全国 講座&イベント日程・予約・会場はこちらをクリック♪

東洋医学とレイキ-2 治らない理由は、ハラに聞け

こんにちは、理事長の辻耀子(つじようこ)です。(^o^)

いかがお過ごしですか?

今、取り上げているテーマは、『東洋医学とレイキ』。

第2回めは、『治らない理由は、ハラに聞け』です。

臼井式レイキの創始者である臼井氏は大正時代、こう考えました。

「宇宙が我々を苦しめたり病気にしたいと思っているはずがない。

…という事は、我々が苦しんだり病気になる時というのは、自らが宇宙の流れに逆らっている時ではないのか?」

(ぐわ~~ん!! すっごい言葉…! そう思いません?)

さて。

いきなり自分の話なのですが…。

私が大病にかかり「もう手遅れ、助かりません」と医師から診断されたのは25歳の時でした。

最初に担ぎ込まれたのは、大きな西洋医学の救急病院。

「もう助かりません、治療法はありません。あと半年の命です」

と告げられたため、私はなんと!入院を拒否したのでした。

死を覚悟しました。

ところが半年を過ぎた頃…。「ん…?」

『死』に向かっていた私の体の全細胞が、ある日くるりと方向転換したような、不思議な感覚に襲われました。
(今思えば、あれは細胞が再び『生』に向きを変えた感覚でした。)

「私、ひょっとして死なないのでは?」 …ふと、そう思いました。

こうして、その後は西洋医学の治療を受けずに、代わりに東洋医学のクリニックへ通ったり、漢方薬、整体、怪しいおまじない、漢方薬、気功、レイキ等をやりました。

(…で、3年後に「あれ?自分は完治したのでは?」と思い、その時に再び西洋医学の大病院で精密検査を受けたら、治っていたのです…。)

(※私は西洋医学の否定者ではありません。どちらもそれぞれに有効だと考えます!治る方法は実にたくさん存在します!)

というわけで今回は、前回とはまた違う『整体院』での、とっておきのエピソードをお伝えします。

その整体院では、初診の時に、いきなりショッキングな事を言われました。

「自分の身体を粗末に扱ったから病気になったんだ」

おじさん先生:「あなた、自分の身体を大切にしてないでしょ」

私     :「はっ?」(←目が点)

おじさん先生:「あなたの病気はね、身体を粗末に扱ってきた人の病気だよ」

私     :「はぁ…」

おじさん先生:「ほら、東洋医学では『病は気から』っていうじゃない。

あなた、性格直さないと、身体もよくならないよ」

私     :「(ガ~~~~~~~ン!!!)」(←ショックすぎ!!)

私はこわごわ、先生にこう聞き返しました。

私  :「せ、せ、せんせい…っ、私、性格悪いから病気になったって事ですか?」

 

すると、のん気な口調でこんな返しが。

おじさん先生:「ん~~、多分あなたね、人からは『いい人』って思われてると思うよ?っていうか、人に嫌われるのが怖い人でしょ。」

おじさん先生に言われた言葉の意味が、当時の私にはさっぱり分かりませんでした。

すると先生は、こんな『例え話』をしてくれたのです。

「ある日、あなたの家に友達が遊びに来たとする。その友達は、ケーキの箱を提げていた。で、あなたにこう言うんだ。

『耀子ちゃんのために、おいしいケーキを買ってきたよ!一緒に食べようと思って!人気のお店で、私並んで買ってきたのよ~!私、お腹ペコペコ。さぁ一緒に食べよう!』

ところがあなたは、食事を終えたばかりだったので、お腹がいっぱい。

…さぁ、この時、あなたは友達になんて言う?

