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東洋医学とレイキ-6 二元対立への囚われが執着を生む

こんにちは!理事長の辻耀子(つじようこ)です。(^o^)

いかがお過ごしですか?

二元対立への囚われが執着を生む

『東洋医学とレイキ』の第6回めは、『二元対立を超えて心地よく生きるコツ』。

前回の続きです。
(でも、前回を読んでいなくても、または前回の内容を忘れてても話筋が分かるように書きました!)

私は昔、偶然、二元対立を超えたことがありました。

その結果、なんと!

「手遅れです、あと半年の命です、もう助かりません」と言われた病気が消えて治ったのですよ。

今回は、その時の奇跡の体験談を交えつつ、書きます。

さて。

我々の体の陰陽バランスが、シーソーが止まった時のようにどちらかに傾き、停滞気味になると、やがて毎日の生活がしんどくなります。

(そして主に、下のような症状が現われます。)

・不眠

・ダイエットしても痩せない

・太りたくても太れない

・便秘、下痢、むくみ

・体臭、胃もたれ

・生理不順

・頭痛、偏頭痛、腰痛

・高血圧、低血圧、血が濁る、肩が凝る

・朝から身体が重だるい(やる気が出ない)

・集中力や根気が続かない

・肌荒れ、毛が抜けやすくなる

・アレルギーの初期症状が出る

・理由もないのに気分がイライラ、クヨクヨ…落ち着かない

・頭の中が常に忙しく、ゆったり出来ない

・視野が狭くなり、考え方に柔軟性がなくなる

これが慢性化すると、やがて病気という形に発展してしまいます。

だからこそ『宇宙の流れに乗る』事が大切であり、我々のボディの中に、まず『緊張』と『緩和』の陰陽バランスをまず取り戻す。ここが健康のカギなのです。

…さぁ、そこで登場するのが、東洋医学の有名な言葉。

『病は気から』です。

この場合の『気』とは、もちろんエネルギーの事を指しているのですが、実は、我々の『感情』(=気持ち)の正体も、エネルギーなのです。

私の『奇跡的な病気治癒』には、『気持ち』が大きく関わっていたように思います。

前回は、『陰陽』の理論から、この事をひも解いていきました。

『陰と陽』。

この、相対する(正反対の)2要素は、二元対立(にげんたいりつ)の関係です。

そして私たちは日々の中で、何か物事がうまくいかない時、必ず『二元対立』の世界の中でもがいているのです。

「健康でありたい!」「病気は嫌だ!」「治りたい!」…こんな気持ちがものすごく強いと、そのせいで皮肉な事に、『病気』が気になって気になって仕方がなくなるのです。

これは、例えるなら、買ったばかりの真っ白い服に、わずかなシミが付いてしまった時のようなものです。

「うわ~! 何これ! 黒い点が! ひえ~~!」

…純白なので、直径1mmの小さなシミが気になります。

「あああ~~!高かったのに!お気に入りだったのに!何で!どうすれば!」

…『真っ白い、汚れのない状態』への執着心が強ければ強いほど、焦りと絶望、イライラと落ち込みがやってきます。

穏やかな気持ちになれと言われても、なれません。

そうなんです、陰陽のうち、片方の要素に対する『強い願い』があると、それは『執着心』に変わってしまう恐れがあるのです。

何かに執着した途端、我々の心の中には、雨雲が立ち込めます。

イライラ、落ち込み、ため息…。

(ため息ついて落ち込みながら、明るく胸を張って生きている人なんていませんよね?)

では、もしもあなたが執着心に捉われている時、身体の中では、一体何が起こっていると思いますか?

ため息をついているわけですから、気が付けば姿勢は悪くなり、猫背になっています。

すると、肺活量が減り、血中の酸素が欠乏します。

やがて、およそ10分程度で、血液が黒く濁り始めます。

脳細胞が、いつもより速いスピードで破壊されていきます。

「辻さんっ!うわ~!やだ~~!! 執着心があると気分は晴れないし、カラダは病気に近づいてしまうって事ですか?!」

そう。ズバリそうなんですよ。

…このような状態を、東洋思想では『二元対立の世界に捉われた状態』と言います。

「じゃあ、どうすればいいんですか?」

(前回はここまででした! さぁ、続きですっ!)

