安心立命、きっとすでに体感していますよ♪ （体験しやすくなるための２つの条件）

理事長の辻耀子（つじようこ）です。(^o^)

いかがおすごしでしょうか？

Q：どうしたら安心立命の境地になれますか？

最近、『安心立命』に関する質問メールがパラパラ…。

みなさん、ほぼ同じご質問でした。

「どうやったら、安心立命の境地を体感できますか？」

（※安心立命とは、悟りの境地の事です。）

レイキの上級で本格登場する、『安心立命』（あんしんりつめい）。

今日は、Ｑ＆Ａをご紹介してみます♪

では、はじまりはじまり～！(^o^)

（Ｍさん・男性より）

◆「（前略）いつもメルマガを楽しみに拝見させていただいております。有難うございます。

特に、最近４回に渡って掲載なさっていらっしゃった「真の生きる目的とは」は、とても興味深く読ませていただきました。

真の生きる目的とは、「生を楽しみ味わうこと」と言うのは、頭では理解出来ます。

今まで生きて来た経験や本を読んだりして、納得は出来ます。

納得は出来るんですが、どうしたらそういう境地になれるのかが、分からないのです。

そういう境地に達すれば、小躍りするような喜びが無い代わりに、不安や心配事の無い安らかな世界で毎日を過ごせるようになれると思うのです。

ですので、どうしたらそういう境地になれるのか、是非教えていただきたいのです。

お時間のある時にでも、ご連絡いただければ幸いです。

どうか、宜しくお願い致します。

勝手なお願いで、申し訳ありません。」

◆（つじようこの返信）：

「Ｍ様　私のメルマガ、読んで下さり本当に嬉しく思います、有難うございます！

> 納得は出来るんですが、どうしたらそういう境地になれるのかが、分からないのです。

⇒そうなんですよね…、多くの方がそうおっしゃいます。

そして過去の私も、もちろんそうでした。

だから、お気持ち分かります。

> そういう境地に達すれば、小躍りするような喜びが無い代わりに、不安や心配事の無い安らかな世界で毎日を過ごせるようになれると思うのです。

⇒いえ、私の感覚では、小躍りするような喜びは、めちゃくちゃありますよ？（むしろ増えますよ～。）

よろこび溢れる、嬉しくてしかたがない人生に突入します。

ただ、しいて言うならば

「感情のジェットコースターに乗って楽しむことが出来る」

「感情のジェットコースターを、（ジェットコースターに乗らずに）眺めることも出来る」

これらを両方出来る、自由自在な感覚なのです。

…感情に振り回されて狂喜乱舞する事も出来るし、感情から離れて観察する事も選べる…、そんな自在感を感じます。

また、視野が大きく広がり、迷いが消えます。
（※これらは全て、私の個人的な感覚、理解です。）

> ですので、どうしたらそういう境地になれるのか、是非教えていただきたいのです。
> お時間のある時にでも、ご連絡いただければ幸いです。

⇒了解しました、では書いてみます！

あ、その前に…。

昔、新米の頃の私は

「自分がもっと人格向上し、今より素晴らしい人間になったら、安心立命の境地を体感できるのだ」

と思い込んでいました。

…この思い込みは、間違いだったと後で気づく事になりました。

安心立命の境地を体感するのに、『欠点克服』や、『今以上に成長し、立派な人間になる』『人格者になる』事は全く不要でした。

（また、これも後から分かったのですが、「あれっ！意外とみなさん、偶然に『安心立命』を体感している事が多いのでは？そうとは気づかずに…。そして知らない間に、元のモードに戻っているんだな」という事にも気付きました。）

話を元に戻します。

私の場合、レイキの上級の講座の受講によって、まず『頭で知った』のが最初のきっかけになりました。

（けれども、頭で分かったつもりになっただけで、実際、安心立命の境地などさっぱりイメージ出来ませんでした。）

そこで、受講後は、自宅で発霊法を継続して行ない、呼吸法の最中に内観をしました。

（★注　発霊法とは？：100年以上前の、レイキを使った自己鍛錬法・精神統一法の事なんです。字を見ると『発霊』だなんて、かなり怖いのですが、昔の『霊』にはオバケの意味はなく、聖なるもの、という意味でした。つまり、自分を輝かせ、整えるための修行法の事です。）

（★注　内観とは？：ご存知の通り、禅の修業法です。「誰かから恩を受けた事」「してもらった事」を思い出す作業です。「誰かに迷惑をかけられた」「こんなひどい目にあった」「こんな事をしてあげた」じゃなく、「してもらった（＝相手に支えられた）」というほうに徹底フォーカスします。）

