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レイキで覚醒できるのか?悟りについて・7 成功確率を上げるコツ

こんにちは、理事長の辻耀子(つじようこ)です。(^o^)

いかがお過ごしですか?

レイキは意識集中 “しない” ほうがうまくいく

さぁ、今日は覚醒シリーズ・7回目!『誰かに手当て療法を行なう時』。

どうせなら、さらなる上達を望む人も多いでしょう。

やるなら効果を出したいもんです。

(誰だって、レイキを学んだらそう思うはず!)

当協会のアチューンメント講座では、うまくいくコツをお伝えしています。

そう、それは

「意識集中をせずに無心で手当てを行なう」

というコト。

レイキ実践者のかたはご存知の通り、これがレイキの技法習得時の最重要ポイントでもあります。

ここが、レイキを上手に使いこなせるようになるためのカギになってくるんですよね。

たまに、「でも辻さん、意識集中をしたほうが、レイキがうまく流れるような気がするんですけど?そのほうが、ヒーリングがうまく行えるのでは?」というギモンを頂きます。

他には、「手当てを行なう際には『かわいそう、気の毒に、大変だろうな…』という優しさから来る同情心さえ無用だと教わりました。でもそんなの、何だか人間として冷たいのでは…?」というギモンも。

また、「しんどうそうな相手の事を心配せずにいる事なんか出来ない」と思うかたも いるかと思います。
(ましてやそれが、自分の大切な人や家族であれば尚更ですよね…!)

本当に、レイキ療法を行なう時には、『冷静に、淡々とやる』ほうがうまくいくんでしょうか?

一生懸命、意識集中するよりも?

今日はこのギモンを持っているかたに向けて書いてみますネ。

(実はここでも、『覚醒状態』と『集中状態』の違いが、大きく関わってくるんですよ。)

今回は、『あるスーパードクター』の外科手術の時の例え話を使ってコツをご説明してみたいと思います~!

・『なぜレイキ療法を行なう時、意識集中をしないほどうまくいくのか?』

・『意識を集中しながら行なうと、何が起こるのか?』

・『意識を覚醒状態にして行なうと、何が変わるのか?』

…さぁ、頭の中を整理し、ギモンを晴らしましょ~!

スーパードクターの「神業」はどんな意識状態から生まれるのか?

さてさて。

人気ドラマには、『成功確率の低い、難しい手術を成功させるスーパードクター』が出てくる物語がありますよね。

(おそらく、スーパードクターもののさきがけは、手塚治虫先生のマンガ『ブラックジャック』だったんじゃないかな?と私は勝手に思ってますが…。)

また、実話を元にしたバラエティー番組でも、現存するスーパードクターの活躍するお話が時折紹介されていますよね。

世界を見回せば、ブラックジャック級の外科医が実際に存在するんですね。

というわけで今回は、まずあなたに、ブラックジャックのような外科医になりきって、一つの物語を読んでもらおうと思います(笑)。

(心の準備はいいですか?今からあなたはスーパードクター、超すごい外科医ですよ?)

 

さぁ、あなたが勤務する病院の救急救命に、いきなり患者さんが運ばれてきました。

かなりの大ケガで、一刻を争うような重体です。

患者さんとともに、救急車に乗ってやってきた家族は、ひどく取り乱しています。

救急隊員や、迎え出た看護師さん達に向かって、「どうか助けて下さい…!」と泣き叫んだり、すがっていました。

スーパードクターであるあなたは、そんな彼らを見て、愕然とします。

なぜなら…。

運ばれて来た患者は、あなたの父親だったからです。

取り乱して泣いている家族達も、もちろんあなたの家族や兄弟でした。

 

