理事長の辻 耀子(つじようこ)です。
レイキの目的は『安心立命の境地』で生きること
今日は、「自分軸ってなんだ?」というテーマです。
その前に…。
「そもそもレイキを学ぶ目的は?何のため?人生にどう影響が?」
この点について、今一度お伝えしておきますね。
当協会が伝えているレイキの目的・目標地点は『安心立命の境地』です。
(他のレイキスクールの多くは「レイキ・ヒーリング」を指導しています。
当協会でもヒーリングの技法、技能はガッツリやります。
しかしそれ以上に、人生を変える真髄・『安心立命の境地』を重視しています。)
安心立命の境地とは、分かりやすくいえば
「ゴキゲン」「至福」「繋がり感」「一体感」「ワンネス」「生きててよかった…!」
こんな境地の事です。
人生がよくなっていく感覚、軌道修正される感覚、追い風に吹かれている感覚で軽やかに生きる事です。
「うわ、本当に軽やかになってきた…!」
というのを味わってもらうのが、当協会の目的です。
レイキを続けていくうちに、軽やか・のびやかな気持ちで過ごす時間がどんどん増えます。
なにより、安心立命の境地を実感しはじめると、深刻さが抜けていくのです。
もちろん、生きていれば、どの人にも色々なことが起こります。
自分自身の身に降りかかる困難やハプニング以外に、家族や身近な人がひどい試練の状況に陥る事もあります。
大切な人との別れもあるでしょう。
そのたび、心がグラグラ揺れ動くのは、人間として当然の事です。
(逆に、あまりにも平然としていたら…そんなの不自然ですよね。)
つまり、感情の振り子が振れる事は、安心立命の境地とは関係のない話です。
ただし。
それでも、レイキを続けていくと、「うわぁぁぁぁ…どうしよう!」という風にパニックになったり、不安感や恐れ、心配に飲み込まれる時間は、どんどん短くなっていきます。
そして、案外短時間のうちに「ま、どうにかなるさ」というような境地まで、自分自身を戻せます。
さらには…。
「ま、どうにかなるさ」という境地(オーラ、意識、波動)で暮らしていると、トラブルの解決も早いです。)
そしてやがて、大きなトラブル、災難、身体の症状までもが遠ざかっていきます。
だから私は、「生きるための便利な技能」として、レイキを指導伝授しているわけです。
さて。ここまで読まれて、
「辻さん、そうなれたらめっちゃくちゃ楽です…」
「とにかく今しんどいんです、何のために生きてるのか…。涙が出ます…」
というかたも、おられるでしょう。
だからこそ、私は
「騙されたと思って、毎日淡々とレイキに取り組んでみて。心地よさを積極的に味わいに行き、呼吸を整え、エネルギーを整えてみて。今日の自分をどんな感じなのか味わってみて。」
と推奨しているわけなのです。
やってると、「まだ全然変わらない!」と思ってても、「いつまでこれを続ければいいの…(泣く)」と思ってても、いずれ変化を実感する日が来ます。
「あれれ??おやや??」
「以前の自分ならこんな場面で、このレベルじゃ済まなかったよね…」
「心が日本海溝の底まで落ちて沈んで、這い上がってくるのも大変だったよね…」
「今はそこまでじゃないな…案外、浮上出来つつある」
こんな風に「変われてる自分」を実感する日が来るのです。
(ホントです!マジで!)
その上で…。
「辻さん!それが早く来て欲しいです! もっと加速させたいです!」
というかた、いらっしゃるでしょう?
なので、今日はそんなお話を。
(ようやく本題に入ります!)
“自分軸を育てる=ゴキゲンになる”ためにはレイキ法!
『自分軸とは、生きるうえでの中心軸。』
昔々、お正月にコマ回しで遊んだ経験、あなたには ありますか?
(最近はもう、ない人もいるかな?)
あのコマって、実に不思議ですよね。
綺麗にクルクル回ってる時と、グラグラし始めて…やがて倒れる時が来る。
安定して美しく、バレリーナのごとく廻っている時のコマには、中心軸が出来上がっています。
あれね、人間の心にも当てはまるんです。
『安心立命の境地』が出来てくると、心の中に、中心軸が出来てくるんですよ。
これを、自分軸と言います。
逆もまたしかり、です。
中心軸が出来てくれば、『安心立命の境地』も深まっていくものです。
(安心立命の境地とは、「ゴキゲン」「至福」「繋がり感」「一体感」「ワンネス」「生きててよかった…!」こんな境地のことだと先ほどお伝えしましたね。)
という事は…。
日々の中で「ゴキゲン」を意識しながら過ごしていると…。
(「ゴキゲンな自分になるために、レイキを日々活用していると…。)
当然、中心軸も出来て来るわけです。
「じゃあ辻さん、中心軸を持っている人ってどんな感じの人ですか?」
確固とした中心軸を持っている人は、すぐに分かります。
特徴は、『安定感』。
どんな状況に遭遇しても、軸がブレない人ほど、心が安定しています。
ただし、「冷静沈着だけれど、冷たく感じる」「見ていてゾッとする」というのは、違うと思います。
このタイプの人は、確かに胆力があり、自分を律することが得意でしょうが、まるで軍人かゴルゴ13です。
「繋がり感」「一体感」「ワンネス」…ここがない。
そして、「繋がり感」「一体感」「ワンネス」…こちらがない人は、たとえ社会的に成功しても『孤独な成功者』になります。
結論、『自分軸』とは?