『今はお腹いっぱいだから』って言って、ケーキを断る?」

私はもちろん、首を横に振りました。

すると先生は、さらに手厳しい言葉を続けました。

 

おじさん先生:「きっとあなたは、ムリしてでもケーキを食べるんじゃない?」

私     :「はぁ…そうですね、ケーキ1個ぐらいなら入るし…好きですし…」

おじさん先生:「っていうかさ、あなた、ケーキを断れないんじゃない?」

私     :「(ギクッ)そ、そうですね…、だって悪いし…相手がお腹ペコペコなら余計に…」

おじさん先生:「そうだよねぇ。友達の機嫌が悪くなると嫌だしねぇ」

私     :「いえ、機嫌が悪くなるというより、並んでまで買ってくれたのに、一緒に食べないと申し訳ないじゃないですか」

おじさん先生:「だよねぇ。申し訳ないよねぇ」(意味深に何度もうなずく)

私     :「……………あのう~………、」(←会話の真意が見えず、困惑中)

おじさん先生:「そうやって、食べたくもないのに無理して食べる。その事が、『自分の身体を粗末にする』という事なんだよ」

私     :「はっ?????」

おじさん先生:「分からない? 自分の身体を粗末に扱ってるんだよ、あなた!」

私     :「????????????????」

 

私には、やっぱり言われている意味が全く分かりませんでした。

すると、おじさん先生は大きなため息をつき、腕組みをしてイスにもたれ、改めて私をしみじみと眺めてから、こう言いました。

「あなたは友達の都合を、自分の身体の都合よりも優先させている!

自分の身体にムリをかけているのに、その事にまったく気付いていない!

…あなたは自分の身体を粗末に扱い続けた。

だからその結果、病気になった。

だからね、これからもその考え方を続けるなら、どんな治療をしても治るわけなんかないんだよ!

なのに考えが甘いんだよ。

『私はこれからも身体を粗末に扱います。でも先生のところへ通うから、病気をよくして下さい』なんて!」

ひ~~、キビシイ!!(>_<) キビシすぎる!!

しかも、何だか分からないけど グサッと傷つきました。

私は自分を粗末にしている?

だから病気になった?

全面的に自分のせい?

自分のせいだから、自分が変わらない限り、どんな治療をしても治らない?

私は性格を直さないといけない?

…帰り道、その整体クリニックに通うのをやめようかと考えました。

でも、また翌週、行ってしまいました。(嫌だったのに…。不思議!)

なぜなら私は、言われた意味を理解したかったのです。

それほど、先生の言葉は私の心に強く引っかかり、気になって仕方がなかったのです。

でももちろん、心の中では先生に反論していました。

『でも、わざわざ買ってきてくれたケーキを「有難う!」と言って食べるのは常識じゃないんですか?』

私は心の中で、そう言い返していました。

そして結局。なんと。

その後、私は週1回のペースでその整体クリニックに通院し、そのたびに、おじさん先生から同じ話を『50回』も言われました!!

期間にして、ちょうど1年です!

…でも、私は50回言われなければ、おじさん先生の伝えようとしてくれている意味がさっぱり分からなかったんですよ。

───── いえ、偉そうに言えば、『頭では』分かっていました。

でも、納得出来なかったんです。

「先生、そんな事を仕事の場面でも押し通していたら、社会で生きていけないよ!」と。

「自己チューなヤツになっちゃうよ!」と。

 

