こんにちは!
NPO法人 日本レイキ協会・理事長の辻 耀子(つじようこ)です♪
いかがお過ごしですか?
今日は、受講生さんからのご質問をご紹介します。
S.Mさん(東京・女性・上級)
「お世話になっております。
レイキを習ってもうすぐ2年になります。
練習会は1~2カ月に1回ほど、発霊法のあと念達法、セルフヒーリングを朝夕、30分くらいしかできませんが一応続けております。
うまくできてないのかもしれませんが、念達法でリラックスして人と接している自分を想い描いています。
いつも緊張感がとれないのが悩みで、楽しく話してるような仮面をつけている気がします。
今日呼吸法の時、こんな事で悩むのは嫌だと号泣して、勇気をだして まだこんな事で悩むみっともない自分をなんとかしたいと思いメール致しました。
お忙しいのに申し訳ありません。
10年前うつ病といわれ その辺りから人と食事するのが苦手になりました。
コミュニケーションの始まりの楽しいはずの時間なのに 理解されづらい事なので、ごまかしながら誰にもいえませんでした。
私も友達と楽しく食べたい、パートナーもほしいです。
なので克服しようと頑張っていました。
辻先生の動画で「乗り越えようとしない」といわれていて、そうかっと思ったのですが、やっぱりまだ言えません。
レイキの素晴らしさは実感して、助けられる事もありますが、長年の悩みの異常な緊張感がとれないのはレイキだけではだめなのでしょうか?
インナーチャイルドとかいろんな事が絡んでるのかもしれませんが、もう50歳になってしまい、焦っているのかもしれません。
できればカミングアウトの上手な重くなりすぎない伝え方も教えていただけたら有り難いです。
変わったと胸はって心からいえる自分ではないので、皆さんのような体験談もうらやましいです。
本当は恵まれているのに感謝が足りないのかもしれません。
こんな質問申し訳ありません。
お忙しい所恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。」
「楽しく話しているような仮面」をつけてしまう2つの理由
A:辻 耀子(つじようこ)より
Mさん、こんにちは!
ご質問メール、きっちりと拝見いたしました。
(コロナ時期より、どのかたにもメール返信を大変お待たせしてしまっており、大幅に遅れが出ており心苦しいです。本当に、お待たせしました。ごめんなさい。)
> レイキを習ってもうすぐ2年になります。
もう2年になるんですね…、続けてこられている事、本当に素晴らしいです。
なかなかできる事ではないです。
> うまくできてないのかもしれませんが、念達法でリラックスして人と接している自分を想い描いています。
> いつも緊張感がとれないのが悩みで、楽しく話してるような仮面をつけている気がします。
なるほど…。よく分かる気がします。私もずっとそんな時が長かったので。
> 今日呼吸法の時、こんな事で悩むのは嫌だと号泣して 勇気をだしてまだこんな事で悩むみっともない自分をなんとかしたいと思いメール致しました。お忙しいのに申し訳ありません。
> レイキの素晴らしさは実感して、助けられる事もありますが、長年の悩みの異常な緊張感がとれないのはレイキだけではだめなのでしょうか?
なるほどです。
真剣だからこその悩み、すごく伝わってきました。
こういったメールを送るのも勇気がいるものだと思います。
その勇気もすごい事です。
お伝えしたい事は山ほどあるのですが、たしかにメールで伝えようとすると4~5時間、超大作の長いメールになってしまいそうです。
私も歯がゆいところです。
まずは、この事に気づいて下さい。
なぜ、Mさんは「明るくふるまってしまうのか」です。
理由は何だと思いますか?