あなたの体験から生み出された人生哲学と言えるでしょう。
あなたの『生き方の基盤となるもの』です。
少し確認しておきましょうか。
次の質問に、心の中だけで回答してみて下さい。
Q1)「あなた自分の人生を、どのように見ていますか?」
(どう評価してますか?)
(たとえばあなたが寝たきりになった時、3日間ぐらいならお世話してくれる人は誰かいる、と思えていますか?家族以外でもいいです。何人思い浮かびますか?)
Q2)「あなたは、この世界をどのように見ていますか?」
(楽観的?悲観的?)
Q3)「あなたは、人類や他者のことをどのように見ていますか?」
(楽観的?悲観的?信頼はありますか?)
この質問への回答が、楽観的なものであれば、あなたは『安心立命の境地』におられるか、まもなく到達する人です。
あなたの『自分軸』は、あなたのものの見方を決定する軸です。
価値基準と言ってもいいでしょう。
ではついでに『あなたの価値観の確認』もしておきましょうか。
質問に、心の中で回答してみて下さいナ。
「あなたは何を(誰を)大切にしていますか?」
「可能ならば、何を(誰を)手放したいですか?」
「あなたは何を(誰を)優先しますか?」
「何を(誰を)、ついつい後回しにしていますか?」
これらが、あなたの判断基準となる『価値観』です。
(※正解・不正解はありません。)
(例えば「家族や親は大切にするべき」という「べき」から回答する必要はないのです。あなたの回答は、誰にも知られません。そして自分の価値観に沿って生きた時に、私達は人生に対してさらなる感謝が増すのです。)
それから、次に大切な補足説明をしておきます。
これは、単に『中心軸』を持ち、グラグラしない人になればいいという話しじゃないんですよね。
「安心立命の境地」の大前提には『安心・安全な心』があります。
安心感という土台の上に「人生」や「心」が乗っかっていないと、人生をより一層楽しめるわけがありません。
心底やりたい事も、なかなか見えて来づらいものです。
だから、「人との分離感」(「自分はあの人たちとは違う」という気持ち)が強いと、『安心・安全』からは遠ざかります。
感謝が少なく、「やってもらって当然」「もらえて当然」という依存心が強い人も、その依存心に無自覚な人も、安心立命の境地には近づきません。
ここはとても重要です。
スピリチュアルな事を熱心に勉強したり、ストイックなほど自分磨きをしておられる人の中には、おかしな勘違いをしている人もいます。
「私はあなた達とは違うの。だから玄米菜食です。外食はしません」とか、「私は特別な使命を持っているんです。選ばれて、呼ばれた人しかあの場所には行けないんです」等々、ぬけぬけと言う人が居ますが、そういう人はイタい人です。
安心立命の境地が深まると、「お互い様とおかげ様」という気持ちが強まります。
だから、一段高いところからイタい人達や犯罪者を見て嘆いたり、「いかがなものか…」という事を呟きたい気持ちも、徐々に減っていきます。
代わりに、慈悲の気持ちが湧いてきます。
ともあれ、『自分軸を育てる』(加速させる)には?
学んだ事を、日々コツコツ実践すること。
「知ったまま」にせず、自ら体験し、その体験を重ねることです。
地味なんですけど、これに尽きます!
「でも辻さん、私、3日坊主なんです〜」という人は、一緒に練習する仲間を1人でもいいので作りましょう。
(ウチの場合ならば、練習会に来て下さい。そして勇気出して、連絡先を教えてもらって下さい。)
そのようにして、さらに学び続け、実践し続け、体験を重ねていく。
それを、いかにフレッシュな気持ちでやれるか?については工夫してみて下さいネ。
やがて、『自分軸』が自分の内側に、しっかりと育ちます。
…こうして文章にすると小難しくなっちゃいがちですが、やる事はシンプルです!
「もっとゴキゲンになりたいなら、ゴキゲンな時間を増やそう!」
これです!
それも…「ラッキーな出来事が来ないとゴキゲンになんかなれません…」とボヤきつつ「出来事を待つ」受け身の人生から、「自分で自分をゴキゲンにしていくんだ!」と自律的になる。
これだけなのです!
そして、そのための世界一カンタンな技法が、レイキ法です!
(レイキヒーリングじゃなく、ね!)
今日のことば
自分軸が安定してくると、心が落ち着き、軽やかでのびやかになります。その先に『安心立命の境地で生きる人生』があるのです。また、その至福の境地はどこまでも終わりがありません。さらなる至福を目指し、味わっていいのです。
by ; 辻 耀子