おじさん先生:「あなた、会社やってたんだよね。商品の納品日に間に合わせるために、ムリして残業とかしてたんじゃないの?」

私     :「はい、よく残業してました。徹夜とかも」

おじさん先生:「休日も仕事してたんじゃないの?」

私     :「零細企業の事業主に休日なんかありませんよ。土日も夜も、盆も正月もずっと仕事です。スタッフは休んでも社長は休めない。

でもそれが零細の実情だし、それで普通なんです。うちだけじゃありません」

おじさん先生:「でもそれが『身体を粗末にしてる』って事なんだよ。そんな事してるから病気になっちゃうんだよ」

私     :「でも『疲れたから残業出来ません、だから納品日に間に合いません』なんて得意先の会社には通らないですよ。

甘ったれてると言われて、仕事が来なくなってしまうんです。

だから誰かがやらなきゃ納品までに間に合わない、でもスタッフさんに徹夜させられない。

そんな時どうすればいいんですか」

クリニックに行くたびに、施術の後、こんな押し問答。

「ハラの声を聞かないから手遅れになったんだよ」

おじさん先生:「あ~あ、あなたは理解出来てないなぁ」

私     :「いえ、先生のおっしゃってる意味は分かりますよ。でもそれは理想論に聞こえてしまうんです」

おじさん先生:「理想論じゃないよ、現実論だよ。それにあなたは僕の言う事を理解出来てない。

理解出来ていたら、行動が変わるはずだから。

でも行動を変えるつもりがないという事は、全然理解出来ていないという事だ。

だから病気になった。」

私     :「…………………。(くうぅぅぅぅぅ…)」

おじさん先生:「しかも手遅れ状態になるまで気付かないなんて、自分のハラの声を全然聞いてこなかったって事だよ。」

私     :「は……………………??????? 『ハラの声』?」

おじさん先生:「そうだよ、長年、ハラの声を無視し続けてるんだよ」

 

その後も先生は毎度「ハラの声を聞け」としつこく言い、私は首を傾げる…。

こんな事が50回。

ケーキの例え話も、何度されたか分かりません。

おじさん先生:「ハラの声を聞く、というのは、あなたが『自分の身体』に向かってどうしたいのかを問いかける、という事。あなたやってないでしょ」

私     :「……………。」(←「そんなのやってる人いるんですか?」と言い返したいのをこらえ中)

おじさん先生:「あなたの話は、『でも』と『だって』ばっかり。言い訳ばっかりだ。

徹夜しなきゃ仕方がない、キライなものでも出されれば食べないと仕方がない、そうするべきなんじゃないんですか?…そればっかり。

身体の声を無視して、身体が『もう嫌だ、食べたくない』と訴えても食べ、身体が『もう休憩したい』と訴えても休まない。」

私     :「でも先生…、」

おじさん先生:「また『でも』って言った!そこを変えないとあなたは治らないよ。生き方を変えないと」

私     :「どうやって変えたらいいんですか?」

おじさん先生:「カンタンだよ。ハラの声を聞きなさい。そしてハラに出来るだけ従いなさい。そのクセをつけなさい」

私     :「…………………。」

(「先生!だからハラの声って何ですか! ハラに聞いたら何か返事をしてくれるんですか! 先生のハラはしゃべるんですか!」そう叫びたかった…。)

いやぁ~、禅問答のようでした。

えんえんと…その後、1年間もこのやりとりが続くとは!(爆)。

(2人ともガンコでしたねぇ~~、しみじみ…(笑)。)

…先生の助言は、医療従事者として、もっともです。
(あなたもそう思うでしょう?)

そりゃ徹夜しないほうがいいに決まってるし、休みたい時には休んだほうがいいに決まってますもんね。

友達が並んで買ってきてくれたものでも、もしもキライだったら「キライだから食べない」と言って断るのもアリかも知れません。

…でも!! 分かるけど、「どうしても先生の言う通りに出来ない」私がいたのです。

相手に「NO」が言えない。

言うと、相手との仲がこじれるから。

そうなると零細企業は生きていけないし、友情も壊れてしまう。
(※私は当時、会社経営者だったんです。3年間の闘病中は 会社は休眠状態になっていましたが…。)

私には相変わらず、「先生の言う事は、理屈は通るかも知れないけれども、理想論だよ」と思えて仕方がありませんでした。

…こうして、1年が経ちました。

50回『出来ない言い訳』をした私は、ある日とうとう、先生に食って掛かりました。

「じゃあ先生、先生ならどう言うんですか?

もしも先生のお友達が、並んでケーキを買ってきてくれたならどう言うんですか?