あなたは急いで容態を確認しました。

予想以上にひどいです。かなり難しい手術になりそうです。

成功率は、高くはありません。また、細かく繊細な作業が必要です。

手術を担当し、成功できそうな医師は、あなた以外にいません。

あなたの心臓は、バクバクと大きな音を立て始めました。

嫌な焦りと、嫌な脂汗がこめかみをつたいます。

パニックで、頭の中は真っ白です。…やがて、手の指やひざ頭が小刻みに震え始めました。

嫌な顛末が、頭の隅をよぎります。

手術が失敗し、父親の命が助からない…という、むごいストーリー。

それゆえに、「何としても成功させなければならない。親の命が自分の腕に掛かっているんだ」というプレッシャーを感じずにはいられません。

他にも自分の実力に対する不安、恐れ、全ては自分次第なのだという重責…。

色んな感情が心を支配し、途方に暮れます。

けれども、あなたは決意します。

「やるしかない…!」

(さぁ、ここまで読まれて、どんな気分ですか?)

(かなり「ひえ~~(冷や汗)」な状況ですよね…、落ち着けというほうが無理な状況です。)

 

けれどもあなたはスーパードクターなのです。

今まで、数々の難関を乗り越えてきました。

あなたは、成功確率が限りなくゼロに近い手術に、何度もチャレンジしてきました。

誰も成功させられないような手術も成功させてきたのです。

とはいえ、いくらスーパードクターのあなたと言えども、成功確率が限りなくゼロに近い難関の手術を、100%成功させる確信など持てません。

もちろん、過去には成功した時もあれば、失敗した時もあったはずです。

今回は、失敗するかも知れません。

…いえ、失敗したって当然なほどの、難しい手術なのです。

つらく悲しい気持ちが 悔しさと共にどんどんこみ上げてきます。

「何で…何でうちの父親がこんな目に…!!」

目頭が熱く痛み、視界が涙とやりきれなさに滲みます。

現実を受け入れたくなくて、頭がガンガン痛み始めます。

「しかも…何でよりによって…自分が担当しなければならないのか…」

あまりにも皮肉で、酷な運命です。

それでもあなたは決意しました。「やるしかない」と。

(さぁ、この後、スーパードクターはどう振舞うと思いますか?)

(あなたなら、どうしますか?)

そう、多くの医療系ドラマや 再現実録映像を思い出してみてください。

ブラックジャックのマンガを思い返してみてください。

ここで超一流のスーパードクターは、『助けたい!自分が何としても!』という熱い想いや、つらさ、苦しさ、「なんでこの人がこんな目に…!」というやりきれなさを、【一旦、横へ置く】のです。

そして、『淡々と』…、まるで冷たく見えるほど淡々と、自分のなすべき事を行なっていくんですよね。

まるで精密なロボットのように、まさに『淡々と』ブレのない行動をするのです。

一緒にチームで手術を行なう他の医師や看護師に、的確な指示を出します。

間違っても、オロオロと取り乱しながら「メ…メス…っ!メス持ってこい~!オラぁ~早くしろ~!」などと、怒鳴ったりはしません。

また、いつまでも泣きながら、涙をボロボロこぼしながら、よく見えない目と震える手つきで作業したりなど、決してしないんですよね。

必要な事以外のムダ口も叩きません。

スーパードクターの意識は非常にクリアで、目の前のやるべき事に集中していますが、決して『がむしゃら』とか『一心不乱』、『必死』という雰囲気ではありません。

むしろその逆で、『落ち着き』『冷静』『ムダのなさ』を感じさせるはずです。

ひとたび手術を開始したらもう、『結果』に意識は向いていないのです。

意識はただひたすら、『今』、この一点に向いています。

こうして、『今』の時間感覚がどんどん狭まり、ますます『今この瞬間』にとどまるようになるにつれ、ドクターの意識は独特の感覚になっていきます。

作業をしている自分(の分身?)を、もう一人が一歩下がって見ているような…、けれどももちろん、前に居る分身と自分とは一身同体のような、不思議な感覚です。

自分の『眼球』でものを見て、一生懸命に『意識集中』しながら作業を進める自分。

けれども同時に、もっと目の奥のほう…眼球よりもさらに5cmほど奥の『目芯(めしん)』の位置から、もう一人の自分が悠然と、何もせずに広い範囲を眺めているような感覚です。

