どうもです、辻耀子です。(^o^)
いかがお過ごしですか?
さて、今回も『インドでのレイキによる国際交流』レポートをお届けします。
手当て体験会で感じた庶民の苦しみ
今回の旅は、前にもお伝えした通り、私と副理事長の2人だけ。
『国境なきレイキ団』の『下見』をかねた旅。
現地では、(身分差別等、様々な問題により)仕事やお金が得られず、薬も買えず医者にも行けず、病に苦しむ人たちがいました。
深刻な病状の人もいます。
そんな彼らに向けて行なった、ホールでの手当て体験会。
身分を越えた、手当て療法の集まり。
スタートした後もどんどん人が増え、会場内は120名以上の満杯になりました。
硬くぎこちないムードで始まったのですが、神妙な面持ちのボランティア陣も、こわごわといった緊張ムードの手当てを受ける側も、時間と共に打ち解けてきました。
私も満杯になった人々の中に入り、ボランティアの人たちに手当てのコツを指導したり、痛みを訴えるかたに手当てを行ないました。
正直、重い症状の人に手を当てると、ものすごいヒビキです。
(※ヒビキとは、手のひらで感知する、相手の身体情報です。)
感情波動もビリビリきます。
虐げられてきたつらさ、不本意な人生へのやり場のない怒り、情けなさ、惨めさ…。
当時(2010年)のインドの田舎は、およそ100年前ぐらいの日本と同じような環境かも知れません。
(江戸末期~明治ぐらい?)
身分差別や明らかな貧富の差があり、恋愛結婚が出来る率は限りなく低く、結婚したら一族から長男出産を要求されるプレッシャー。
男尊女卑、外出の自由のなさ、職業選択の自由がなく、(時には仕事に就く自由がなく)さまざまなしがらみがある状況…。
それから、インド独特(?)の症状もありました。
それはリウマチに似ています。
女性ばかりか男性も幼い子供も、多くの人が足関節の激しい痛みを訴えてきます。(結局、何と言う病名なのかが分かりませんでした。)
私が普段行っているレイキ療法のやり方
ところで私が誰かに手当てを行なう時には、効果を出すために、ある事を心がけています。
それは、ヒビキや感情波動を読み取った後、出来るだけそのかたの症状にフォーカスしないという事です。
今から、私が普段行なっている『レイキ療法』(=手当て)のやりかたを書いてみますね。
(よければ参考にして下さい。こうすれば、非常に手当ての効果が高まり、短時間で結果を出しやすくなります…!)
私の場合は、まずヒビキを感じ取った後、イメージを使ってどんどん相手の身体の中へと分け入っていく感じで行なっています。
これはちょうど、他人のおうちを訪問する時の感覚に近いです。
「どうも、(ドアをコンコンとノックするような気持ちで)こんにちは…、お邪魔します」
こんな感じで、イメージを使って体の中へと入らせてもらうのです。
そして、ヒビキの箇所を(イメージの中で)見学します。
それから、その不調和な波動の荒々しさに捉われないで、どんどん奥へ奥へと入っていきます。(ふすまをどんどん開けながら進んでいく感じです。)
(※決して、治してあげようとか何とか楽にしてあげたいという気持ちを持たないように注意し、エゴを自制しながら謙虚な気持ちを心がけつつ進みます。)
やがて相手のエネルギーの核が現れるので、その波動だけをキャッチします。
