の私にとって、とても有難い事でした。
ㅤ
心の矢印が、（つまり心のフォーカスが、）自分のつらさではなく、友人や応援したい誰かの方へ向くと、つらさを忘れられました。
ㅤ
気持ちを切り替える事が出来たのです。
ㅤ
（この瞬間ほど、遠隔レイキヒーリングが出来る自分を嬉しく思う時はありませんでした…！）

これは、別の見方をすれば「自分の問題から目を逸らし、逃げている」とも言えると思います。
けれども、どうしようもなくつらかった時、気持ちを切り替えて、穏やかな心を取り戻せる事は、救いとなりました。
レイキは人のためならず、なんですよネ。

レイキを使う時には、誰よりも自分自身が恩恵を受け、心をラクにできちゃいます。

本当に、しみじみ…あの若い頃の、試練の中にいた私にとっては有難い手法だったのです。

というわけで…。
もしもあなたが怒りや哀しみ、情けなさでいっぱいの時には、少し周囲を見回してみてくださいナ♪

誰かのために自らの手のひらを開き、手当てをしてさしあげられるあなた。

その時のあなたは、いつの間にか仏様のような優しいお顔になっています。(^-^)

（もちろんあなたが、自分自身の最大の応援者である「自らの身体」に向けて手を当ててあげている時にもネ…♪）

捨てたもんじゃないです、私も、あなたも、そしてこの世界も♪

今回も読んで下さり、有難うございました。
あなたの応援、心より感謝致します♪

今回のまとめ

「怒りをこらえている時、手のひらはグーになる」

by　辻 耀子