執着からカンタンに抜け出す方法

コツをお教えしましょう! 『捉われ』から抜け出すのはカンタンなんですっ!(^o^)

まずは、自分に向けて質問してみましょう。

「ん…?今何だか気分が悪いよなぁ?…と言う事は…何かに執着してるのかな?」

こんな感じです!

自問自答してみて下さいナ。

例えば『平和を願う』『街が綺麗になる事を願う』『病気が治ることを願う』のは、全然悪い事ではないんです!

ただ、「その時には気持ちよく、気分よく願おうよ!」という事なのです。

「でも辻さん、執着しているかどうかは、自分ですぐに気付けるものなんですか?」

はい!すぐに判別がつきますヨ。

「今、自分の気分は悪くないかな?」

…この質問によって、即座に判断出来るのです。

もしもあなたが何かに捉われ、執着している時には、あなたは必ず「嫌な気分」になっています。

眉間にしわがより、深刻になっています。

間違っても、スキップしたいような気分じゃないはずです。

(そう!執着している時には、「気持ちよくない、気分が悪い」のですよ。)

…さてさて。

ここで私の病気治癒の実話に話を戻しますね!

「余命半年、あなたはもう助かりません」

と病院で宣告された直後の私は、焦りました。

猛烈に!!

…つまり、この時の私には『病気を治す』事への執着があったわけです。

(でも、これで普通だと思いません? 何しろ人間だもの…。)

でも、『死』を覚悟した時の私は、偶然にも「執着を手放せた」のだと思うのです。(後から振り返るとね…!)

そうすると、「手放せた瞬間」から、恐ろしいぐらい、病状が気にならなくなったのでした。

そして、さらに後になって気付いたのですが…。

どうやら、この『執着を手放した心の状態』こそが、病気治癒のカギだったのです。

(※この話は、実は 病気治癒以外の あらゆる『願望達成』にも全て当てはまる共通事項です!)

「うわ~~、なるほど…!! 執着しない事がカギなんですね?!」

そうです、そうです!(^o^)

「分かりました! じゃあ執着しないためには、何をすればいいの?」

はい、それもお伝えしますね。

そのためには、『陰陽』について真の意味で理解し、受け入れる事がカギですヨ。

…森羅万象(この世にある全てのもの)は『陰』と『陽』の二元要素で成り立つ、と東洋思想では考えるのだ…と、以前にお伝えしました。

(これが陰陽理論ですね。)

そう、事象はどちらか一方では、存在しないのです。

と言う事は…、

『健康』は『病気』とワンセットだし、病気がなければ健康も分からない。

『幸せ』は『不幸』とワンセットであり、不幸がなければ幸せ分からないのです。

…この、私たちが生きる世界は『二元対立』の世界。

まずは、この現実を受け入れる事が、「執着しない人生」への入口なのです。

「ええ~っ、そんなの嫌だ~!ずーっと幸せばっかりを感じていたいのに! 不幸なんていらない!この世から消えてなくなってしまえばいいのに! 病気も争いも要らないですっ! 暗い気持ちなんて感じたくないですっ!」

(笑)(笑)(笑)。

そうそう!そうなんですよ!

私たちはどうしても、こんな風に考えるものなんですよねぇ。

でも…。

ひとまず“現実”を受け入れたなら、その瞬間から、私たちの精神は『二元対立の世界』を超える事が可能になるのです。

(ちなみに臼井氏は、この段階を『悟りの入り口』と言いました。)

…ここでもう一つ、すごい事実をお伝えしましょう。

実はね、私もあなたも、はるか昔、『二元対立の世界』を超えた境地で生きていたんですよ?

「ええっ!ウソだ~!」

いえいえ、ホントなんです。

2~3歳ぐらいの、幼少期だった頃を思い出して下さい。

幸せの意味も分からず、そもそも『幸せな状態』が認識できなかった頃、あなたは「不幸とは何か?」も分かりませんでしたよね?