最奥層は、非常に微細でキラキラと美しいきらめきで、その輝きと波動の心地よさにうっとりしてしまうほどです。
核は、そのかた本来の生まれ持った個性を持って輝いています。
色も波動もさまざまで、人によってはシャープで強く、人によってはほんわか優しく…。
あとはその波動を味わい、堪能します。核の持つクリアな高い波動と自分自身の意識をチューニング(波長合わせ)するのです。
そうすると、共鳴・共震が起こり始めます。
(うまく言いにくいですが、相手の核の部分とイメージの中で接触するような感じです。)
これが始まったら、ものすごく心地いい至福が私を襲います。
あとはもう、徹底的に自分の頭頂からレイキの流れを感じ、自分の体内に取り入れ続けるだけです。自分の全身が白い光を帯び、白い波動を放射し始めます。
つながり、共鳴している相手には、微細な振動と共に私の手を通じて、どんどんレイキが伝わっていきます。
私が自分の心を限りなく静め、呼吸数を落としていくごとに、レイキの濃度は上がり、相手の核と自分の核とが融合し、境目がなくなっていきます。
そうしたら、ひたすらによろこびを感じつつ、“レイキ温泉”に浸ります。
私の場合、相手にレイキを送っている(流している)という感覚はあまり持たずに行なっています。
(初心者の頃は「流している感覚」を持っていましたが、今は響き合う感覚です。)
まとめると、
訪問する
⇒相手の奥の核まで辿り着く
⇒繋がる
⇒融合する
⇒身体の境目が消える
⇒頭頂からレイキを受け取る事に集中する
⇒自分の体内のレイキ純度がどんどん上がる
⇒共震している相手の核のレイキ純度もどんどん上がる
⇒相手の全身まで共震が広がる
⇒これがうまく行くと、やがて相手が『本来あるべき状態』へと調整される。
(=不具合が調整され、施術の結果が出る)
…こんな感じのプロセスです。
(※一番の難関は、手当て中、痛みや苦しみをヒビキとして受け取っていながら、ヒビキに意識を引っ張られないように気持ちをコントロールするプロセスです。
この技能は正直、一朝一夕では会得できません。でも心配は不要です。練習しているうちに必ず誰もが会得できます!)
「巨大レイキ温泉」の癒しの力
こうして、私は順番に手当てをしていきました。
もちろん、私よりも先に始めた副理事長やナーズさんも、継続して一人ずつに手当てを行なっています。
気がつけば会場内は、何とも言えない心地よさに包まれていました。
痛みやつらさ、緊張感やぎこちなさ以上に、心地よくゆったりとした軽やかな波動が勝り始め、それが会場全体を覆いだしたのです…!
こうなると、一つの巨大なレイキ温泉の誕生です。
まったりゆったり、白く優しいエネルギーが会場内をすっぽりと覆い、まるで全員が大きなお風呂の中で「ふ~」と気持ちよくくつろいでいるような状態が出来上がります。
(この『レイキ温泉』の感じは、大人数でレイキ療法を行なう場に2時間以上居ると、体験できるかも知れません。)
会場の上空はカスミがかかったような状態になり、レイキの濃度が強くなっていました。
やがて、会場内に笑顔が溢れ出しました。
あれほど痛みやつらさを訴えていた人たちが、笑っています。
…という事は、『痛みを忘れている(感じていない)状態だ』という事です…!
(痛みに苦しんでいたら、笑いたくても眉の力が抜けませんものね…!)