この不思議なモードになると、目の前のものだけを見ていながら同時に、背後で作業をする他のメンバーの動きや息遣い、雰囲気もキャッチできる、というような感覚になります。

(そう!これが『覚醒状態』です。カンフーの達人の状態です。)

(意識は限りなく広がり、拡散していながら、同時にクリアです。)

 

心は、『無心』の状態です。

これは、感情を押し殺している状態とは、また少し違います。

何か大きなものに、事のなりゆきや流れを任せてゆだねているような、不安とは無縁の感覚です。

自分は、一連の大きな『何か』(状況?運命?)の中で、ただ成すべき作業を行なう『工場の中の工員』のようでもあり、ロボットのように淡々と作業をこなしつつ、同時に『工場長』でもあり、『工場そのもの』でもあるような、スムーズさを覚えます。

これはまるで、『目の前の状況と自分、時間と自分が一体化したような、不思議な一体感』なのです。

 

このモードに入り、しばらく作業を続けていると、今度は、「何も過不足はない」というような、【満ち足りた静けさ】の中に居る自分に気づきます。

「何で、うちの親がこんな目に!」というような、やりきれなさ。
(=過去、起こってしまった事への捉われ、執着心。)

それが消えています。

また、「もしも失敗したらどうしよう、何としても成功させなくては…!」というような、不安や恐れ、責任感、プレッシャー。
(=まだ起こっていない未来への捉われ、執着心。)

それも消えています。

『今ここ』のみが存在感を増し、現実だと感じられるのです。

『今』『今』『今』の連続…。

【大きな物事の流れ】がそこにあり、その流れの中に居る小さなピースである自分、周囲のチームスタッフ達、目の前に居る患者さん。

そればかりか、医療器具や部屋にある備品も含め、全てがまるでオーケストラのメンバーであるかのような、一体感です。

『個』であるはずの自分が、『大きな一つのうねりを作り出しているもの』でもあり、『ひとつの音楽のように流れるそのもの』でもあり、まさに『個 = 一体』というような。何とも表現しがたい身体感覚になります。

あなたは、気が付けば『おまかせ』の境地にいます。

ゆったりとした『おまかせ』の境地で、あなたは外科医としての人事を尽くすのです。

ムダなく、急がず、でもシャープに。

この心境で作業に当たると、『神業か?』と思うような事が行えます。

例えば、決して失敗の許されない、細かい作業の最中というのは、通常『意識集中』しながら「失敗しないように…絶対失敗しないように…」と思いつつ行なうほど、うまくいきません。

緊張しすぎて指先が小刻みに震え、皮肉なことに、手元が狂ってしまうからです。

それがミスの原因に繋がったりします。

けれども、『おまかせ』のモードに入ってしまえば、なぜか指先は震えません。

あなたは常に『気づいている状態』であり、『視野の広い状態』なのです。

『前方』を見ながら、同時に背後を含む『全体』を把握しています。

全身の細胞がとぎすまされ、背後で起こったちょっとした異変も察知します。

…これが、『覚醒状態』のなせるわざです。

物語はここまでです。

(この後、父親がどうなったのか? それはあなたが自由に想像をめぐらせて お気に入りのエンディングにして下さい♪)

レイキ療法は「覚醒状態」で行うこと

…話を『レイキ療法』に戻しますヨ。

レイキ療法と外科手術をいっしょくたにして語ると、不快に思われるかたもあるかも知れませんが、うまく行く原理は同じです。

手当て(=レイキ療法)を開始したら、『意識を、集中状態から覚醒状態へ移行する』。

これが、うまくいくコツなのです。

手当てを始めたら、そこから先は、「うまくいかなかったらどうしよう…」「私が何とかするんだ!」という心配や焦り、気負いを、思い切って【一旦、横へ置く】。

これがポイントなんですね。

また、「ああ、つらそう、痛いのかな…、ああ、代わってあげたい」という、優しさから来る同情心も、【手当ての間だけは、横へ置く】のです。

『意識集中状態』で手当てを行なうと、どうしてもついつい頭に『気』がのぼりやすく、なかなか心の動揺や不安定さ、気負い、必死さが消えてくれません。

だからこそ、意識して『気』を丹田や脚元まで下ろしましょう。

(気を丹田まで下ろすには、思考のスイッチをOFFにして、呼吸数を落としていきつつ、下腹に溜めたレイキ・エネルギーに意識を向けてみて下さい。)