あの頃、「ああ~毎日仕事に行かなくて済んで、何て有難いんだろう!ごはんも作らなくていいし、勉強も受験もない!だからこのままずっと3歳でいたいなぁ~」な~んて考えながら日々を過ごしていた人など、どこにもいないはずなんです(笑)。

こんな事を考えるようになったのは、『仕事』と『休日』を知ったり、『勉強時間』と『遊び時間』を知ったりなど、『陰陽』の両方を知ったからなんですね。

私たちは成長する過程で学習し、『陰陽』の『二元』を知り、認識してきました。

そして、「もしも健康で、幸せで、お金持ちで、高学歴で、若くて、モテモテ! こんな状態で、一生笑って暮らせたら最高にハッピー!」と思うようになったのです。

(※「〇〇な状態で××な状態になったら最高にハッピー!」の具体的な内容はもちろん人によって違いますので、あなたにとってピッタリな言葉を〇〇の中に自由に当てはめて下さいナ。)

とにかく。

もう、大人になってしまったら、あの2~3歳の、何にも知らない、脳にシワがない状態には戻れません(笑)。

…ならば、あとはもう、受け入れるしかありません。

「ああ、これらは単なる二元対立の『性質』であり、どちらが良い・悪いという事じゃないんだ。両方あるのがこの世界なんだなぁ」と…。

このように、ひとまず受け入れるしかないのです。

(だって、いくら「何でこの世はこうなんだ! 陰陽両方あるからややこしいんだよ!」と言って怒っても、どうにもならないですもんネ…(^_^;)。)

そしたら次の手順は、「執着している事に気付いたら、『執着心』を手放す。」これですっ。

気付いたら、手放す。

気付いたら、手放す。

※注意!
この話をすると、必ず「手放す=諦める」という風に誤解する人がいるんですが、違います~!

欲しい状況を、思う存分願ったらいいと私は思うのですよ!

健康を、平和を、幸せ、お金持ちを、若さを遠慮なく願ったらいいと思うのですよ!

そのための行動や努力も、どんどんやっていいと思います!

(私は、「欲を捨てなさい」なんて言いたくないのです! だって、楽しむために生きてるって思うので…!)

…ただ、「願っている時の、あなたの気分は?」「欲しい状況を手に入れようと、行動している時のあなたの気分は?」

…私が問題視しているのは、ただこの一点なのです。

もしも気分よくやれているなら、『執着心を手放している状態』ってコトです。

『二元対立の世界を超えている』ってコトなのです!

…さぁ、またまた私の体験談に戻りますっ。

ちなみに私の場合、『死』に向かい出した全細胞が、ある日再び、『生』へと方向転換をしたのでした。

この時の感覚は、細胞が『死』へ方向転換した時と同様、ハッキリと分かりました。

…とは言え、急に病状がよくなったわけじゃないので「よかった!これで助かる!」とは、すぐには思えませんでしたが…。

「あれ?何か変わった…、ひょっとして助かるんじゃ…?」とは思いました。

で、実際に『治らないはずの、手遅れの病気』が結局、完治したのです。

(完治までに合計3年かかりました。)

(ちなみにレイキは、病気の後半、動けるようになった時に初めて学んだのでした。)

今、レイキの理解を深めつつ、あの頃の体験を思い起こすと、パズルが完成するかのように様々な事が納得出来ます。

…とは言え、今の私は執着心に捉われずに生きているかと言うと…。

実は、相変わらず たまには捉われています(笑)。

つまり我々、一生「何かに捉われて、執着心に苦しんでは、ハッと気付き手放す…」この手順の繰り返しなんですよねぇ~。

(逆に言えば、もしも捉われの全くない人がいるならば、それはもう超人の域ですよ! 全てを手に入れ、年さえ取らず、不老不死…! …でもそんな人はどこ探してもいませんよねぇ。)

これが人生。

でも捉われた時には、気付いて手放せばいいのです。

それだけでラクになります。

しかも、その時『宇宙の流れ』に乗るのです。

 

今日も長くなりました、最後まで読んで下さり、ものすごく嬉しいです!(^o^)

次回は、東洋医学のステップ3である『五行』について書きますネ。

読んでもらえると、さらに嬉しいです~~vv

では、今日もあなたやあなたの大切な人にとって、いい日でありますように。

あなたからの応援も、心より感謝致します♪

(レイキは、使わなければ受講していない時とほぼ同じ状態のまま、特にこれといった変化は起こらないですが、逆に楽しく活用すればするほど、最適な変化が起こり始めますヨ~♪ お楽しみに!)

(当協会は、流派系統を超えて全世界のレイキ実践者の学びを補助する組織です。)


今日のまとめ

「二元対立の世界を超えるコツは、執着心に気付き、手放すこと。」

by; 辻 耀子