先生はおなかいっぱいで食べると苦しいとしたら、どう言うんですか! 教えて下さいよ!」

するとおじさん先生は、こう言ったのです。

「ケーキ買ってきてくれて有難う。

すごく嬉しいけど、今お腹いっぱいだから後で食べるね、って言う。」

そしてさらに、こう続けました。

嫌な事は、NOって言っていいんだよ。勇気を出してやってみてごらんよ。

ためしに10回、『ハラの声』に従ってみよう。

10回断る練習をすると、10回目には断る事がうまくなる。

…それを始めないと、これからもあなたは『相手がどうして欲しいかを優先する』という生き方をやめられない。

そういう人は、ずっと自分の身体を粗末にしたり、自分の体調を後回しにするしかない。

…そういう人は、どんなに優れた治療を受けても、治らない」

レイキでハラ(自律神経)を整えよう

東洋医学では、『病は気から』と言いますよね。

前回もお伝えしたとおり、気とは、エネルギーのこと。

そしてエネルギーは、大きく分けると2種類に分けられます。

『生に向かうエネルギー』と『死に向かうエネルギー』です。

(そして、『生に向かうエネルギー』…つまり『生命力』や『活力』の事を、大昔の日本人は『レイキ』と名づけたんですね。)

いのち=生命=エネルギー。

我々の身体は、『生に向かうエネルギー』によって生きる方向へ向いています。

けれども私が日常生活で行なっていた事は、その『生きる方向』に逆らう事でした。

そう、それは『宇宙の流れに逆らう』という事です。

おじさん先生は、「その結果、あなたは病気になったのだ」と言いました。

「病気には様々な原因があるが、あなたの病気は、あなた自身の性格と考え方が原因なのだ」と。

ハラとは、文字通り『胃腸』の事です。

特に『腸』は『自律神経』をつかさどっています。

『自律神経』の役割は、『生きる事』に直結しています。

例えば呼吸する・心臓を動かす・体温調節・睡眠調節・気分を前向きにする・脳を動かす・飲食物を消化する・出血を止める・ウイルスを退治する・毒を排出する・疲れを回復させる・イライラを抑える…。

そして東洋医学では、自律神経の乱れからくる諸症状を『未病の状態』と呼びます。

朝起きて体がだるい・気分が暗い・頭が重だるい・やる気が出ない・根気が続かない…。

でも未病の状態であれば、自律神経を整えれば、充分に回復可能です。

また、わたしのように大病の末期であっても、やはり『根本』から治療する事により、治癒の可能性は見えてくるのです。

病は、気から。

自律神経(=ハラ)を整えるには、さまざまな工夫が出来ます。

例えばその一つとして、レイキを体内に取り入れる方法もあります。

そして、『生命エネルギーに満ちた身体の状態』を作る。

それが、レイキ療法なんですね。

今日も長くなりました、いかがでしたか?

最後まで読んで下さり、ものすごく嬉しいです!(^o^)

次回も読んでもらえると、さらに嬉しいです~~vv

では、明日もあなたやあなたの大切な人にとって、いい日でありますように。

つじようこ より応援をこめて…。

※「アチューンメント受講後、全然レイキ活用出来てない!(^_^;)」というかたへ。

使わなければ、受講していない時とほぼ同じ状態のまま、変化は起こらないですが、逆に楽しく活用すればするほど、最適な変化が起こり始めますヨ♪

会場での練習会に来られないかたは、オンラインサロン「レイキスタ」も活用してみて下さいナ♪(^o^)

◆全国の会場 日程&ご予約
https://www.japan-reiki.com/

◆オンラインサロン「レイキスタ」
https://reiki-online.jp/

(当協会は、流派系統を超えて全世界のレイキ実践者の学びを補助する組織です。)

今日のまとめ

「ハラの声を聞くコト。身体をレイキで満たせば自律神経が整います。」

by; 辻 耀子