(最初だけ下腹部に両手を当てると、初心者のかたでも難なく上手にできますヨ!)

★ここまでを、まとめます。

レイキの手当てを行なう時には『意識集中しないこと』がコツであり、「相手の状態を良くしてあげたい」「気の毒に、大変だろうな…」という優しさから来る同情心さえ無用です。

(このように、アチューンメント講座で教わります。)

すると、「何だか人間として冷たいんじゃ?」「ムリだよ…、しんどうそうな相手の事を 心配せずにはいられないよ…」と思うかたもいるかと思います。

また、特にあなたにとって大切な存在に向けてレイキ療法を行なう時や、相手が非常につらそうにしている時ほど、何かにすがり、拝みたいような気持ちになるものです。

「お願いします、何とか良くなってください…良くなってください…、どうかどうか、お願いします…!」という具合に『必死』になるのは、人として当然の心理だと思います。

それが人情というもの…。

けれども、そんな時こそ、スーパードクターを思い出して欲しいのです。

世界の一流と呼ばれるスーパードクターは、『拝みながら、涙ぐみながら、必死に、心配しながら』治療を行なったりはしないのです。

そんな事をしたら、手元が狂うからです。

余計に成功確率が下がるからです。

だから、『レイキ療法を行なう間だけ』、『必死』になったり『集中』するのではなく、スーパードクターモードでいってみようよ♪ と私は提案したいのです。

以上が、『冷静に、淡々と』やるほうがうまくいくみたいだよ、というお話でした。

いかがでしたか? これで『意識の集中は必要ない』という事が、どれほど重要なコツなのか、腹に落として頂けたのではないでしょうか♪

★最後につけたし

レイキ療法(手当て療法)は、もちろん心霊手術ではありません(笑)。

それに日本国内では、レイキ療法はリラクゼーションのためのみに使って下さい。

(日本では、医師法により、『医師や、国家資格を持つ治療家以外の者は診察、診断、治療を行なってはならない』と定められています。)

けれども海外を見回してみると、スーパードクター級の『レイキ療法家』は存在します。

(ただし彼らの祖国は、日本とは法律やお国事情が違います。)

(例えば新興国であるとか、戦争、内乱のため、最先端の医療器具や装置が揃っていなかったり、法律的にレイキ療法が正式な医療行為として認められている、など…。)

なお、欧米の先進国の大病院には、実際に外科医とパートナーシップを組んで治療を行なうドクター、…つまり『レイキ療法が行なえる(レイキ師範、レイキマスターの資格を持つ)ドクター』も多数存在します。

◆当協会では、『他者に向けたレイキ療法』(レイキヒーリング)を『アチューンメント講座』の【中級】で指導伝授しています。
(中級は、魔法使いチックな技法が色々出てきて、かなり面白いですよ!(^^♪)

・詳しくは…こちらを♪↓
https://www.japan-reiki.com/

今日はここまでです!

次回は、「あなたもしょっちゅうテレビで目にしている!覚醒状態ってこんな時♪」の具体例を。(例を知るほど、さらに「ああ~、なるほど、分かった!」と納得します。)

次回も読んでもらえると、嬉しいですよ~~vv

では今日も、あなたやあなたの大切な人にとって、いい日でありますように。

今日のまとめ

「スーパードクターモードで、執着心を横へ置き、淡々と手を当てよう。」

by 辻 耀子(つじようこ)