発霊法、呼吸法、内観を徹底的に行ない、同時にレイキの上級のメソッドに従って『自己認識』～『自己受容』をしつこいほどやりました。

（※なぜなら、『自己受容』ががっつり出来れば、『自己変革』は勝手に、自動的に起こるからです。「変わる努力」をしなくても。）

とは言え、私はなかなか「これだ！」という感覚がつかめず、うまく瞑想にも入れず、そんな時期も長かったです。

…で。ある日、転機が来ましたっ！

私の場合、気づきのための決定打になったのは、自分自身が失敗したり、ひどい目にあった時でした。

自分を誇れず、落ち込んでボロボロになった時なんです。

この時に、頭を思いっきり誰かに殴りつけられたような「ガーン！」というショックがありました。

（それこそが、『自立して生きてると思い、傲慢だった事にまったく気付いていなかった自分』を見つけた時です。）

そして、情けない自分を…ちっぽけな自分を受け入れた時に、世界が反転したような、大いなる感動が静かな泉のごとく心を満たしていく…、そんな有難い感覚に襲われたのでした。

（※繰り返しになりますが、この感覚は、過去にも偶発的に体験した事がありました。…が、その時には「これが安心立命だ」と気付かずに体験していたため３日もすれば、すっかり元の自分に戻っておりました。）

…というわけで。これは何も、

「ボロボロにならなければその境地を感じられない」

という意味ではありません。

でも弱っている時ほど、他者の何気ない優しさ、ちょっとした心遣いが、とんでもなく大きな支えに感じられ、それが心の壁を切り崩し、自己変革へのきっかけになりやすいかも知れません。

なお、自分の体験から、「安心立命を体感する」には、２つの条件があれば早いように思います。

◆『安心立命を体感しやすくなる、２つの条件』

【１】「安心立命とはどんな境地か？」について、先に「頭で」知っておく。

（でないと、偶発的にその境地に行った時、気付かずに無自覚のまま逃してしまうためです。）

【２】心を強くする。（丹田に気を集める。）

（自分の心の中を観る力は、心の強さに比例します。そして心が強い人ほど『心眼』が開くように思います。心眼とは、本質を見抜く力の事です。

特に自分の弱点やネガティヴな気持ちを含め、ありのままの自分を直視し、『自己受容』するためには心が強くなければ。

…心を強くするには、発霊法（呼吸法）で丹田に気（レイキ）を集めることが有効です。

腹筋運動も有効ですヨ。丹田力が高まれば、心も強くなります。）

…以上、私の体験が参考（きっかけ）になればいいのですが…。

そして、繰り返しますが、実は、あなたも過去、瞬間的に（偶発的に）この境地を体験している可能性が高いです。（おそらく気付かないまま。）

…あなたの人生にも、何度もその時はあったと思うんですよ♪きっとそうです。

（偶然安心立命モードになり、自動的に元に戻る…。そのような体験を、きっとしています。）

安心立命や悟りと言うと、言葉が大そうすぎて、どうしても自分を変えなければ体験出来ない境地のように思い込んでいる人は多いのですが、（そして、私も昔、そう思いこんでいましたが、）

実は、そんなに大そうなものではないのです。

お腹の底から感謝やありがたさがジーンと湧き上がり、「ああ～ありがたい！」としみじみ思う、大いなる感覚です。

・激しさはなく、静かに満たされている感覚です。

・意識が未来や過去の事を捉えておらず、「今ここ」にある状態です。

大きな安心感と満足感、リアル感が特徴です。

ともあれ、上級まで学んだ方は、今一度テキストを引っ張り出してみて下さいナ（笑）。

そして、ぜひよければ『自己認識』～『自己受容』のプロセスを、しつこいぐらい何度もトライしてみて下さい♪

呼吸法の後に内観を行なったり、日常生活の中で「誰かからしてもらった事」を思い出すたび、ノートに書き出し、リストアップしてみて下さいナ。

(目標数は、合計1,000個ぐらいでしょうか…！）

そのうち、心のカラがバリバリっと破れて、内側から感謝とよろこびが、まるで温泉が湧き出すように ぶわ～～っと噴水しますので♪

今日はここまでです。

今回も最後まで読んで下さり、本当に有難うございます。

ではまた♪

”国境なきレイキファミリー”の一員であるあなたとのこのご縁に、心からの感謝を込めて…。

つじようこ

（今年、あなたとあなたの大切な人に、幸せが光のシャワーとなって降り注ぎますように。）

今日のまとめ

「心眼を開き、宇宙の流れを感じてみよう。いのちが輪になり、絶妙なバランスで依存し合い、別のいのちと融合していく…。あなたが吐き出したものが、確実に次の存在に貢献している。森羅万象、全てのモノが依存し合い循環している。」

by;　辻 耀子