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Q:「レイキ療法を行なったけれども、相手から やっても無駄、信じないと言われ、どうすれば?」

こんにちは!NPO法人 日本レイキ協会・理事長の辻 耀子(つじようこ)です。

いかがお過ごしですか?

今回は、当協会・受講生さんの『質問グループ』でのやりとりを、ご紹介させて頂きます。

「レイキを信じてないし、症状も変わらないので、やっても無駄。薬しか信じない」と言われたら?

それは、札幌での上級受講生の女性・Mさんからのご相談でした。

このMさんは、ある知人のかたに遠隔ヒーリングをおこなって差し上げていました。

繊維筋痛症のかたです。

他の受講生さんも協力して下さっていて、みんなで遠隔ヒーリングをしていたのですが…。

ある日、「(私はレイキを)信じてないし、症状も全く変わらないので、やっても無駄。薬しか信じない」という厳しい返事があり、へこんでおられたのです。

ちなみに、あなたはこんな経験、ありませんか?

あるいは、「レイキ療法を誰かに対して行なって差し上げた時に、嫌がられたり、全然効果がなかったと言われたらどうしよう…」と不安になった事はありませんか?

(怖くてなかなか人に言えない…という事はありませんか?)

レイキに対する誤解? 伝え方の甘さかも?

以下、私からのMさんへの返答です。

A:もしもその知人のかたが、めっちゃ性格がひねくれていて、感謝がない人で、『Mさんとの間に信頼関係がまったくない』という理由ではないならば。

その上で、その言葉を言ったのだとすれば…。

Mさん、ぶっちゃけ「レイキの作用」についてちょいと誤解しているか、伝え方が甘かったかも? と思いました。

(だから、相手のかたに誤解させてしまってるかも?)と思いました~。

そこで今一度、『レイキで症状が緩和するメカニズム』について書いてみますネ。

治すのはレイキヒーラーではなく、ヒーリングを受ける人の中にある「自然治癒力」

★『レイキは、相手の身体に内在する自然治癒力を、再び円滑・活発にするための作用がある』

(※自然治癒力とは、病気やけがをした時に、たとえ放っておいても自然に治る力の事です。我々の身体には、『自分で治す力』が備わっているのです。)

…この自然治癒力を、よりベターな状態へと引き上げるのが、我々『レイキヒーラー』の役割ですよね。

つまり、あくまでも、治る(治す)のは、『レイキヒーラー』ではなく、『ヒーリングを受ける側の人の体内に備わっている、自然治癒力』なんですよね。

しかし、慢性的な疾患のかたは、自然治癒力がサビついているか、気の流れがあまりにも滞っており、簡単に「自然治癒力」が活発に動いてくれません。

そうすると、「その人の身体が自然に治る作用」が起こりにくいんですね。

で。この知人の方が、「(私はレイキを)信じてないし、症状も全く変わらないので、やっても無駄。薬しか信じない」と言ってこられたわけですが…。

ということは、私が推測するに、つまり、このメカニズムが相手にそもそも伝わっていないかも?という事なんです。

一般的な治療や投薬の場合、『医師や治療家が治す』んですよね。

だから、その医師や治療家の『腕前』が、治療結果に作用します。

レイキ療法の場合は違います。

『ヒーラーが…つまりMさんが、Mさんの力でそのかたを治すのではない』わけです。

だから、クライアントさんの『自然治癒力』があまりにもサビついていると、エンストを起こした自動車やバイクと同じで、スターターを回してあげても、すぐにエンジンがストップしてしまうのです。

しかし、このメカニズムが、そのかたに理解されていないと感じたのです。

そうすると、ハッキリとしたいい効果が出なかった時に、「あなたにやってもらっても効果がない。つまりあなたの能力を信じません。あなたが使う不思議な怪しいエネルギーと自分とは関係ないです」というリアクションもあり得る…と思ったのですよ。

つまりそのかたは、おそらく「Mさんがレイキという不思議なヒーリング(超能力?)の達人であり、治してもらえる」という前提ではなかったのでしょうか?

もしもそうだった場合、少し痛みが取れた程度では感謝してもらいにくいでしょう。

ある日ミラクルのように、その人の症状そのものが消えてしまえば別ですが、それが行ならない限り、感謝されないだろうし、信じてももらえないかも?と私は推察しました。

ところで。レイキを信じられない気持ちは、私も昔そうだったので、よく分かるのです。

(私も最初、レイキの理解を間違えていたので。)

が、今は違います。

今の私は、こう考えます。

レイキエネルギーを信じない…、それは「私は自分の心臓が動いてる事や、心臓を動かしている力の作用を信じない」と言ってるのと同じ事だと。

遠隔ヒーリングの時間を「その知人のかたと共有する、心地よくて大切な時間」として味わいましょう♪

最後に、Mさんに確認です。

そのかたが大切ですか?

そのかたがどんな状態、心境であれ、そのかたの存在が大切ですか。

もしもそうならば、遠隔ヒーリングを続けて差し上げて欲しいのです。
(ご本人の許可を取らなくてもいいので、そーっと。)

そしてひとたび「遠隔ヒーリングの手順を踏んだならば、ヒーリング中は(その時間だけは)そのかたの症状や遠隔ヒーリングの効果を横へ置きましょう。

「よくなってもらいたい…!」という想いは愛情ですが、それを、ヒーリングの最中だけ、横へ。

で、代わりにやってほしい事があるのです。

遠隔ヒーリングを行なうその時間を「その知人のかたと(距離を超えて)共有する、心地よくて大切な時間」として味わいましょう♪

゛心地いいなぁ…
あなたと出会えてよかった…。

あなたがいてくれて嬉しいな…。“

こんな風に、深い呼吸とともに、その人の存在と心地よさをゆったりと味わうひとときにしましょう。

でも、もしも「今日はとてもそんな気分になれない…」「それどころじゃない、私のほうが今日はしんどい」という日は、遠隔ヒーリングを行わなくていいんですよ。

自分自身の心に、毎回、毎回、しっかり自問自答してみてくださいナ♪

…そのかたは、これからも症状が消えないかも知れません。

けれどもそこは、そのかたの人生と、その方の身体(=自然治癒力)が担っている管轄です。

だからそのかたの「身体」(=症状)じゃなく「ご存在そのもの」に意識の焦点を合わせて下さい。

症状は、今日そのかたが着ている『洋服』のようなものと捉えて下さい。

その人の存在(=本質、たましい)は、病気ではありません。病気になりようがありません。

世界にたったひとりの、そのかたです。

そのかたの『存在そのもの」と、としっかり繋がるイメージで、快適さを味わう事を選択しながら、遠隔ヒーリングを行なってみてください。

短時間でもいいので、繰り返し遠隔ヒーリングしましょう!

今日の内容が必要だったかたへ。

慢性疾患のかたへのレイキは、直接的な手当てもいいのですが、同時にこまめにちょこちょこ、何回も、遠隔ヒーリングを繰り返してさしあげると効果的です。

時間は、短時間でいいのです。

例えば朝・昼・晩、5分ずつでも。(慣れてくれば、もっと短い時間でも効果があります。)

あなたと、あなたの大切な人が、どうぞこの後も穏やかなひとときを過ごせますように…。

応援を込めて…。