私達が最も傷つく場面とは？

理事長の辻 耀子(つじようこ)です。(^^♪

今日は「レイキを誰かにやってあげるのが怖い」という気持ちを、心理分析的にアプローチ！

「私達が傷つく時」の心理メカニズムをお伝えします。

いきなりですが、質問です。

Ｑ：「あなたが傷つくのは、どんな場面でしょうか？」

…私達が一番傷つく場面って、どんな場面だと思いますか？

・誰かから嫌な事を言われたりされた時？

・試験に落ちた時？

・人前で失敗した時？（それを笑われた時？）

・ウケを狙って、スベった時？

もちろんどれも全て、イヤですよねぇ。

…でも、上の３つより、もっとキョーレツなのがあるんです。

実は、（心理学者の）統計によると…

私達が最も傷つくのは、

「誰かに好意や思いやりを持って何かを行なった際に、それを喜んでもらえなかった時」。

おお～～！　どうでしたか？

意外でした？

それとも「うわ～、わかるわ～」という感想でしたか？

（※ちなみに「告白したのに、フラれた」というのも、このケースに入ります。「好意を受け取ってもらえず、拒否されるというのは、まるで、勇気を出して差し出した花束を、目の前で「要らない」とドブに捨てられるようなものだからです。）

こんなつらい体験は、誰だって幼い頃、何度も何度も経験しているはずです。

そもそも、幼い子供を観察してみて下さいよ。

親の役に立ちたくて立ちたくて…褒めてもらいたくて、そればっかり考えてますよネ。

でも、たいていの場合、子供がやる事というのは、大人を困らせる結果になるのです。

お手伝いしようとして、お皿を割ったり。

片付けようとしているのに、余計に散らかったり。

そして、「今度こそ褒めてもらうぞ！」と意気込んで頑張った事が、またもや裏目に出るのです。

褒められるどころか、カミナリが落ちる事もしばしば。

「もう！いい加減にしなさい！」

「頼むから大人しくしてて！もう何もしなくていいから！」

「何でこんな事するの？！訳を言いなさい！」

…せっかく、親や先生の笑顔が見たくてやった事なのに、相手を怒らせてしまう。

『好意からくる行動（努力、頑張り）を否定される』。

これは先ほどもお伝えした通り、私達の『心が傷つくランキング』で１位に入る、スペシャル級のハートブレイク体験なのですね。

子供の頃、誰もが多かれ少なかれ、この体験を持ちます。

そして、この体験を何度も繰り返すうちに、私達は、誰かに何かをするのが怖くなったりします。

お友達や大好きな人に何かしてあげたい！と思っても、その瞬間、反射的にこう考えてしまいます。

「かえって迷惑になるんじゃないかな…？」と。

そのため、うちのレイキ協会には、多くのこんなコメントが寄せられます。

「せっかくレイキを学んだけれど、親や家族、友人にレイキ療法をしてあげる事が怖くて出来ないんです」

「友人や知人に、レイキ療法の練習したいから練習台になって、って頼めないんです」

（…いや〜、分かりますよ…その気持ち！！嫌というほど！！）

そう。多くの受講生さんは、「なぜ身近な人にレイキ療法をしてあげる事がこんなに怖いのか？」と自問自答し、「ああ、きっとまだ自信がないからだ」という結論に達しているようです。

が、違うのです。

「レイキ習ってきたんだ、やってあげるよ♪」

と言った時に、「何それ？怪しい」と眉をひそめられる事を考えただけで、あの『ハートブレイク体験』の予感がよぎるのですよ…。

だから、それが怖くて「レイキヒーリングをやってあげるよ」が言えずに、躊躇してしまうのです。

同じく、私達は「良かれと思って」何かをしてあげたのに、喜んでもらえなかった時にも、思い切りグサッと傷つきます。

（例えばレイキ療法を行なった時、相手の反応がいまいちだったり、「何かよく分からなかった」と言われたりした時など…。）

でも、もしもあなたが「ああ、もう！」って自分を責めてしまうクセをお持ちの場合、自分を責めなくっても全然大丈夫ですヨ〜。

まずは、そんな自分を「よしよし」しましょう。

あなたの意欲。何よりそれが素晴らしいのです。

ここにも気づいておいて下さいネ。

（だって、「レイキ療法が上手くなりたい！」という意欲があるのですよ？　誰かをラクにしたい、という気持ちが。それって実は、ものすごく尊い…。本当に尊い気持ちです。）

「レイキ療法のプロになりたい、仕事にしたい」という人も同じです。

もちろん「稼ぎたい！」という意欲のある人もいるでしょうが、稼ぐ方法は世の中にいっぱい存在します。

その中で『人を癒すこと』をチョイスするのは、「誰かをラクにしたい」という気持ちがあるためです。

だから、まずは「レイキ療法をやりたい、練習したい」という気持ちの尊さを、キチンと受け止めて、自分を「なかなかいいじゃん～～♪」と承認してOKなのですよ。

それから次に…。

もしも「怖さ」があるならば、それは『拒絶されたり、かえって迷惑をかける怖さなのだ』ともう気づきましたよね。

ならば、ひとまず練習会に来てみませんか♪　（会場の練習会、オンラインの練習会、どちらでも！）

そして、レイキ療法を行なう事に「慣れる」。

ここからスタートしましょう♪

まずは、レイキが好きで、さらに上達したい！という気持ちを持っている人達と、レイキに慣れていきましょう。

そして…。それから次のステップに入ってみましょう！

大丈夫です。あなたは変化・進化していきます。

上達もしますし、今のまま変わらない事などありえません。

だから、安全なルートから、一歩ずつ踏み出してみませんか。

やがて少しずつ自信が増幅してきますから…♪

その時のあなたは、醸し出す波動（オーラ、雰囲気）も今とは違います。

表情も声のハリも違います。

だから、そんな近い未来をウキウキしながら心待ちにしてみて下さい♪(^^♪

今回はここまでです。

最後まで読んで下さり、嬉しいです！

この後もどうぞ、いいひとときとなりますように…。

つじようこ

今日のまとめ

我々はみんな『拒絶されたり、かえって迷惑をかける』と最も傷つくのです。その事を知った上で周囲の人たちを見まわすと…。みんな一生懸命だったり、へこんだり…。でも勇気を出してまた立ち上がったり…。いくつになっても、愛しい存在ですね。

by 辻 耀子