おそらく2つあります。
ひとつは、
・嫌な印象をもたれたくない、暗いと思われたくない、嫌われたくない
もうひとつは、
・人をいい気分にしたい、自分の事で気分を重くしたり心配してほしくない、心地よく過ごして欲しい
どうでしょう。合ってますか。
これ、実はどちらも本心なんですね。
そして、会う人によって、どちらかの気持ちのほうが強い時があるかと思いますが、おそらく両方あると思うのです。
では、ひとつめとふたつめの違いについて、違いを一緒に確認してみましょう。
ひとつめは、心の矢印が自分のほうを向いています。
「どう見られているか?」です。
そうすると、怖くなり緊張するのです。
相手からアラをさがされそうな恐怖が襲ってくるかも知れません。
動機が速くなり、リラックスできません。
そして「自分を隠そう、隠そう」としてしまいます。
その結果、その人から離れた時(集まりが終わった時や帰宅した時、)へとへとになります。
これが気力消耗、気力減退の状態です。
ふたつめは、心の矢印が相手のほうを向いています。
「おもてなし」や「やさしさ」の気持ちです。
私たちの心は、同時に2つの方向を向けません。
必ず片方しか向けません。
つまり、相手のほうに心のやじるしが向いている時には「自分はどう見られているのか?」という方向(=分のほう)には、心の矢印は向きません。
(1秒後には、自分のほうに心の矢印が向くかも知れませんが、とにかく同時に2方向に矢印を向ける事は不可能なんですよね。)
そして…我々は、おもてなしの気持ちで相手といる時には、「どう相手を楽しませよう?」という配慮をします。
これは『気遣い』ではなく『気配り』です。
こちらの心の状態だと、相手と別れた後も、疲れがマシです。
相手といる間も、緊張が多少マシなのです。
…ともあれ、私たちは初対面や親しくない関係の人と会う時、(相手の事が好きでも苦手でも、どちらでも)緊張します。
これは、誰もが多かれ少なかれそうです。
たまに「そんな事はありません」という人がいますが、めったにいないです。
補足
例えば飛び込み営業を長くしていたりする人は『感情マヒ』の状態の事もあります。
そうすると、初対面の人と会ってもさほど緊張しません。
初対面で気力消耗していたら仕事にならなかったため…そしてノルマやルールでそれを長年やらねばならなかったため、心を麻痺させ、何も感じない状態まで訓練した人などに、このケースがみられます。
こうなると、たしかに人から何か嫌な事を言われたり無視されても、麻痺のおかげで傷つきません。
…しかし、『麻痺させているだけ』であり、深層心理ではグサッと傷ついているため、慢性的にマヒさせていると、やがて何かの病気になったりします。
心の病気ではなく、内臓の病気などです。
たまに、『人から嫌われても、無視されても平気な人がうらやましい』『初対面でガンガン行ける人がうらやましい』という人がいますが、そういう人は飛び込み営業の仕事を何年かやると、訓練されて『心が麻痺』しますので、そうなれるわけですよ。
その代わり、本心を押し殺し、無理を続けたためにストレスが症状として表れだし、内臓疾患などのリスクは格段に高くなる…そういう事なのです。
誰もが「仮面」をつけて生きていることを知ろう
話を戻しますネ。
誰もが初対面の場では、緊張しています。
いくら明るく、自信ありそうにふるまっていても、みんな仮面をつけています。
大人になると、みんなそうなのです。
Mさんだけが特別、うまく出来ないわけではなく「みんなそうなんだな…」と、まず気づいてみて下さいナ。
そこが、人生の軌道修正の、最初の出発地点です。
そして今後、人と会った時には「ああ、この人も自分と同じかもしれない…」と思いながら、接してみて下さいナ。
相手にしてみれば、Mさんは『落ち着いていて、劣等感など全く感じさせず、リラックスしていて誰とでもそつなく笑顔で話せる人』という風に見えている、という事です。
「ええ~まさか!そんな事はありません」と思うかも知れませんが、そうなんです。
これを、みんながそれぞれ、心の中で思っているわけです。
つまり、『自分だけが劣等感を持ち、他の人は自信をもっていきているのだ』と。
みんな、そう思い込んでいるのです。
ここに気づけたら、「しめしめ♪」です。
だから、この事に気づくところから、スタートです。
遠隔ヒーリングでコミュニケーションしてみよう
次に、念達法についてです。
Mさんには念達法よりも、ぜひ遠隔ヒーリングをオススメしたいです。