ボランティア陣にも、笑顔が漏れ出しました。
レイキエネルギーの共鳴・共震がどんどん起こっています。
まるで巨大な上昇気流の中にみんなが納まっている感じです。
みんながいい流れに乗り始めました。
この状態になると、もう、会場の中に『癒し手』は誰もいなくなります。
強いて言えば、『癒し手』はレイキエネルギーそのものだけです。
その場にいる全員は、(もちろん私や岩崎、ナーズさんを含め)レイキ温泉に浸かって癒されている側になります。
この状態の完成を見ながら、私は心底感激していました。
ある夫婦から受けた不妊治療のご相談
そんな時、一人の若い女性が、私の服の袖を引っ張ってきました。
「ちょっと相談があります…」
ボランティア陣の一人ですが、かしこまった様子です。
そして、私の耳元に手を当てると、内緒話をしてきました。
「実は、私は結婚して数年経ちますが、子供がまだ授からないのです。私の子宮に何か問題があるのでしょうか?調べてもらえませんか?」
私は言われた通り、彼女の下腹に手を当て、ヒビキをチェックしました。
…ですが、特に気になるような嫌なヒビキは一切ありません。気の巡りも順調です。
辻 :「…私がヒビキを見たところでは、特に問題なさそうです」
女性:「そうですか。実は病院に行っても、問題ないと言われます」
辻 :「悩む気持ちも分かりますが、元気出してください。ねっ!」
女性:(にこっと微笑み、去っていく)
その後、女性は一人の若い男性を連れて戻ってきました。
辻 :「だ、誰ですかっ」
女性:「実は彼、私の夫です」
辻 :「そうなんだ!!来てたんですね?」
男性:「あの~…、お願いが…(私の横へ座る)」
辻 :「は、はいっ」
男性:「僕も早く子供が欲しいと思い、最善を尽くしているんですが…。そこでお願いです、僕のほうに問題があるかどうか、ちょっと調べてもらえないですか?」
辻 :「!!!!????」
もちろん、「い、いやぁさすがにそれはカンベンして下さいっ!」とお断りしました(笑)。
男性もしきりにうなじに手をやりながら、ものすごく恥ずかしそうでした。
女性のほうは必死の様子で、「ダメですか?どうしても?」と懇願してきました。
その様子を見ながら、「これはもちろんギャグじゃないんだな」と確信すると同時に、こちらで子供が出来ないというのは、日本の比じゃないほど深刻な問題なのだな、という事をしみじみと悟った私だったのでした。
(次回に続きます。次回もますますビックリ仰天な事が…!)
今回も長いのに、最後まで読んで下さり嬉しかったです。
あなたの応援、心より感謝致します♪ 大好きですよ!
追記:海外で医師免許を取得した話
(2010年当時のメルマガより抜粋)
今日は、ちょっとニュースがあるのですっ。(私事なのですが!)
聞いて下さい、実は私、海外で医師免許を取得できました!
今、まだ実感が沸かなくて、ちょっと怖いです。
(ドクターという言葉と責任の重さに、みぞおちがスースーします(汗)。)
とは言え、海外免許なので、日本国内でこれから開業医をするわけではなく、私の本業はこれからも会社経営や心理分析士なんですが…。
でもこれで、何と言っても海外でのNGO的な医療ボランティア活動を始め、レイキの海外貢献もやりやすくなります。
今後の、『国境なきレイキ団』の活動も!(^o^)
やった~!本当に嬉しいです。
それにしても人生とは奇なり…。
まさか自分がこの人生で、医師を名乗ることになろうとは、です。
(きっと、20歳頃の自分が今の人生を見たら仰天するでしょう。)
でも、こうなったきっかけを考えてみると、やっぱり自分が15年前、
大病から生還した事がスタート地点です。
あの頃は精神的にも本当に人生がきつくて、悲惨でした。
ツイてない事の連続で、損ばかりの人生にため息ばかりついていました。
大病を宣告された時も、正直「これでやっとつらい人生が終わる、楽になれる」という気持ちのほうが強かったものです。
でも、あの事がなければ私はその後、医療の仕事に携わる事もなかっただろうし、レイキも学ばなかっただろうし、心理分析やカウンセリングの仕事にも就かなかったです。
それだけは、間違いないです。
25歳の頃から闘病生活を送っていた3年間。
同じく闘病生活を送る人たちと、友達になりました。
彼らは私を精神的に勇気付け、支えてくれました。
そして、彼らの多くは、もう亡くなりました。
今回の医師免許取得で、まっさきに思い浮かんだのは、病死した友人達の顔でした。
イメージの中の彼らは、大きな口を開けて爽快に笑ってくれています。
私は今、彼らのバトンを受け取った者として、「せっかくの人生なのだから、やれる事を全部体験してやろう!」という気持ちです。
正直ドキドキします。怖くもあります。
けれども、自分の人生は自分で楽しくしなきゃ!ネ。
…最後まで読んで下さり、有難うございました。(^o^)
「国境なきレイキ団。ビックリ体験の連続の旅は続く…!」
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by; 辻 耀子 (NPO日本レイキ協会)