理事長の辻 耀子(つじようこ)です♪
今回のテーマは「不安、心配になる心理」にしましょう。
これは、日本伝統式レイキ・教義五戒のテーマでもあります。
今、不安や心配がありますか?
もしもあるならば…。
まずは、何よりもこの言葉をお伝えしたいです。
“今よりも成長したい、よくなりたいと思うと、不安や心配、落ち込みはセット商品でついてくる。”
これは、私が過去に気付いた言葉なのですが。
つまり、不安や心配がある人については、こういう風にも捉えられます。
”不安や心配、「今のままじゃダメだ」と落ち込む人は、それだけ自分が成長したい!という気持ちの強い人。”
そして…。
この事にも、気づいておいて頂きたいのです。
”今の地点の自分と、目指す自分との差を、怖がらずに見極めた人だけが、本当に成長の階段を上っていける。”
とは言え、やはりずっと「不安・心配」が頭の中をグルグルとよぎる日々は、しんどくつらいですね…。
そこで、その境地から抜けるためのステップをお伝えしましょう。
不安や心配から抜けるためのステップ
◆ステップ1
「今の自分を怖がらずに観る」
(過大評価しないで、ちっぽけな自分をちゃんと直視する。)
不安な自分、心配している自分…。つまり恐れている自分。
一対何を恐れているのでしょうか。
実は、プライドが高い人ほど、なかなかここを直視することが難しいものです。
しかし、ここは勇気の出し時です。
自分の境地や、状況を変えるためにも。
さらに軽やかなほうへ抜け出すためにも。
私たちは、正直になって自分自身の「本音」を直視した時に、初めて今自分が『自分の成長地図』のどの位置に立っているのかが、見えるのです。
逆に言えば「今の自分」を見ずに(確認せずに、)そのままやみくもに進んでも、思った方向には到達しにくいものなのです。
だから、今、少しつらいかもしれないけれども、現状を観ることからスタートしましょう。
◆ステップ2
では、次です。
もう一つ、怖がらずに見て欲しいものがあります。
それは、「本当に、本当に、本当に欲しいもの」です。
そこも、今しっかりと見る時です。
もしかしたら、今までは
「自分には分不相応じゃないのか」
「こんなたいそうな夢を持つなんて、おこがましいんじゃないのか」
と思ってきたかもしれないものです。
実は…。
「この程度にしておこう…」
こう思ったなら、小さな事柄だけが叶います。
実際、我々は誰でも、引き寄せの法則的に、欲しいものを引き寄せて生きているからです。
つまり、おそらくあなたの人生でも、「せめてこれぐらいは…」と思うような事柄は、もうすでに手に入れていませんか?
(せめてこれくらいの食事、せめてこれくらいの収入、最低でもこの程度の生活…。)
そして…。
「せめてこれぐらい」程度のものをイメージしている時、その人はかなり怖がっています。
手に入らなかった時に、自分がものすごく傷つくのを怖がっているのです。
けれども、本当にその程度でいいのでしょうか?
本当の本当に?
どうでしょう。
今、自分自身にだけ、正直に問いかけてみましょうヨ。
もしかしたら…自分の本心をだまして、なだめて、言う事を聞かせていませんか?
一番好きなお菓子、二番目に好きなお菓子、三番目に好きなお菓子。
いつだって、一番めじゃなくて、「二番目や三番目でもいいや」と、諦め半分に本音をごまかし、自分自身の気持ちをコントロールしていませんか?
一番好きな人、二番に好きな人、三番目に好きな人。
一番好きな人はあまりにもきれいで格好良すぎて手に入りそうにない…。
だから二番目か三番目ぐらいの人にしておこう。
こんな妥協をしていませんか。
その結果、あなたは自分にいいきかせていませんか。
「足るを知ろうよ」と。
でも、もしもこんな子供を見かけたら、あなたはどう思いますか?
その子は全力を出してみる、という事をしないうちから、先に自分の価値を二流や三流の位置に決めています。
そして、「足るを知ろう、足るをしるべき、現状に満足すべき」と言い聞かせつつ、自分をなだめながら生きているんです。
もしもそんな子供を見かけたら、「それはちょっとおかしいよ?」って言ってあげたくなりませんか?
けれども、同じ事をしている大人って、たくさんいるんですよね…。
大人になると、気が付かないうちに「足るを知ろう、足るを知るべき」と言い聞かせて。
自分自身を狭い鳥かごの中に押し込めて…。
やがて、飛び立つことを忘れたり、考えなくなってしまう人がいるのです…。
自分はそうやって生きているのに、子供に「夢を持ちなさい」と言う大人も案外います。
あなたの話に戻します。
あなたが今よりも成長したいほど、あなたは今の自分に不満を感じ、苛立ちや焦り、心配を感じます。
しかし、本当に欲しい状況を思い描くと、その分だけ現状との落差も見えてつらくなります。
「手に入るはずがない…」
「今の自分には到底不釣合いだ」
と落ち込むかもしれません。
先の事、未来の事を考えると、さらに傷つきそうで、不安も押し寄せるのです。
だからこそ、高望みしないように気を付けて生きるようになってしまいます。
高望みしないほうが、傷つかずに生きていけるような気がするからです。
実際、そうだとも思います。
けれどもそれを繰り返すうちに、私たちは本音を忘れ始めるのです。
「あれ?こんなはずじゃないのに…」
「自分って本当は何がしたいんだっけ…?」
やがて、気が付けばワクワクしない、納得しない人生が手に入っています。
人生がどんどん色あせていきます…。
昔はフルカラーで色鮮やかに見えていた世界が、だんだん白黒っぽく見えてきます。
だからこそ、自分自身の現状や、まだ起こっていない事を心配ばかりしていないで、まずは怖くても今の自分のちっぽけさを認めてしまいましょう。
そして、成長したいと思うからこそ落ち込んだり不安になり、心配してしまうのだという事も、認めてしまいましょうヨ。
目をしっかり見開いてみましょう。
そして、現状を受け入れる。
(これは、旅先で地図を見ながら現在地を確認するのと同じ作業です。)
あとは着実に進んでいけば、状況は勝手に変わり始めます。
心も、たましいも、今より成長していけます。
勇気を出して、今の自分を見据え、受け入れた人だけが、「本当はどうなっていきたいか」を観ることができるのです。
自分の人生なんだもの…!
もっともっと楽しんでいいんですよ!
そして、あなたにはそれが可能です!
もっと楽しみましょうよ!
応援を込めて…!!!
今回のまとめ
安全圏の、手に負えるものばかり掴まないで、最高のものを手に入れに行きましょう。
by 辻 耀子