どなたか、自分の大切な人を思い浮かべて、その方に向けて遠隔ヒーリングをおこなってみて下さい。
相手が病気でなくても、元気だったり幸せでもOKです。
相手の笑顔を思い浮かべて、その人と共に、笑顔で心地よく過ごしている自分をイメージしながら、心地よさに浸ってみて下さいナ。
レイキのエネルギーは、二人同時に満たしてくれます。だから、遠隔ヒーリングのコツは「自分が流そう」としないことなのです。
大丈夫です、うまくいきます。
※決して、苦手な人や嫌いな人にやらないでください。
※また、大好きな人、大切な人は、知人ではなくても構いません。
大好きな小説家、歌手、俳優…。
あなたの日常をより楽しくしてくれているその人を「一人の人間」として、観て下さい。
その上で、その人に感謝や尊敬、応援の気持ちを贈りながら、一緒に笑顔でいるイメージを持ってください。
(その人もまた、日々悩んだり、たまには体調不良だったり苦労もしています。孤独な日もあるし、うまくいかない事だってあるんです。今このコロナ時期はその人もマスクで生活しています。)
(そういう事、リアルに思い浮かべる事が出来ますか? みんなさほど自分と変わらないのです…。)
※念達法はレイキを使った願望実現法のことで、中級アチューンメント講座で学びます
まとめ
レイキは、「安心立命」を目指していますよね。
そのためにはまず、『安心感』を得ることがポイントです。
そのためには「相手は自分と全然違う」という発想を、知らず知らず繰り返している事に気づいて下さい。
「相手と自分は違う」
この考えは、優越感であれ、劣等感であれ、『分離感』を生み出してしまうからです。
分離感は、『不安、孤独』を呼びます。
だから、当協会がレイキの学びを通じて目標とするのは、この逆の境地です。
「お互いさまで、おかげさま」
「あの人も自分もそう変わらない」
「みんな頑張ってるんだなぁ…」
「自分も頑張ってる、あの人も頑張ってるなぁ」
…こちらです♪
こちらが『繋がり感』です。
なので、今後は練習会などでも、こう考えてみて下さいナ。
「あの人も今、私と同じように緊張しているかも知れない」
「あの人も今、私と同じように笑顔を頑張っているのかも」
…このように考えた時、私たちの心の矢印は「外側」へ向くのです。
これが、おもてなしの心です。
この「おもてなしのモード」の時に、Mさんの本来のたましい・本質が発揮されるのです。
それは優しさ、思いやり、軽やかさです。
…なのでぜひ、こちらの感覚を、ここからどんどん深めてみて下さいナ。
そのためにレイキの日本伝統式・呼吸法やセルフヒーリング、遠隔ヒーリングを活用して下さい。
そして、軽やか・伸びやかな心地よさをどんどん味わってください。
その先に、人生の軌道修正が必ず待っています。(必ず起こってきますよ…♪)
親しくなった人に対しては、どうぞ勇気をもってカミングアウトしてみて下さい。
自分が恥だと思っている事、隠したい事、劣等感…。
このような事を、勇気をもって聴いてもらってください。
そして「聴いてくれてありがとう」と伝えて下さい。
きっとそこから、相手との関係が変わりますヨ。
(やりかたのコツも色々あるのですが、今日はここまでとさせて下さい、またちゃんとお伝え出来るといいな~と思います。)
というわけで…。
> *念達法でリラックスして人と接している自分を想い描いていると申し上げましたが、
> こんなやり方であってるかどうかの確認
> *レイキだけでは激しい緊張はなおらないのかどうか
この事に対する答え、上記に書きました。全力で書いてみました♪
レイキだけで、激しい緊張は取れます。
そのコツは、「意識を上手に使う事」です。
意識を上手に使う方法はカンタンです。
今日お送りしたこの文章を読むだけで「意識出来ます」から、大丈夫です♪
毎回、レイキと繋がる前に、この文章を読んで、その上でぜひ、面白がりながら実験してみてくださいナ。
注意ポイント
何かに取り組む時に、深刻さは不要です。
深刻さが顔をのぞかせたら、そのたび横へ置きましょう。
日本人は、深刻になる癖を持つ人が大半です。(これはもう、民族性ですね…!いい悪いじゃなく。で、私もその傾向が強いのです。)
なので、深刻さが出てきていいんです。
出てきたら、横へ置く。これを繰り返す。
これだけでOKですよ♪
そして…共に軽やかな人生を楽しんでいきたいですね♪
Mさん、そして今ここを読んで下さっているあなたへ。
大丈夫ですよ。引き続き応援していますね…!(^^♪
心と心で、しっかり手を繋いでおきましょうネ。
つじようこ でした。